長引く頸椎症になって以前のようにまともに働くことができなくなった。自分のせいでこの体になったのであれば諦めもつくが、交通事故や医療事故で今に至るのだから納得がいかない。

にもかかわらず、自転車による交通事故や医療事故などは今の法律は加害者に有利にできており、十分な補償を受けることができない。

せめて何かしら補償を受けることができれば体を休めることができるのだが、何もないので毎日痛みに耐えて働くしかない。自分のような親が財産残さなかった障害者認定されない障害者は働くしかない。


昨年の治療費は100万円を裕に超えている。うち半分以上は理学療法士によるリハビリなので医療費控除の対象にすらならなく、障害者認定もされないので障害者控除のもない。ここ数年で痛みを取り除くために使った治療費は600万円を超えており、3日に半日ほどは治療に時間を取られているが、劇的な効果が感じられない。しかしながら、やらないよりはマシか、もしかしたらそのうち良くなるのでないかと思うとやめるにやめられない。


これまで人一倍税金を払ってきたが見返りはまったくなく、それどころか高収入だったことから、いまの不幸に「ザマァ」みたいなことを言ってる人がいることを人づてに聞く。言ってる人もわざわざ伝えてくる人もくだらない人間だなと思うが、不自由な体の自分の惨めさに気持ちが負けそうになることがある。

日頃痛みに耐えて働いてるが、家族にも従業員や関係者にもその理解はなく、相変わらず金銭を求めてくる親、なんら協力してくれない専業主婦の嫁、以前通りボランティア活動を求めてくる各団体、すべてを投げ出したくなる。


今年も2日から仕事でリハビリに通う半休以外は休めておらず、この先GWまでは休みの見通しが経っていない。痛みが強くて体を休めたいが休めない。もう少し周囲が少しずつ協力してくれたら休めるのに、少しずつ甘えてくるからいつまで経っても休めない。

従業員の給料を上げてやりたくて創業以来仕事を断ったことはなかったが、先日から仕事を断ってる。ちなみに自分で言うのもなんだが、うちは年休140日以上あり1番下の20後半の女の子でも年収500は超えてるのでそこそこホワイト企業じゃないかな。ただし、経営者の自分は年休20日ほどで1人でやってたときから給料は上がっておらず、不調のときでも休むことができないので、自分自身にとっては超絶ブラックだ。


さすがに体に限界が来てる。今年は仕事を断りたいし、これ以上は受けきれないことを近頃は周囲にも伝えてるようにしている。にもかかわらず相変わらず仕事を受けて欲しいと依頼は絶えない。健康であればこんなありがたい話はないが、今は苦痛でしかない。苦痛でも自分にぶら下がってる扶養家族や従業員のことを考えると断ってばかりもいられない。


今年もまた確定申告の季節がやってくる。困ったときに見返りもないくせに、名目だけは相互扶助の税金を取られるかと思うと納得がいかないな。にしても、もう少しだけで良いから周囲が今の不調に理解を示してくれたな。アリで言えば自分はよく働く2割のさらに2割で、さらに言えば足がもげてるのに背中に他のアリが2匹ほど乗っかりながら大きな角砂糖を運んでるアリなんだろうな。