こんにちは。
行政書士の菅原です。
僕が事務所を立ち上げるとき、心に誓ったこと。
それは、どんな状況であれ必ず『お客様の味方でいる』ということです。
もちろん、何でも言いなりになるという意味ではありません。
お客様が間違った考えをしているときは、しっかり指摘します。
正しい道を示してあげた方が将来的にはお客様のためになる。
そう思い、心を鬼にして厳しい事を言うときもあります。
先日、こんな事を言ってくれたお客様がいました。
『僕の話を真剣に聞いてくれたのは先生だけです。』
とても嬉しい言葉でした。
でも、この方…。
世間から『先生』と呼ばれている人間に相談話をもちかけたのは、僕が初めてではないとのこと…
本当に困って、話だけでも聞いて欲しくて、すがるような思いで相談に行ったのに、他の方にはろくに話も聞いてもらえなかったそうです。
確かに、相談を受けても法的解決が難しい案件もある。
法律家はカウンセラーではありません。
法的解決が見込めないのなら、話を聞くだけ無駄。
確かに、そんな意見があるのも理解できます。
けど、交通費をかけ、相談料を払い自分に相談しに来てくれたお客様です。
その日くらいは、その相談時間内くらいは、話を聞いてあげたっていいじゃん。
法律家としてのアドバイスができなくたって、単純に人間同士として、話を聞いてあげるくらいできるでしょ。
ベテランの先生方からすれば、僕のような考えは甘いのかもしれません。
何も知らない若手が、中途半端な正義感で騒いでるとしか思われないかもしれない。
でも、僕はこういう気持ちを大事にしていきたいと思っています。
『お客様の味方でいる』
何年経っても、この言葉を大切に仕事をしていきたいです。