『日本の歴史』7月30日に東京・大阪 全公演無事にやり遂げられました!
このご時世、大千秋楽を迎えられることがどれほど大変で奇跡的なことかを身に沁みて知ってしまっている僕たちは、心からこの大千秋楽を喜びました。
連日の検査や感染防止対策はもちろん、ファミリーの様な仲の良いメンバーと普通に会話することさえも憚れる日々でした。それでもこの大千秋楽を迎えるために我慢我慢。
お客様にも沢山の感染対策にご協力頂き本当に感謝しています。
出演者・STAFF・お客様のみんなの努力でこの大千秋楽を手に入れた。
こんな状況で実感させられるのも変な話ですが、舞台というのはやはりお客様も含むみんなで完成させるものなのですね。
みんなで誇りを持って大声で言いましょう!
「大千秋楽おめでとうございます!!!」
そんな、『日本の歴史』2021年ヴァージョンは新たに瀬戸康史が参加し、台本も演出もブラッシュアップされて、新たな風が吹いていました。
「仮面ライダー・キバ」以来久々にゆっくり共演出来たので、より仲良くなれて嬉しかったなぁ。
一人だけ再演からの参加で大変だったと思うけど、すんなりカンパニーに溶け込み、なんなく全てをこなしていった瀬戸康史はやはりすごい。キバだけある。ヒーローなんだなぁ。
キバに引き続きまた僕の息子を演じる場面があったりして、これもまた因果なのかと恐れおののいたww
そして他のメンバーも相変わらず家族のようで、再会できた日から前回以上に仲が深まり、またこのコロナ禍という状況も相まって、より強い絆で結ばれていた気がします。全員が全員、何も飾ることなくとても自然体で過ごせる素敵なカンパニーでした。大好き!
そのメンバーで作品を信じ、深く深く追求できたこの「再演」という時間はやはり舞台独特のもので、とても貴重な経験をさせていただきました。
僕個人としては「カール」という役を主軸に前回同様色々な役を演じさせてもらいましたが、どの役にもより愛着がわき、また三谷さんが新たに台本の設定を変えたりセリフや演出を加えたことでそれぞれの役が深まったり解釈が変わったりと、新鮮に楽しく深く演じることが出来ました。
ふと思ったのです。僕も含め、客席のほとんどの人が歴史上の偉人とは違い、このカールのような一人間なのだなぁと。だからこそカールを丁寧に演じなければいけないと心していました。そうしているうちに歴史上の偉人たちもカールや僕たちと何も変わらない一人間なんだと気付き、歴史を身近に感じられたり、自分も歴史の1ページにいるのだと実感したり…。やはりこの作品の奥は深い。三谷さんの渾身の一作だと思います。
そんな作品に出演させていただけたこと、再演にも呼んでもらえたこと、そしてこの状況下で誰一人欠けることなく無事に大千秋楽まで全公演上演できたこと、心から感謝しています。
この作品を応援してくださった皆様、本当に本当にありがとうございました!!!
さて、ここから僕は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の撮影期間に入ります。
並行して『HOPE』というミュージカルで演出家としてのデビューをさせていただきます。
僕自身が俳優として舞台に立つことはしばらくない予定です。
でも、必ず、必ず大好きな舞台に帰ってきますからね!
どうか「舞台俳優の新納慎也」
という存在も忘れないでいてくださいね!
ってなわけで、ひとまずは『日本の歴史』無事に終わりました。
ありがとうございました。
ほなまた(^з^)/~~
★NÎRO★