「RUDOLF」本番をやっておりますよ。


初日が開いて4日目、なかなかblog更新に至らない慌しい日々だったのですが、やっと少し落ち着いたので書いてみよう!!


こんばんは。NIROです。



既にご覧になった方は「へ~そうだったんだ~・・・」と思っていただければいいし、これからご覧になる方はヒヤヒヤして頂ければこれ幸いなんですが、僕の出番は5分程と嫌味なくらい言い続けてきましたが事実です。


でも、この5分に僕は全魂を投入しています。で、もちろん作家のエドワードに対する魂もこの5分に込められていて、この5分間、ほぼ喋りまくって、歌いまくって、嵐のように去ってゆくエドワード・・。


登場からずっとワルツが流れています。もちろんオーケストラによる生演奏。

で、そのワルツの中で喋りまくり、そのまま歌に入るのですが、このセリフの間に流れている曲は「何十小節」と長さが決まっています。


ほとんどのミュージカルのこういったシーンの場合“バンプ”とよばれる2小節くらいを繰り返し、役者の呼吸とマエストロのタイミングを合わせて歌に入るという場合が多いのですが、今回はなぜか歌に入るまでの小節数が決まっています。


もともとの譜面は“バンプ”でセリフが終わったら歌に入るという実に自由な感じで書かれていたのですが、なぜか小節数を決められてしまいました。


つまり、決まった時間キッカリにセリフを喋り終えないと歌に入るまでに間が空いたり、セリフが終わる前に歌に入ってしまったりしちゃうわけです。


「1分間調度で山手線全駅言えるかゲーム!」

みたいな感じ。


しかも歌に入るまでのセリフが長いし、4人もの人がセリフを喋ります。

誰がトチッテも僕の歌に影響が出る・・。

毎回ヒヤヒヤものです。

井上芳雄にちょっとでもイタズラされたら歌に入れない罰を受けてしまう。


初日が開いて今日で5回公演を終えましたが、なんとか今までは上手く入れています。

でも、どうも日に日に芝居が微妙に長くなっていて、ドキドキさせられます。


残り35回公演・・。はたしてすべて上手く歌に入れるのだろうか??


5分の出演でも毎回このゲームに挑戦していますのでご注目を!!



そのシーンが終わると次はカーテンコール。

稽古場から亜門さんに

「NIRO!華やかに笑ってよ~」

と言われていました。


初日の前には楽屋一斉放送で

「みなさん、カーテンコールは笑顔でお願いします!」

と言われました。

でもね、その直前のシーンでは主役2人が心中してるんです。

笑うにも笑えない空気が・・・。


でも、演出家の希望で「華やかに!エドワードっぽく!」

という事なので僕はそれなりの笑顔で出ています。


エドワードっぽさをかもし出すために投げKissまでしています。


この投げKissで出演者にも客席にもいっぱい敵を増やしているとは思うのですが、

エドワードなんだもん!!投げKissするよね!!!

そういう周りの空気も関係なく楽しくエロく生きてる男なんですよ!



そんなわけでみなさん、少々ムカッと来ても許してください。


じゃ、明日もいっぱい敵を増やしてきます!


おやすみなさい。


(^3^)/~~



★NIRO★