今日リハーサルに行く前に少し時間があり、たまたま通り道だったので、20年前に住んでいた街に立ち寄った。

大学を辞め、親の反対を押し切って独り上京して最初に住んだ街。

住んでいたマンションに行ってみたり、毎日歩いた駅までの道を往復してみたり。。

毎日大きなリュックにレッスン着とか楽譜を入れてただただレッスンばっかりしてたなぁ。
東京には友達が1人も居なくて、水族館のマンボーだけが友達だった。

都会の中の田舎町。
当時とあまり変わらず、相変わらずのシャッター街な商店街。

ここで俺は猛烈な不安とほんの少しの期待を胸に、孤独に耐えながら生きてたなぁ。

漠然と、芝居がしたい、舞台に立ちたいとだけ思ってた。


20年。
その街に舞台のリハーサルに向かう俺が車で立ち寄るなんて想像してたかな??

今にも大きなリュックを背負った自分とすれ違いそうな気配。

「この先、何度も泣くで、何度も傷つくで、悔しくて悔しくて円形脱毛症にもなる。でも、目まぐるしく忙しく舞台に立つ。テレビにも出る。まさかの大河ドラマ。ホンマやで。沢山のファンの人が応援してくれる。諦めずに、自分の感覚を信じて、必死に努力して進めよ!」

そう言ってあげたい。

でも、リュックの青年は俺の事をどう思うのかな?
なりたい自分になれてる??

「いやぁ、まだまだ途中やからっ!」
そう言おう。


人生で一番長く住んでいるのが東京になってしまった。あれほど淋しかった東京に帰ってくるとホッとするようになった。友達も沢山沢山出来た。その友達の誘いを断らないといけないほど仕事が忙しい。
でも、自分がどんな思いで東京に来て、どんな思いで前に進み続けて来たか忘れないようにしよう。


なんか、、泣けた。。

あぁぁぁ今日はセンチメンタル。


ノスタルジアぁぁぁ!!!


でも、良い日だったな。

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ほなまた(^з^)/~~



★NÎRO★