こんばんは。都内でピアノ講師をしていますHayaMiです。

ブログを見て下さり有難うございます😊

今日は
「ピアノを弾くと痛みが消える?!」というお話です。

ピアノを習うきっかけや目的は、皆様お一人おひとり、違った背景や思いがありますよね。

80代のCさんは、物腰の柔らかな男性の生徒さんです。

4年前に体験レッスンにいらして、それからのお付き合い。
ピアノは全くの初心者でいらっしゃいましたが、月2回のレッスンを真面目に、丁寧に取り組んで頂き、現在は左手を分散和音で弾くレパートリーも増えました♪


そんなCさんが、
ピアノを始められたきっかけが、
「奥様の思い」からでした。

Cさんは20年以上前に、帯状疱疹を患い、その時はまだ働き盛りで、体調不良を感じても、すぐには病院に行かなかったそう。結果、帯状疱疹が進行して、神経にダメージを与え、神経痛が残ってしまいました。

痛みがひどいときは、持続的に焼けるような痛み、針で刺されるような痛みをお感じになるそうで…
伺っただけでも痛く感じてしまいます😣💦


今まで鍼灸治療、温泉治療、電気治療、神経ブロック注射など、「効く」と聞いたものを、奥様と二人三脚で沢山されてきたそうです。

そして奥様は、

「痛みは【脳】で感じるから、ピアノを習うと、ピアノを弾く時間は脳がピアノに集中し、痛みを感じることが軽減されるのでは?」と、思われ、奥様が体験レッスンを申し込みされました。


ご主人様への愛ですね💞

Cさんは初めての体験レッスンの日、
「家内が勝手に申し込み、「行ってらっしゃい」と言われて、来た次第です🙇」
と仰ってました。

それから丸4年、こちらも様子を伺いながらレッスンさせて頂いてますが、

Cさんは痛みがある日も、
「レッスン中は痛みを感じません😌(ピアノを弾くのに必死です😅)」と仰って下さってます。


日常感じる痛みがすべて無くなるわけではないでしょうけれど、調べてみると実際、

「ピアノに集中している間は神経痛を感じにくい」という方は多いようです。

理由は、ピアノに集中すると、

① 「注意の転換」効果

痛みの感じ方は、脳がどこに意識を向けているかに強く左右されます。
ピアノ演奏中は、指の動き、音の響き、
表現や感情など、たくさんの要素に集中します。
この「注意が痛みから離れる」ことで、痛みの信号が脳に届きにくくなるのです。


② 「音楽による鎮痛効果」

研究では、音楽を聴いたり演奏したりすることで、

エンドルフィン(脳内の“自然の鎮痛物質”)が分泌される

ストレスホルモン(コルチゾール)が減る
ということが分かっています。
つまり、音楽そのものが痛みを和らげる力を持っているのです。


③ 「フロー(没入)」の状態

ピアノに夢中になって時間を忘れるような状態を「フロー」と呼びます。
この時、脳は“快”の状態にあり、痛みの知覚を一時的に抑制します。


このように、

「神経痛とピアノの不思議な関係」はあるのかも知れません。


本日も長くお付き合い頂き、有難うございました♪