「上手く弾けないな🤔」
と感じたとき、
その裏には、たくさんの小さな
“出来ること”が隠れています✨
ピアノの練習は、ただ繰り返すだけではなく、
“分けて見つめる”ことで、
ぐっと近道になることがあります。
「課題を細分化して わかりやすく伝えること」 をタスクアナリシスとも言います。
今日は、
🎹ピアノ練習の
《タスクアナリシス》🎹
つまり“練習の分け方”について、少しお話したいと思います。
🌿細分化して練習をする🌿
そんな時には
課題をいくつかの工程やスキル、必要な概念に分けることが必要です。
「テーブルを拭く」
「テーブルを拭く」という動作を
細分化してみると、
【目標・目的】
⭐️テーブルの上を清潔にする⭐️
① 準備の段階
1. いつ拭くのかを知る(食事の前と後)
2. 布巾を取りに行く
3. 布巾を水でぬらす
4. 布巾をしぼる(しぼる練習が別に必要な場合あり)
5. テーブルの前に行く
② 拭く動作の段階
6. テーブルの端に布巾を置く
7. 一方向に動かす。
(右から左、または左から右とまっすぐ横に動かす。端まで行ったら、少し段落ちさせ、反対方向に横まっすぐ動かす。最後は集めた汚れを落とさないようにする)
8. 食べこぼしや汚れを見つけたら、もう一度拭く
9. 拭き終わったら、汚れが残っていないか確認する
③ 片付けの段階
11. 布巾を洗う
12.水気を しぼって広げる
13.決まった場所にかける
14. 「終わりました」と伝える
まだまだ細分化しようと思えば細かく出来ますが、単純に思える動作もこれだけ細かく分けることが出来るのです。
これをピアノに置き換えて、
生徒さんの課題、状況や今の能力に合わせて
いかに的確に細分化できるか?がミソです!
🎹 ピアノレッスンにおけるタスクアナリシスの進め方🎹
① 目標・目的(ゴール)を決める
② 行動を細かく分ける
③生徒が1人でできるように、ステップを小さく刻んで、成功体験を積ませて
目標達成に導く!
🧩 教師が気をつけるポイント
生徒のつまずきポイントを観察する
例:「ドの位置がわからない」「指の番号が混乱する」など。
どのステップで助けが必要かを見極める → そこに視覚的・身体的なサポート(色・指番号・手の誘導)を入れる。
成功体験を積ませる → 1ステップごとに「できたね!」と確認してから次に進む。
そして、成功体験を重ねるために「ここまでできたね」と部分強化を行う
動作を小さく分けて「できた!」を積み重ねていくことが大切です。