それから父は弟の本当の父親を探し始めました。

真っ先に思い当たる人に会いに行ったのですが、結局本当の父親はわからぬ結果となりました。

それから母方の祖母と暮らして居た弟は転向した中学校に通い始めました。

しばらくは普通に通っていたのですが、少し経つと祖母が弟を酷く叱る様になりました。

別に普通の友人との遊びや、
帰って来るのが少し遅いとか
その程度だったんですが
またここで悲しい出来事がありました。

弟がもう一度別の児童施設に
入れられたんです。

僕の知らない所で、、、

それは数日経ってから知らされ
父親と祖母に
「絶対に許さない。
大人はもう信じない」
そう言って
泣き崩れたのを覚えています。

このままでは弟が本当に可哀想な人生だと思って
僕はその頃決心しました。

僕が迎えに行こうと。

施設に入ってからたまに面会に行きました。
無邪気な弟を見ると、
涙が出るほど可哀想で
胸をえぐられました。

本当の父親もわからないし、
父親ではないとわかった時から親に捨てられ祖母にも見放され
一体誰が責任を取るのか?
そんな事ばかり考えて居ました。

弟の気持ちを考えると、
自然と母も責めてしまっていました。

アメリカへ電話をして、
本当の父親を僕らに黙っていた事を謝って欲しい。
そして弟の本当の父親を教えて欲しい。

そう言いました。
なぜこんな事になったのか?
本当に大人を恨みました。


続く、、、