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人間万事塞翁が馬

楽して簡単に○○しちゃいましょう!

好きなことだけして、ハッピーに!

あなたの人生、楽しいことだらけ!

嫌なことはスルーしちゃおう!


このようなキャッチコピーの占い本
自己啓発セミナー、スピリチュアル講座が
流行っています。

私も、そういう人生に憧れます(笑)


そうなりたいです!(笑)




ただ、「楽して簡単」「好きなことだけ」
「ハッピー」「楽しい」
という言葉だけに魅力を感じて
飛びついてしまうのはどうでしょうか?



私の占いの根源は易の考え方です。

易の根本的概念は「陰と陽」です。

宇宙の根源でもありますし
天地大自然における森羅万象は、
全て「陰と陽」で表現され
また分類されています。

【 陽 】
天、太陽、光、晴れ、前、上、動、男、富、善、強

【 陰 】
地、月、 闇、 雨、 後、下、静、女、貧、悪、弱

「陰と陽」に、良い悪いはありません。
両方あるからこの世が成り立っていて
どちらが欠けても成り立ちません。


光があるから、影があり、男と女がいるから
子孫が繁栄し、晴れと雨の両方があるから
万物が育ち、貧があるから富の
ありがたさが分かり、悪があるから
善の尊さが分かる。


私達人間も、宇宙、自然界の一部です。
というか宇宙、自然そのものです。



その私達、人間だけが「陰と陽」の法則
関係から外れる事ができるのでしょうか?

私はできないと思います。


私達人間にも、(陽)良いことと
(陰)悪いことがあって当たり前。

「陽」の楽しいこと、楽ちんなこと
好きなこと、嬉しいことばかりの人生って
宇宙、自然の法則から見ると
とても不自然であることが分かると思います。



私のイーチンタロット講座でもお話しますが
好きなことわざに「人間万事塞翁が馬」というものがあります。
その語源になったお話しです。
※中国前漢時代の思想書「淮南子」のお話



【塞翁が馬】
昔、中国北方の砦近くに占いのできる老人が住んでいました。
ある日、この老人の馬が逃げて行方不明になりました。
近所の人は皆老人を慰めましたが老人は
「これはいずれ幸いになるだろう」と言いました。

数か月後、逃げた馬が駿馬を伴って再び老人の元に帰ってきました。
近所の人は皆老人に祝の言葉を言いましたが老人は
「これはいずれ災いになるだろう」と言いました。

老人の息子が、馬に乗って遊んでいたら落馬して足を大骨折しました。
近所の人は皆お見舞いに来ましたが老人は
「これはいずれ幸いになるだろう」と言いました。

一年後、突然隣国が攻めてきて戦争になりました。
村の若者は皆戦争に駆り出され戦死しましたが、この老人の息子だけは
足の骨折の為戦地に行かず生き残りました。



幸いが災いに、災いが幸いにもなる。
人間の幸、不幸、吉、凶はどちらもあり得るし、どちらも転換し、予測することができません。
だからこそ幸せな時に有頂天になることも愚かだし、不幸に嘆き悲しみすぎるのも愚かです。

良いことだけ、楽なことを前提に物事を進めようとすると、どうしてもひずみが起こります。

恋愛も、結婚も、人間関係も、仕事も、起業も、自分の都合の良いことばかりではうまくいきません。




「親の介護をしなきゃいけなくなりました。なんで私ってこうツイてないの?」

「満月に願いを込めてアファメーションしてるのに、彼氏ができません。やりかた間違ってます?」

「頑張ってイメージトレーニングしているのに、彼が嫁と別れてくれません。」

「引き寄せ実践しているのに、お客さんを引き寄せられません。どうしてでしょうか?」


…等(^_^;)


生きているといろんなことがありますし、想定外のことも起こります。
良いことだけしか見ず、努力や、現実を見ることができない人は、
考えてみれば当たり前のことに関しても大慌てし、極端に不安がります。




「陽」成功したければ、「陰」それに向かって努力する。

「陰」うまくいかなければ、「陽」深刻に落ち込みすぎず打開策を考える。

「陰」病になれば、「陽」良い医師に掛かる。


良いことも悪いこともひっくるめて自分の人生。
イメージ方や、引き寄せ方
色んなスピリチュアル方を実践するのも
良いですが、いざという時のと覚悟
心構え、備えを持っておくこともお忘れなく。



ちなみに
今の自分の状況はどうなのかな?
相手の状況はどうなのかな?
自分はどう努力すればいいのかな?
これは、このままやっていて良い方向にいくのかな?
信用できる誰かに話きいてほしいな。
背中押してほしいな。

という時に、占いを上手に利用すると状況打破の方法や、的を得た解決法が分かると思います。

自分に合った占い師をみつけておくのもいいことですよ。