『PARADE』

東京公演が終わり、いよいよ地方公演へと出発です。
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東京公演では初日に二階席の後方に空席がありました。昨今の舞台では決して珍しくはありません。「舞台に人が入りにくい」と言われているご時世ですから。
でも、『PARADE』の噂は日に日に口コミで広がり、東京公演の最後数日は当日券の列に並ぶ人も多く、立ち見も増え、出演者でもチケットが取れないほど。
千秋楽は消防法が許す限りの補助席が出て、それでも入りきらず立ち見が50人。恐らく入れなかった方も多いと思います。
 
演劇としてはこれは理想的なこと。
作品の魅力が口コミで広がり、どんどん観客が増えて行く。
素晴らしい現象です。本当に感謝しかないです。
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それでも東京公演が開幕してすぐに、楽屋廊下のホワイトボードには「おごり!邪心!」と書かれました。
これは演出の森新太郎が「評判が良いからとおごらないこと。邪心を持たないこと」とした発言。
千秋楽の開演前にもダメ出し(この言葉好きじゃない。“notes ”、“requests”と言うべきかも)があり、「まだまだ伸び盛りな私たち」とこれまた森新太郎発言。
 
そんな森さんにみんなが従い、いつもと変わらない東京千秋楽。
ただただ作品を忠実に、稽古でやって来たことを確実に。。
 
森新太郎の求心力は昨年の『BENT』の時も同様。信念を確実に持った妥協しない演出にキャストもスタッフも心を奪われる。僕もその1人。
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そして、僕たちは大阪・名古屋に行く。
恐らく各地でも変更や直しが入りまた作品が深まるに違いない。
 
 
評判が良いというのは時に「それ程でもなかった」と言われることがある。期待値の方が上回ってしまったのかも。前評判に左右されて純粋に作品を楽しめなかったのかも知れない。
 
これから大阪・名古屋公演をご覧になる方は
「評判の良い作品を観る!」
のではなく
「『PARADE』を観る!」
と思って観ていただきたい。
 
そこには「評判の良いミュージカル作品」という事よりも、もっともっと感じてほしい、考えてほしいメッセージが詰まりまくっています。
 
感じるままに。。
 
 
心にズドンと響けば良いなと思います。
 
 
 
大阪・名古屋!!!
頑張ります!!
 
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ほなまた(^з^)/~~
 
 
 
★NÎRO★