今晩は。都内でピアノ講師をしています HayaMiです♪
ブログをお読み下さり 有難うございます😊
私の大人の生徒さんの中には、中上級の生徒さんも数名いらっしゃいます。
モーツァルトのトルコ行進曲、ショパンの
雨だれの前奏曲、シューマン=リストの献呈など。
一筋縄では行かず、
私も「頑張って勉強しないと🔥」と毎回
レッスンに臨んでいます。
このような生徒さんのレッスンは、
こちらが「教える」よりも、
生徒さん自身が“音楽を探求する力”を育てることが大切だな、と感じます。
そのために、指導者としてこちらが
♪意識したい3つの視点♪
を挙げてみます。
🎵 1.「答え」ではなく「問い」を返す
上級者の方ほど、正解を与えるよりも
考えのきっかけをお伝えするほうが、生徒さんの演奏がより良くなっていくと感じます。
たとえば、
「ここはもっとこんな風に表現してみましょう♪」ではなく、
「この和声の変化、どんな風にに感じますか?」
「この休符、どのくらいの呼吸にしたい?」
などの問いかけによって、生徒さんは
“自分の中の音楽”と向き合いはじめます。
講師は、「答えを出す人」ではなく
「思考を引き出す伴走者」になります。
🎶 2.構造を言語化するサポートをする
上級者の方でも、
音楽を「感覚」で理解していることが多いものです。
そこで大切なのが、
言語化による構造の整理。
「ここは属調への転調だから緊張が生まれますね」
「フレーズの重心は3小節目にありますね」
など、
このように、感覚の裏側にある
理論的な構造を言葉で支えることで、
演奏が説得力を持ち、安定して、再現性が高まります。
💫 3.“成長”より“探求”を評価する
どんな曲でもそうですが、上級の曲になると、やればやるほど、曲の完成に終わりはないと感じます。
発表会やグレードなど、目標になる時期があれば別ですが。
仕上げる段階では、生徒さんが今回この曲を
「どれだけ音楽を探求できたか」を見ることが大切だ、と思います。
生徒さんが
「なぜこのテンポなのか?」
「なぜこのように弾きたいのか?」
を自分の言葉で語れたとき、
それは大きな成長の証となります。
小さな変化や新しい発見を、
一緒に味わいながら認めて
レッスンを進めていくと、
練習の質もどんどん深まっていきます✨
上級者の方のレッスンでは、知識や技術を積み重ねる場というより、
♪音楽という大きな地図を、一緒に歩く時間♪
講師がすべてを導き照らす光になるのではなく、
生徒さんの中にある光を引き出す✨
そんな指導ができたら素敵ですね😊
最後までお付き合い頂きまして、有難うございました。