私は神様とともに砂浜を歩いていた
振り返ると砂浜には二人分の足跡が残っていた
それはこれまでの私の人生の足跡であった
足跡をみていると
私の人生のさまざまな場面が走馬灯のように思い出された
よく見ると、これまでの私の人生の中で
足跡が一人分しかないときが何度もあることに気付いた
それは、私がつらく悲しい思いをしていた時期ばかりだった
ああ、あの時は信頼していた友達に裏切られたときだ
ああ、あの時は失恋して落胆していたときだ
ああ、あの時は事業で失敗をしたときだ
私は神様に尋ねた
神様、あなたはずっと一緒にいてくれるものと思っていました
しかし、私がもっとも辛かった時期には
一人分の足跡しか残っていません
あなたをもっとも必要としていたときに
どうして私をお見捨てになられたのですか
すると神様は答えておっしゃた
いとしい大切なわが子よ
私は愛するお前を決して見捨てたりはしない
おまえが苦しんでいたとき、一人分の足跡しかなかったのは
それはお前の足跡ではないんだよ
お前を背負って歩いた私の足跡なんだよ
マーガレット・F・パワーズ
![$ 東京中央バプテスト教会(足立区竹ノ塚) 副牧師、山内慎也のブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20100622/09/shinyayamauchi/79/5f/j/t02200165_0800060010603205170.jpg?caw=800)