New York時間での9/11に祈りを込めて…。
今回泊まっていたアパートメントはトライベッカという地区にあり、徒歩10分かからないくらいで、あのワールドトレードセンターに行ける。
そのツインタワーの跡地は今、池が作られ、地下は巨大な『9.11museum』となっている。
長年その存在は知っていたけどなかなか足を踏み入れる勇気がなかった場所。
旅行に来て気分が沈むのも如何なものだろうと思っていたのだ。
でも!今回はなんか行かなきゃ行けない気がして、呼ばれるようにmuseumへ行った。
この『9.11museum』実は日本語のガイドアプリもある。本当に便利な世の中!
アプリ入れたけど、僕は昭和の男なのでやはり紙のガイドマップも欲しい。
入ってすぐの所で配ってるガイドマップをもらいにいった。
とても静かでものものしい雰囲気のmuseum。世界中から来た人が静かに真剣に展示物に目を向けている。
大人用と子供用2種類のガイドマップがあらゆる言語で置いてある。日本語はないので英語のものを一応両方もらうと、係のお姉さんが「それは子供用よ。」と。
「僕の英語力は子供並みだから…」と返すと、そのお姉さんが信じられない大声で大爆笑してしまった…。
一気に世界中の観光客の注目を集めてしまう…。。
こんなことくらいで大爆笑するなら、俺の普段の日本語でのトークを聞いたら彼女はどうなってしまうんだろう…。
しかし、こういうmuseumでも明るく自由な雰囲気でスタッフが働いているのはアメリカらしい。悲壮感を醸し出したりはしないところがアメリカ人の強さなんだと思う。
さて、この「9.11museum」正確には『9・11メモリアルミュージアム』かな。
凄く凄く行って良かったっ!!!
このテロが起こった頃、僕はアートスフィア、現在の銀河劇場の楽屋でツインタワーに飛行機が突っ込んで行く映像を見ていました。慣れ親しんだNew Yorkの街じゃないみたいな、映画を観ている様な不思議な感覚だったのをハッキリと覚えています。ま、当時26歳。立派な大人だったから覚えていて当然なんだけど(笑)
あれからちょうど17年…。
でも、記憶というのは薄れゆくもの。
「あぁ、こんなだったなぁ」とか「こんなニュースがあったなぁ」と思い出し、改めてこの事件に触れるというのは大切なことだと感じました。
中にはツインタワーから飛び降りる人たちの画像が何枚も展示してあるコーナーもあります。この辺は日本では考えにくい部分ですが、包み隠さず事実を伝える事も大切だと思うので、このコーナーもしっかり見ました。
museumの所々に当時の経験を口頭で伝えてくださる人たちがいます。
僕が話を聞いたのは車椅子の初老の男性。
なんと彼はツインタワーから飛び降りて生き残った人。その壮絶な現実に泣いてしまった…。
その他にも沢山の「現実」がそこには展示されていて、物凄く心を動かされる経験でした。New Yorkに行った際には是非このmuseumに行って欲しいです。
そして、そんな夜に観た舞台は
『COME FROM AWAY』
その9.11テロの夜、アメリカの領空が閉鎖され着陸出来ない旅客機38機がカナダの小さな島にあるガンダー空港に強制的に降ろされ、その人口1万人ほどの小さな島に7000人の人が宿泊するという実話。
その島の人たちがこの「よそから来た人」たちを全力でもてなし、自宅に宿泊させたり宗教を考慮した食事を用意したりしているうちに、島民と乗客の間に友情が生まれるという、悲惨な現実の裏側にある心温まるお話。しかも実話を元にしているのでとてもとても心が温まる。
主役の居ない12人の出演者。全員が主役といっても良い。そして全員が5.6役以上を演じる。セットはほとんど椅子のみ。
この演出が素晴らしい!!!
出演者全員が達者で個性的で魅力的!
めっちゃ面白かったし、911museumに行った日だから感動も数十倍!!
この作品、もし日本でやるなら出たい!!!
絶対に楽しいっ!!
主役じゃないといけない役者は無理なので、僕みたいな2番手3番手をよくやる役者を12人集めるってどうかな??(笑)
とにかく、このミュージカルは素晴らしかった!!そして、このミュージアムからのミュージカルがおすすめ。
あぁ、、、長くなってる…
終われない(笑)
続きます。
ほなまた(^з^)/~~
★NÎRO★