『ハナガタミ』で共演する尾上松也の真骨頂を観てきました。


そう、歌舞伎!!!



人生で3度目くらいだろうか?

なんとなく敷居が高い気がしてなかなか観る機会がなかった歌舞伎。


今回松也と共演と言う事でその機会に恵まれました。


いや~~~・・・

なんか、言葉が上手く見つからないんだけど、凄い・・・

今までは歌舞伎って別世界の物として観ていたんだけど、今度共演する人が出ているとなると、なんとなく近い存在なんじゃないかと言う気持ちで観てました。


でも、近くても大きく違う歌舞伎の世界。

これを“わびさび”というのかなぁ?

何の知識もない僕でも「よっ!音羽屋!!」と叫びたくなる形式美が本当に美しい!


今回は串田和美さんの演出と言う事もあってか、僕のような歌舞伎に慣れていない人間にも分かりやすく、目にも美しい。


しかし、やっぱり伝統芸能というのは素晴らしい。

これが何百年も前から受け継がれているというのは感慨深い。


そして、尾上松也。

稽古場での松也とはやはり大きく違う。

幼少のころからの鍛錬と血筋のなせる技。

声、抑揚、型、舞、殺陣、目線、立居振舞のすべてに鍛錬を感じる。

この人と二人芝居とか・・・逃げ出したいw


中村勘九郎さん、中村七之助さんをはじめ、出演者すべての方が歴史を背負っている感じがして、圧倒される。

やはりこの世界に生きているって凄い!!


伝統を守りつつ新しい物に挑戦し続け、観る者を魅了し続ける。

海外の真似事ではない日本独自のエンターテイメント。。。

なんか、凄い!!!!


凄いとしか言えない自分が歯がゆいが、この気持ちを上手く言葉に出来ない。

とにかく感動!!!


やっぱり舞台に立つって素晴らしいと感じると同時に、これくらいの鍛錬を積んだ人間でないと舞台に立ってはいけないんじゃないかと思わせられる・・。

もっと頑張ろう。ただただそう思った。。。


今回のコクーン歌舞伎では歌舞伎界以外の役者さんも多く出演されていた。

笹野高史さん、本当に素晴らしかった!

いつか僕も出てみたい・・・とは口が裂けても言えません。はい。。。スンマソン。



楽屋に行く。

「化粧落とさないで待ってて!」

と事前に言っておいたのでそのまま居てくれた。




初めて間近で見る歌舞伎メイク!!

へ~~ほ~~そーなってるんだぁ・・・

なんか、泣きそう・・・。感動・・・。


普通の松也がそこにいた。

しかもバスローブ、ビーサン・・・

「そこは浴衣やろっ!!!」

と突っ込んでおいた。

コクーン歌舞伎だからだそうな。。



なんか、高尚なものに触れた気がします。



来月この人と二人芝居をします。


恐ろしい・・・


泣きたい・・


でも、頑張ります!!!



一般家庭に生まれ、お習字と公文とスイミングに通い、ハンドボール部に入り、バンドとストリートダンス。

畳の部屋すら存在しない家で猫と一緒に育てられた・・。

そんな僕が、歌舞伎俳優と二人芝居!!


庶民の底力みせたるわい!!!



そんな二人の『ハナガタミ』お楽しみに!!!





ほなまた(^з^)/~~




★NIRO★