母のお別れ会から10日がたち
わたしも疲れがたまっていたのか
のんびりとした毎日を送っています
3回の食事はしっかり作って
皆でもりもり食べて、後片付けをして
掃除、洗濯、お風呂・・・
と最低限のことをしただけで
くったり疲れて夜はぽにょと一緒に就寝
昼間もごろごろして一日10時間以上は
寝ているかも。
普段の睡眠時間の倍くらい
さすがに寝すぎで腰が痛くなってきた
毎朝、元気いっぱいのぽにょに起こされると
腰のマッサージをしてもらいます。
ちいさな手がぷにぷに動いて
これが気持ちよくて幸せ
母の自宅療養中はヘルパーさんが
一日2回訪問されていました。
何人か入れ替わりでしたが
訪問ノートで連絡事項の
申し送りをされていたようです。
「今日は○○を食べられました。」
「痛いとおっしゃります。」
「笑顔がみられました。」
などなどノートのコメントを読んでいると
涙がぽろぽろこぼれてしまいます。
ヘルパーさんは仕事とはいえ
療養中の母に寄り添い
母だけでなく父や家族へも
元気をくれました。
ヘルパーさんも家族同然でした。
どんどん病気の悪化する母を
身近で見るのもどれだけ辛かったか。
お別れ会にはたくさんのヘルパーさんに
来て頂きました。
一番頻繁に入っていただいたヘルパーのIさんは
お別れ会に一人でみえて15分程待って
母と父とIさんだけになった時に
「うぉ~」
と泣き崩れたそうです。
わたしはちょうど友人の対応をしていて
Iさんとは別れ際に挨拶をした程度でしたが
父から初めてその話を聞きました。
父はIさんに
「戦友だったもんね」
と言って一緒に泣いたそうです。
毎日家に来て母のお世話をして
辛いことも父と共感しあい
支えてくれたヘルパーさん。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そんな話をしながらメソメソしていると
またまたぽにょがやってきて
ぽにょ「おかあさんどうしたのぉ?」
と顔を覗き込んできます。
子どもはお母さんを助けるために生まれてくる
という話を聞きますが
今回のことでそれを実感しました
食事も、一人だったら適当になってしまいそうだけど
ぽにょに食べさせるために、父に食べさせるために
美味しくて栄養のあるものを作ってあげようと
思えるものです。
父が押入れの整理をしていて
母の昔のノートを見つけました。
わたしが2歳の時からの母の日記で
子育てのことや舅や姑とのこと
食日記、購入した絵本のタイトルなどなど。
今のわたしと年齢がほとんど変わらない母の
等身大の姿がそこにはありました。
わたしが生後5ヶ月からトイレでウンチをしていたこと。
わたしが「イヤイヤ」もなく「ウンウン」で育ったこと。
4人目にして自然育児に目覚めた母は
かなり集中して育児に取り組んでいたようです。
時間を忘れて読みふけってしまいました。
4歳のわたしとの交換日記もあったので転載します。
うちのおかあさんがしんじゃったら
どうしようかとかんがえています。
それでようちえんわつまらないし
ぜんぜんおもしろくないからなんです。
おわり
いつもしんぱいかけてごめんなさいね。
おかあさんは、くるまにのるときに
じこにあわないようにきをつけています。
やいこさんにしんぱいをかけないように
がんばります。
やいこちゃんもがんばってね。
かあさんより
もしもしおかあさんやいこも
こうつうじこをしないできをつけます。
わたしが年中になってすぐに
母が1ヶ月ほど寝込みました。
わたしは自分で髪の毛を結んで
スクールバスに乗って登園し
幼稚園から帰ると、母の食事を
お膳に乗せて運んでいました。
当時父のことはとても怖い存在で
母がいなくなると困ると切実に感じていました。
幼稚園は周りの友達が幼稚に感じて
物足りなかった気がします。
そんな背景からきっとこんな日記を書いたのだと
思います。
そんなエピソードを思い出したりしながら
父とあれこれおしゃべりしたり
時にはウルウルしたりしながら
ゆっくりと母の死を受け入れようとしている毎日です。
わたしはもともと7月22日から8月いっぱいまで帰省して
介護に専念する予定でした。
22日までに歯医者や教室などの予定を全部終わらせて
申し込んだ夏期講習も全部振り替えするつもりでした。
七田教室も8月は休室届けを提出済。
ところが母の容態が急変して
22日を前に亡くなってしまったことは本当に残念でした。
とはいえ、8月いっぱいは基本的には
何の予定も入れていません。
ついついお誘いのメールが入ってくると
いつもの癖でがっちり予定を入れてしまいそうに
なるんだけれどしばらくはガマンガマン。
きっと忙しくしていれば気持ちは紛れるとは思うけど
こうやってゆっくり母の死を悼むことができるもの
今しかできない幸せなことかと思います。
仕事してたらそんなわけにはいかないし。
8月いっぱいは心と体を休ませる
お休み期間中にしようと思います。
明日からは一時期自宅に戻ります
気分転換に父も一緒に連れて行くので
観光にでも出掛けようかな