ラカージュもまだまだこれから地方で大旋風を巻き起こす予定なのですが、
市村正親さんと鹿賀丈史さんと一緒に
ミュージカル『生きる』
の製作発表をしてきました!!!
なんか、お二人と一緒にいるとついついお似合いのゲイ夫婦に見えてしまう…www
しかし今回はガラッと変わってあの黒澤映画の世界です。
まさか、あの『生きる』が舞台化、しかもミュージカルになるなんて誰が想像したでしょう。。
僕自信も想像が出来なかったのですが、STAFFも含め誰もが想像出来なかったのでしょう、製作発表を前にワークショップという形で作品を暫定的に創ってみて歌とセリフを入れて読んでみよう!というリーディングの会が行われました。
僕はラカージュの公演中だったのでこのワークショップが開催されることさえもギリギリまで知らず、少し不愉快・・。ワークショップを経てそのリーディングにはWキャストのコニタンが小説家役を担当していました。僕はお客さんとしてそのリーディングを聞いていただけ。
このリーディングはあくまでクリエイトSTAFFのためのもので、暫定的に作品を形にしてみて、その後どういう方向性に修正していくか、作品の雰囲気はどんなものになるのかなどなどを検討する場なのです。
というわけなので、もちろん作品としてはなんとか形になったと言うだけで、まだまだ変更や修正をしまくるようですが、雰囲気だけはつかめました。
ミュージカルでした。。あの「生きる」が世界観をそのままにミュージカルになっていました!
しかも、映画はモノクロですが、カラーで!!ww
古い映画特有のモノクロで見にくいとか音声が聞き取りづらいとか、古い作品が故に現実味がないとかの障害はなく、まさにそこに「生きる」の物語が存在していました!
特にミュージカルになったことで音楽によってより深く感情が胸に突き刺さる!現代人には少し遅く感じた物語の展開も心地よいくらいにリズム良くなっている。
ミュージカルにする意味ってこういうとこに出てくるんだよねえ・・。
僕が演じる小説家は物語のストーリーテラー。
物語に入り込んだり、俯瞰で観ていたり、映画より出て来るw
とてもおもしろそうな役。
市村さん、鹿賀さんが演じる渡辺寛治の生き方に影響を受けていくという創りもものすごく気に入りました。
製作発表でも言いましたが、僕は現在上演中の「ラ・カージュ・オ・フォール」で市村さんとは20年、鹿賀さんとは10年共演させて頂き、お二人の背中をずっとずっと追いかけさせて頂いています。
知らず知らずのうちにお二人から受ける影響というのは身体に染み付いていて、僕の生き方に多少なりとも影響を及ぼしているのです。つまり、この小説家役というのは僕自信の経験を反映させることも出来る素敵な役なのです。
こうやってお二人と一緒にラカージュ以外の作品の製作発表の場に立たせて頂けるなんて・・・
ラカージュに初めて出演した頃の自分に教えてあげたいよ…
その製作発表ではトップバッターで楽曲披露!
完成したばかりの楽曲。
ほとんど練習も出来ない状態で歌いました(笑)
だから逆に緊張はしなかった。不思議。
でも、なんだか魅惑的な良い楽曲でしょ?
『生きる』はこの曲で幕が開くのかな?どうなんだろ?
とにかく製作発表のスタートは僕の歌でw
その後3曲、合計4曲の楽曲が披露され、質疑応答へ。
皆さんの意気込みが強く感じられて、より「この場に居られて幸せだ!」と感じました。
そんなこんなで、歴史的な作品が動き出しました!
日本オリジナルミュージカルがこの規模で創れるなんて本当に素晴らしい!
そのオリジナルキャストですからね。身も引き締まる思いです!!
こうやって日本のミュージカルが生まれ、いずれ世界に進出したら良いんですよ!
海外のものを輸入するばかりではなく、日本からも作品を輸出する様になれば良い!
いつの日かBWでアメリカ人が演じる「IKIRU」を観る日が来るかもしれない!
ま、そんな壮大な夢を抱きつつ、まずは日本で作品を素晴らしいものに完成させなくては!
頑張りますね!!
皆さん!10月に歴史の目撃者になってくださいね。
ほなまた(^з^)/~~
★NÎRO★