今晩は。都内でピアノ講師をしていますHayaMiです。
ブログを見て下さり有難うございます😊
前回は、私の中にある、ピアノ指導をしていて出会った、印象に残る言葉をお伝えしましたが、もう1つ、同じように印象深い言葉をお話したいと思います。
こちらも、もうかなり前のことですが、
勤務する音楽教室で、
「花いっぱいキャンペーン🌸」と題して、
レッスン室に鉢植えの花を置く試みがありました。
狭くて殺風景なレッスン室に花を飾り🌷、いらっしゃる生徒さんたちに、
そしてレッスンする私たちも、良い気持ちでレッスンして貰えたら♪、という配慮でした。
それに加えて、講師会議で司会の社員さんが、
「発案された社長がこうもおっしゃっていました〜」と、小話として話した言葉が、印象深く、今も私の中に留まっています。
「花を育てられない人は、ピアノを教えられないよ〜」
それを聞いて、私はドキッとしました。
なぜなら、私は何度も花を枯らしてきてるから…。
可愛い鉢植えを買っても、水をあげすぎたり、逆に忘れてしまったり…気づけば花と葉が落ちて土だけになり…
最初、社長の言葉は、ちょっと極端な話だなぁ💦 とも思いました。
でも、よく考えてみると、
ピアノの指導も、花を育てることと似ているのかもしれません🤔
〜 花を育てるように、音を育てる〜
「教える」ということは、 咲く力を信じて、待つこと。
花を育てるには、
🌱 毎日少しずつ様子を見て、
🌞 光や水、温度を感じ取りながら、
🌸 咲くまでの時間を信じて待つ心が必要です。
ピアノ指導もまったく同じで、
🎵 生徒一人ひとりの芽を見つけ、
🎵 その日の気持ちや成長の段階を感じ取りながら、
🎵 「咲くまでの時間」を急がず見守る姿勢が求められます。
音を育てるには、
人を育てる心が必要で、
人を育てるには、
命を大切に、
慈しむまなざしが要る。
という、指導の本質を突いた言葉だったのです!
「花を育てるように、生徒を育ててほしい✨」 「音を整える前に、心を育ててほしい✨」
お教室は、音を教える場所であり、 心を育てる温室 でもあります。
私たちは、そこに咲く一輪一輪の花を預かる庭師。 日々の声かけやまなざし、空気のやわらかさが、 生徒の中の“音の芽”をそっと育てています。
ですので、
この言葉を思い出すたびに、 私は「待つことの大切さ」を感じます。
レッスンで、すぐにできない生徒さんを見て、つい、もう少しこうしてほしい、と思うことがあります。
でも、花は自分のペースで咲くのですよね😌
焦らせず、比べず、ただ信じて待つ。
その時間の中で、 生徒の中の“音”も、そして自分の中の“音”も、 ゆっくりと育っているのだと思います。
「教えることは、学ぶこと。 育てることは、自分の心を育てること」
そう感じるようになってから、 レッスンの時間が、穏やかで、やさしいものになりました。
これからも、静かに、丁寧に花を育てるように、 音を育てていきたいと思います💞
生徒さんの音を育てながら、
私自身も、静かに成長していることを感じて。
最後までお付き合い下さり、有難うございました🙇
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