今日は沖縄県にて開業する
骨格調整はーもにーにてインタビューすることができました。
開業した経緯、骨格調整を通してお客様に喜んでもらった出来事など、数回にかけてレポートいたします。骨格調整の開業に向け、多くの方に参考になればとインタビュー記事を報告していきたいと思います。

N氏
骨格調整はーもにー
[プロフィール]
20代男性 妻子有。沖縄県で骨格調整所を独立開業して1年。
それ以前は、同じ場所で骨格調整所支店、店長として勤務。数年の勤務の後に、師匠に認められて本店より独立。現在一人で骨格調整所を開業中。比嘉進弥とは、HSTiを通して7年の親交となる。人とのコミュニケーションには自分なりに自信があるとN氏。




とある日の平日の昼食時間。骨格調整所近くの沖縄そば屋にて一緒に食事をしました。12:30から13:30まで、13:30から午後の予約があるため時間がない中でのインタビューとなってしまいました。


進弥「今日は忙しい中時間をとってくださってありがとうございます。沖縄そばをたべながらだけど、さっそくよろしくお願いいたします。」


N氏『いえいえ、こちらこそよろしくです!』


進弥「まず骨格調整はーもにーとして独立開業して良かった?」


N氏『自分は好きなことにのめり込むタイプだから、独立開業して人の身体を良くしてあげることで、生きててよかったなぁーと思うくらいいつも幸せを感じているんですよ。』



進弥「生きててよかったと感じるくらいなんて、天職を掴んだね。そこまで喜びを表現できるって、きっとその基を感謝が支えているんだね。開業後と、開業以前の自分とに変化を感じる?」



N氏『独立開業して個人事業主となったことで、これまで以上に責任感が強くなったし、自営業として自分でリスクを負うことで勤め人の時以上に新しい体験を積んだと思うし、それがあったから人として強くなったと実感できている。それが変化したことかな。』



進弥「変化をする前に、自ら望んで自分の変化を受け入れたんだよね。その仕事が骨格調整だということだろうけど、骨格調整の仕事はどのくらい好きだったの?骨格調整士として、修行を積んで、その後独立となったけど不安感なんかなかったの?」」



N氏『以前つとめていた所では、シフト制での休日でも、営業中の仕事場に顔を出していたよ。そこで仕事場を見渡しながら、自分が開業したら、「あれをしてみたい、これをしてみたいとか」そうやっていろんなことを想像して、いつもワクワクしてた。自分はやりたいことをやり遂げる人生にしたかったから、好きなことにこの仕事にのめり込もうとずっと思ってた。そんなバカなタイプだったから不安感は何もなかった。やりたいことをやるだけだったよ。』



進弥「へぇ凄い!不安感なく突き進んでいたんだね。苦労という苦労をしてこなかったのかな?苦労があったとしたら、それを乗り越える術をもっていたんだよね。それがあるなら教えて欲しい。。」



N氏『苦労とかはまったくなかったわけではないけど、比嘉進先生から聞いた哲学を思い出し反芻しながら、苦労している自分をいつも励ましていたよ。今も自分にいろんな言葉を投げかけて自分を鼓舞するけど、今では、比嘉先生から教わった言葉なのか、自分が考えた言葉なのか、区別がつかなくなっているよ(笑)これって、比嘉先生の言葉と自分の言葉が同化してるってことだよね。今自分の思考の基準はHSTiで学んだ哲学だよ。』



進弥「哲学がエネルギー、そしてその明るさがやる気の源なんだね!骨格調整はーもにーのお客様へ伝えたいことは何ですか?」



N氏『体が痛かったり不調だったら、気落ちもするし、いつも以上に不機嫌になると思う。はーもにーにきて、骨格調整をしてもらうことによって、体も心もリフレッシュしてもらう。リフレッシュできたお客様が不機嫌もなおして、家に帰っていただく。笑顔になったお客様の家族が、その笑顔につられて笑顔になっていく。その笑顔の種を増やす工場として、はーもにーの存在があって欲しい。』



