【ザリガニの鳴くところ】 2022年 米
 【Where the Crawdads Sing】

個人的評価:★★★☆☆
   
【あらすじ】
1969年、ノースカロライナ州の湿地帯の鉄塔の下で町の有名人チェイスが死んでいるのが見つかる。付き合っていた湿地帯に一人で住んでいるカイアが容疑者となり逮捕される。進む裁判のなかでカイアの生い立ちが明らかになっていく・・

【感想】
面白かったですね、湿地帯で暮らすある家族、父親の暴力で家を出た母、同じく町の外へと出ていく兄と姉。父親と二人で暮らす少女カイア・・・やがて父親もいなくなり一人で生き抜いていく・・この辺の回想シーンが湿地帯の静かな風景をバックに描かれてなんか心が癒されます。

そういった生い立ちからやがて兄の友人テイトと恋に落ちたり、そのテイトを失った心の隙にチェイスが近寄ってきたりとカイアを取り巻く状況の変化もきちんと描かれます。

ひとり暮らしですが境遇を知っている町の人たちはとてもやさしく、裁判も引退した弁護士が立ち上がってくれたりと優しい気持ちになります。

最終的にはカイアが殺したのか事故なのかの裁判が映画の中心となるサスペンスですが、カイアの生い立ちから現在まで見せることで裁判の判決がどうなるのかとても気になってしまいます。

原作はかなり長い小説で日本でも本屋大賞をとるくらい評判の本のようですね、本屋によったら目についたので思わず買ってしまいました。


 → 読む時間あるかな・・

もちろん裁判の結果は書きませんが、最後まで目が離せない展開でしたね。私の見る映画にしては血なまぐさいところも派手なアクションも一切ありませんがいい映画を観たなと思った1本です。

 

 

 

 




個人的価の尺度

☆☆☆☆☆:クソ映画・・ゴミ
★☆☆☆☆:時間の無駄映画
★★☆☆☆:面白くないが観れる
★★★☆☆:普通に面白い
★★★★☆:観てよかった、面白い!
★★★★★:私史上最高の映画の一つ!