『スリル・ミー』
Aチームと呼ばれる、田代&新納ペアの初日が無事に昨日開きました!
同時に関東地方の梅雨も明けるという幸先の良いスタート!!
前日のゲネプロ終了後、演出の栗山さんは
「いよいよ真打登場って感じだな!」
と・・・w
「年齢の話ですか!?」
と聞きそうになったがやめといたw
色んな意味が含まれているのかもしれないが、とりあえず褒め言葉として受け止めました。
僕らにはそれなりの自負がある!
日本キャストの中では、いや、日本中の役者の中で、一番スリルミーの世界を生きている時間が長い2人なのです!
本番の経験が多いことだけでなく、恐らく僕ら2人は一番この作品に関して二人で話し合ってきた時間が長い。そして今も尚話し合う。
「こうしたい!こんなスリルミーにしたい!」
という意志も強い。
この作品は演じる役者やピアニストによって印象が、ひいては、結末までもが違って観える。
だから、ほかのチームと比較したり、敵対視なんかはしない。
ただただ自分たちの世界を深めていきたいと思うだけ。
実際僕はBチームの『スリル・ミー』が大好きだったりする。(笑)
これは単純に観客として・・。
でも、僕らには僕らの『スリル・ミー』があり、田代万里生と新納慎也という役者の個性や技術、雰囲気など持っている独自のモノを利用して作品をドンドン深めて来た。
「これはサスペンスじゃない。“究極の愛の物語だ”」
「これは“若気の至り”じゃダメなんだ。天才2人の犯罪なんだ」
これは初演時の稽古初日の一番初めに栗山さんが声を大にして言った言葉。
衝撃でした。
でも、僕らはこの言葉をひたすら追求している。
昨年の9月に初演。
今年の3月に再演。
そして今回が再々演。
1年でこんなに上演される作品があるだろうか?
それほどまでに評価され、愛されている作品。
初演を立ち上げた僕たちはその思い入れも強い。
作品の持つ魅力をフルに表現したいと貪欲に向き合う。
僕に至っては原版の英語台本も読みこんだ。
上演を重ねる度に進化したいと思う。
昨日よりも今日。マチネよりもソワレ・・・と。
全く飽きない不思議な魅力を持つ作品。昨日の初日終了後もすぐに話し合う。
栗山さんの言葉はもちろん、演出助手や関係者の意見にも耳を傾ける。
「真面目かっ!!?」
そうさせる不思議な作品。
昨日の初日前に囲み取材があった。
二人とも語り出したら長い・・・w
初演時よりも格段に語る・・。
それが作品への理解・追及・こだわりと比例しているなと実感。
日本オリジナルキャスト。
その意味するものを胸に、今回もより深い『スリル・ミー』の世界に皆さんと一緒に迷い込んでみたいと思います。
ほなまた(^з^)/~~
★NIRO★