進弥「お客様の不機嫌をなおして、笑顔の種を作る(笑)なんかこちらまでにやけてくるね。」



N氏『それだけじゃないっすよ。笑顔が感染した家族以外にも、お客様がそれぞれ通う、職場や学校に行っても、笑顔の連鎖が繋がるんすよ。そこまで考えて骨格調整はーもにーを運営してます。そういう連鎖を作り出す「場所」にしたい。』



進弥「なるほど、ということはN氏の家庭はどうなの?」



N氏『骨格調整はーもにーのコンセプト同様、自分の家族がそのモデルケースにならないといけないと思ってる。だから自分も家庭に元気を与えるよう尽くして、同じエネルギーを仕事場に尽くして笑顔の連鎖を繋げてるよ。』



進弥「さすが、自分の家庭から笑顔となるよう家族サービスもぬかりなく実践しているんだね。じゃぁ、骨格調整はーもにーのお客様は、自然と元気がもらえるようになると思うけど、どういった症状を主に改善しているの?」



N氏『頭痛ですね。頭が痛いと笑顔にもなりにくいでしょ。不機嫌にもなりやすいでしょ。だから頭痛を抱えるお客様をしっかり調整してあげたい。おかげさまで、改善率も上がっているし、そういったお客様の予約もいっぱい。
口コミの影響で最近は頭痛を抱えるお客様の予約ばかりが増えているよ。それでしかも、頭痛の程度も重たいお客様が新規として増えている。
それでいつも頭を悩ませているというか、悩みというより、乗り越えるべき課題にいつも挑戦中です。』



進弥「頭痛のお客様は口コミで増えているんだね。やはり共通する悩みを抱える人たち同士で口コミも連鎖するんだね。お客様は年齢層はどういう感じ?」



N氏『年配のお客様60歳以上の割合は4割くらいかな。またお客様の4割はこのあたりの近所の人だね。これもここ一年のデータです。3年前にこの場所に骨格調整所としてオープンしたんだけど、開店し始めからしばらくは、この辺りのご近所さん以外の市町村からのお客様が多かったよ。
その方達も口コミで紹介いただくという感じだったんだけど、最近は様子が変わってきてて、この辺りに住む、ご近所のお客様が多くなってきている。足が悪くて、遠出できなくて、近場にあるはーもにーにきていただくという感じですね。
そんな感じで、お客様の住所の割合が、以前と変わってきたのは、新聞やタウン誌に広告を出すようになってからかな。広告を出すようになって、それを見てくれる近所の方達の認知度が上がっているんです。』


N氏『開業資金を工面するためお金の借り方はどうしたらいいのか、いろんな先輩方にアドバイスを求めたよ。それで商工会へ相談にいったほうがいいということだったので、商工会でいろんな手続きを教えてもらったけど、初めてのことだからぜんぜん慣れなかった。

事業計画書を作成するのに、商工会の指導があっても3ヶ月かかってしまって。売上推移の書き方を習って、1年後、3年後の売上予測をたてて事業計画書に書いてみたり、これまで納めた税金の納税証明書が必要だったり。

提出した事業計画書がうまく書けていなかったのかその内容が的を得てなくて再度書き換えを求められたりしょっちゅう書いては出直したりの繰り返しだった。

そして、商工会の助言を得た通りに借り入れ審査を申し込んだけど結局は審査が通らなくて別の方法を考えることにしたよ。直接銀行に出向いて借り入れの相談をさせてもらった。利率は、商工会を通した方が安かったけど、銀行で借り入れをお願いするしかほかなかったね。』



進弥「公庫の借り入れとか銀行以外のアテは検討しなかったの?」


N氏『公庫から借り入れに関しては何かあったときのために公庫の借り入れは、のちの局面で利用できるように今は控えた方がいい、という先輩の助言があったから公庫への申し込みは控えたね。利息も安いし、すぐに借りられるという仕組みのようだけど、自分は控えた。あのときは、銀行以外のアテは考えなかったね。』


