命の時計 | 清水慎也の人生楽しく生きましょー♪

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今年も気がつけばほぼ8ヵ月が終わる。
ついこの前島根の実家で新年を迎えた気がするのに時の流れは本当に早い。

2003年4月、リュックとトートバッグに荷物を詰め役者を目指し上京した18の春。
初めての一人暮らし、初めての演技レッスン、初めての……。
初めてのことばかりで、もちろん上手くいかないことばかり、失敗ばかり。
自分の小ささを感じ、親の偉大さをしり、そこで初めてちゃんと人への感謝の気持ちが理解できたのかもしれない。

突然すぎる親友との別れ。
人ってあまりにも突然に自分の意思に関係なく死んでしまう。
まして自分と同い年の親友で、楽しいことや悪いことも一緒にしてきて、多分自分が友達の中で唯一自分のダサいとこや悩みを話すことができた中学で出会った親友。
春から料理人を目指して大阪の料理学校に通い始め、自分の包丁セットを自慢気に話し、夢を語りあった。
上京して初めて過ごす東京の夏。
蒸し暑い夜、突然中学の友達から電話がきた。
電話越しの友達は動揺を隠しきれず、ただただ一方的に話したてる。
……。
大阪でバイクで単身事故起こして死んだ?
いや、まだ全然若いし、夢に向かって突っ走ってたあいつが?
全身に鳥肌がたち、なんだか冷静に『人間ってこういうときにも鳥肌たつんだ』って思ったことを今でもはっきり覚えている。
親友の携帯に何度も電話をしたが、親友の声は二度と聞けることはなかった。

生まれて初めて人間の死についてちゃんと考えることになったのは誕生日をむかえ19歳になったばかりの夏の日のことだった。


あれからもう7年もの月日が経った。
電車に揺られ雲一つない東京の青空を見てたらなんだかあいつの顔が浮かんできた。
今でもあいつは俺の中で確実に生きている。
忘れることは絶対にない。俺の大切な親友。
これからもずっとよろしくな。