感情の開放
こんばんは。
今日は愛知県でシンクロライブでした。
少しだけ、今日感じたことを聞いてください。
出演者としてではないシンクロ。
ぼくがライブに出演しなくなって初めての冬。
少し前までは、ぼくのいないライブの光景。
とてもそれが寂しくて、やっぱり出たくて。
身体も動くから、まだやれるから。
だけど、この冬、INDIGO BLUEのみんなが創り上げた「HERO」というライブはぼくのその気持ちを全く違うものへと変化させてくれました。
ぼくがシンクロを大好きな理由。
それはそこに「感情の開放」があるから。
たとえば、橋本和樹というリーダーの姿。
彼は昨年、正式にデビューし、今年、ぼくからリーダーを引き渡されました。
わずかに1年あまりのチーム歴にしてリーダーという立場を任されたうえ、自己顕示欲の強い未熟なぼくの言葉に彼は何度悩んだことでしょうか。
そんななかで彼はぼくにはない「技術」を追及し、忙しい夏のツアーの合間を縫って、日本代表の女子シンクロナイズドスイミングの選手とともにイベントの出演することや、自分でシンクロ教室を持つことによって自分を磨いてきました。
そして夏が終わるころ京都の喫茶店で彼はその夢を語ってくれました。
「ぼくは慎也さんとIBのみんなが創ったこの素晴らしいボーイズシンクロ、シンクロナイズドスイミングとは違う、シンクロというものの素晴らしさを伝えたいんです。だけど、そのためには目を背けられないものがあると思うんです。全てを越えていくためにぼくはシンクロナイズドスイミングでも認められて、架け橋になりたいんです。いま、ようやく慎也さんに言えました。」
ぼくはとても自分を悔やみました。
彼の素晴らしいこの想いをここまで聞いてやることができなかったことを。
これをぼくに話してからの彼は変わりました。
ライブでの姿にも突き抜けた想いが宿り、感情をほとばしらせています。
今の彼の姿を、ぼくは会場で見ていて自然と涙が出てくるんです。
彼は確かな技術を持ちながら、いつも常に自分に新たなテーマを課しているのです。
明らかにチームで一番の技術を持ちながら、彼は彼と闘っているのです。
彼の姿が今のチームの姿になりはじめたのがこの冬のツアー。
ぼくはシンクロが「凄いもの」を見せるエンターテインメントになったら、興味を失ってしまうでしょう。
そこにぼくが求めるものは「感情の開放」なんです。
今のチームには彼らの感情の開放があります。
なぜそうなりえたか、それは彼らは逃げないから。
自分の抱いている問題を越えることを、シンクロを通して実行しようとしているから。
彼らは、彼らと闘っているのです。
そして、橋本和樹は橋本和樹と闘っているのです。
平澤慎也もまた、平澤慎也と闘うことでしか生きていけないんです。
ぼくにそれを改めて教えてくれたチームのみんなにぼくは心からありがとうと言いたいし、心から最高なやつらだと思います。
ぼくは出演者じゃなくても、彼らの仲間です。
スタッフのみんなも、そして、逃げない気持ちをもって自分と向き合い、闘うあなたも仲間です。
これからも、強いことではなく、強くなる姿を大切にしていきます。
ちょっと長い独り言でした。
おやすみなさい。
本日ご来場の皆様、スタッフの皆様、ブログを読んでいただいた皆様、ありがとうございました。
今日は愛知県でシンクロライブでした。
少しだけ、今日感じたことを聞いてください。
出演者としてではないシンクロ。
ぼくがライブに出演しなくなって初めての冬。
少し前までは、ぼくのいないライブの光景。
とてもそれが寂しくて、やっぱり出たくて。
身体も動くから、まだやれるから。
だけど、この冬、INDIGO BLUEのみんなが創り上げた「HERO」というライブはぼくのその気持ちを全く違うものへと変化させてくれました。
ぼくがシンクロを大好きな理由。
それはそこに「感情の開放」があるから。
たとえば、橋本和樹というリーダーの姿。
彼は昨年、正式にデビューし、今年、ぼくからリーダーを引き渡されました。
わずかに1年あまりのチーム歴にしてリーダーという立場を任されたうえ、自己顕示欲の強い未熟なぼくの言葉に彼は何度悩んだことでしょうか。
そんななかで彼はぼくにはない「技術」を追及し、忙しい夏のツアーの合間を縫って、日本代表の女子シンクロナイズドスイミングの選手とともにイベントの出演することや、自分でシンクロ教室を持つことによって自分を磨いてきました。
そして夏が終わるころ京都の喫茶店で彼はその夢を語ってくれました。
「ぼくは慎也さんとIBのみんなが創ったこの素晴らしいボーイズシンクロ、シンクロナイズドスイミングとは違う、シンクロというものの素晴らしさを伝えたいんです。だけど、そのためには目を背けられないものがあると思うんです。全てを越えていくためにぼくはシンクロナイズドスイミングでも認められて、架け橋になりたいんです。いま、ようやく慎也さんに言えました。」
ぼくはとても自分を悔やみました。
彼の素晴らしいこの想いをここまで聞いてやることができなかったことを。
これをぼくに話してからの彼は変わりました。
ライブでの姿にも突き抜けた想いが宿り、感情をほとばしらせています。
今の彼の姿を、ぼくは会場で見ていて自然と涙が出てくるんです。
彼は確かな技術を持ちながら、いつも常に自分に新たなテーマを課しているのです。
明らかにチームで一番の技術を持ちながら、彼は彼と闘っているのです。
彼の姿が今のチームの姿になりはじめたのがこの冬のツアー。
ぼくはシンクロが「凄いもの」を見せるエンターテインメントになったら、興味を失ってしまうでしょう。
そこにぼくが求めるものは「感情の開放」なんです。
今のチームには彼らの感情の開放があります。
なぜそうなりえたか、それは彼らは逃げないから。
自分の抱いている問題を越えることを、シンクロを通して実行しようとしているから。
彼らは、彼らと闘っているのです。
そして、橋本和樹は橋本和樹と闘っているのです。
平澤慎也もまた、平澤慎也と闘うことでしか生きていけないんです。
ぼくにそれを改めて教えてくれたチームのみんなにぼくは心からありがとうと言いたいし、心から最高なやつらだと思います。
ぼくは出演者じゃなくても、彼らの仲間です。
スタッフのみんなも、そして、逃げない気持ちをもって自分と向き合い、闘うあなたも仲間です。
これからも、強いことではなく、強くなる姿を大切にしていきます。
ちょっと長い独り言でした。
おやすみなさい。
本日ご来場の皆様、スタッフの皆様、ブログを読んでいただいた皆様、ありがとうございました。