進弥「開業するのに、必要としたお金はいくらだったの?」


N氏『このお店を買い取ってゆずってもらったことも含めて250万円くらい。自己資金ではなくて、ほとんど借りて工面したんだけど。』


進弥「これまで借りたお金というのは何ヶ月かけて支払いしていくのかな。」


N氏『8年だから96ヶ月です。』


進弥「8年というのは凄いね。普通は5年60ヶ月にするという意見が多く聞かれたけどということは,ひと月の経費は家賃光熱費交通費の固定経費以外プラス96ヶ月分のひと月分だね。」


N氏『よく分からないけど、多分そういう仕組みだと思う(笑)自分の事だけどよく分からんね。』


進弥「以前つとめていた骨格調整所が今と同じ場所で、その勤め先から個人の店舗として引き継いだんだよね。お客様は以前の店舗のお客様をそのまま、スライドする形で引き継いだって事は、N氏の実績もあるけど前店主のKさんも粋なはからいだったね。」


N氏『そうだねぇ。とっても感謝してるよ。その気持ち期待に応えるために頑張らないとっすね。』


進弥「看板、カウンター、壁紙、ソファーとか壁紙とかN氏が準備していったんだね。この細かな備品って総額いくらくらい?」


N氏『50万円くらいだったと思う。』


進弥「今の場所にした理由は何ですか?これには満足してる?」


N氏『場所は、宜野湾市で仕事をし始める前から強いあこがれがこの地域にあったよ。高速道路の出入り口もすぐ近くにあるし。ここにしたいというインスピレーションがあったんだけど根拠のない自信があって、ここの場所に惹かれてた。』


進弥「宜野湾市以外の候補地はどこがあったの?」



N氏『那覇市ですね。那覇市以外はとくにないです。I市とかT市とか、検討してみたけど、ある人から「地元の方以外の人は働きにくい」って噂を聞いたから候補地からはずしましたね。』


進弥「場所って重要だよね。過去、以前つとめた店舗の支店でU市でも骨格調整所を構えていたけど、あの場所では再出店は検討しないの?」



N氏『やっぱり出店するには地域性とか立地条件を充分検討した方がいいと思う。以前あった店は立地条件というより、地域のお客様になじんでもらえなかった。今後あの地域での出店は厳しいっすね。』



進弥「話は変わるけど、症例をもっといろいろ教えて欲しい。」


N氏『最近びっくりした症例。急にはーもにーに運ばれてきた90代のお婆さんがいたんだけど、膝をぶつけて歩けなくなったため、病院も営業していなかったことで「何とかして欲しい」ってきたんだけど、「骨折したかも」とか言いながら歩けない様子だったんですよ。

でもそのときこちらも他にお客様も居ていっぱいだったから、簡単な調整しかできなかったんだよね。打撲した箇所に器械を当てて、少しの時間の調整で帰っていただいたんだけど、帰る間際に二日後の予約をいれてくれてたんすよ。

そして二日後来院したとき、歩けなかったお婆さんが歩けるようになってたんすよね。「調整した日の翌日に歩けるようになった」って言ってくれて。自分としても、ちょっとしか調整できなかったから すぐに改善できるものではないと思っていたんで、結果が出てビックリしたよ。これは奇跡的な部類の症例ですよ。』


進弥「凄いね。こういう症例が自分のやりがいを逞しくするんだよね。このお婆さんもラッキーな方だと思うけど、普段の心持ちが奇跡的な結果を導いたのかな。」


N氏『ふふふ、そうだと思う。このお婆さんの身内の方もはーもにーに通ってくれる男性のお客様なんだけど、この男性がこのお婆さんが歩けなくなったことを聞いて、病院ではなく、ここに車で連れてきてくれた。お婆さん世話役の身内にも助けられたね。』


進弥「あぁそういう前後関係があるのね。なるほど、逆に愚痴が出やすいお客様にはどう対応しているの?」


N氏『足が悪くて歩くことも困難で愚痴が多いこれもまた90歳代のお婆さんがいたんですよ。「身体が痛いのはちゃんと調整してくれない先生のせい」とか自分に対しても文句が多かったから、このお婆さんのためにも気持ちを込めて愛でもって指導したんすね。

「おばあの身体の痛みは、僕が与えたモノではないよ。痛みをなおす力は僕が1割、残りの9割は自分の力でなおすんだよ。愚痴があれば、多いほど結果はよくならないよ。」

そんなこと言ったら、お婆さんも態度をガラリと替えてくれて、愛想よくなって言葉も優しくなったんすよ。そうするとビックリすることに痛みもよくなってくれて、その日から歩けるように。この方の症例も奇跡的なことなんだけど。最近、このお婆さん、この辺りの近所を杖をつきながらもよく散歩しているよ。』



進弥「心を込めて接して、奇跡を呼びこんだね。このお話しは記事にするけど、読んでくれる方にも貴重なエピソードだね。他に重い症状を抱える方の症例も聞かせて欲しいんだけど。。」


N氏『リウマチで70代女性のお客様で、関節、肘とか変形していて痛みがひどすぎて自分の顔さえも洗えないという状態の方がいたんだけど、その節々の変形した骨を骨格調整したあと、自分で自分の顔を洗えるようになったというお客様もいたよ。』


進弥「リウマチの症状は痛みが強いだろうし、ご本人は大変だよね。その方の痛みをやわらげることもできたというのは凄いね。まだ調整は継続中だろうけど、この先もぜひ頑張ってね。こういった症例に私もが励まされている感じです。やりがいを感じていることが凄くよく伝わってくるよ。」


N氏『この仕事を通して、身体に悩みを抱える人とたくさん出会ってきたけど、
こういう症例があるように結果がでると、それまで見てきた苦労とか全部吹き飛ぶよ。だから骨格調整の仕事をやってきて良かったし、自分と(骨格調整が)出会ってくれてありがとうって思う。』



進弥「いや、こちらこそいいお話しを聞かせてもらってます。ありがとう。」


進弥「最後に独立開業したいというかたに、メッセージをお願いします。」


N氏『信念をまげない、不安な気持ちになりながらも、それに負けて気持ちがゆらがないでほしい。お客様をなおしたいという気持ちを強く持って欲しい。
そして なぜなおしたいか?と自分に問い続けてほしいその出てきた答えを頂点にもってきてほしい。そこをポイントに信念をセットするとなかなかゆらぐことはないと思う。

自分は自分をエジソンだと思って仕事しているんだけど、
エジソンは100通りの実験を積み重ねたうえ101回目に結果を残せたように、はーもにーのお客様の状態も100通りあるから、それを受け止めながら、結果なおすというゴールを見据えるようにしている。

実はさ、自分に向けた大事な言葉が思い浮かんだら、ここにあるスケッチブックにその言葉を書き込んで、その文字を通して自分の信念に刷り込んでいるわけさ。


スケッチブックにある言葉の大きなテーマが「何のために、誰のために、俺はこの仕事をやっているのか?」この仕事を通してお金を稼ぐためなのか、
お客様をなおすためなのかということを自分へ問いかけてみたり、スケッチブックに既に書いてある言葉と向き合って会話する感覚で自分に磨きをかけているよ。

僕以外にも、自分の信念というものは人それぞれあると思うけど、これから独立開業するかたには、人様にそれを語れるくらいの信念はぜひ築いてほしいと思う。』



N氏。少年のあどけなさ残る若い骨格調整士。妻子や親兄弟を大事にし、仲間を思う熱い姿勢は、骨格調整のお客様に対しても同じ。仲の良いお客様とは、一生の友人として向き合う。この日、漫画ワンピースがどれだけ素晴らしいかも力説してくれたN氏。自分が好きなことは熱く語り続け、アイラブミーを全身ににじませる。少年のような目の輝きに、中年世代以上のお客様は世代は違えど対等な友人関係を築こうとする。彼の人気はまだまだ続きそうである。


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