春、いよいよ始まるということで気持ちも戦うモードになっていってましたね。


勝ったのに敗者?

というくらい緊張とメンタルが凄かったですね。

力はあるのに、本番で出し切れない。

どよーんとした雰囲気が続いてました。


総監督、監督からもお話があり、ネガティブな言動・プレーにならないためにポジティブな言動に切り替わりました。



アップも少し雰囲気を変えました。

火を燃やすのに、元気を着火剤に炎のような活気を作り出そう。

ポジティブな言葉がけ、

元気な声、

全力プレー、

で、大炎を燃やして自分達の空気で力を発揮しやすくする準備を行いましたね。


課題は、試合の入り方。

アップは大丈夫。

試合前のシートノックで着火を合言葉に。

半数は、着火。

半数はまだ緊張の中でした。

序盤雰囲気悪かったです。

でも、ベンチからの声は炎をつける言葉や励まし。

マッチやライターのような掛け声がたくさん通ってました。

スタメンのプレーにも、少しずつ炎がつき始め勢いが凄かったですね。

1イニング11点。

凄い力を持っているんです。

緊張やメンタルの部分が変わるキッカケの試合でした。

このチームのポイントとなる試合でした。


次の試合も、アップから炎が上がりムードも高まってました。

シートノックも攻めてましたね。

序盤の入りも粘りながら成長した所を見せました。

惜しくも敗戦でしたが、自分達の力を出せた試合。

春大会で大きく成長しましたね。


春の課題は、野球は野球、トレーニングはトレーニングで繋がりがない所を修正。

繋がりは本来あるのですが、繋げてないことに危機感を感じました。


この時期に、シンプルな基本の質向上に切り替えました。

トレーニングの進化、

段階的に向上するプログラム、

と右肩上がりで進行するのですが、

監督、コーチより、基本で化けるという言葉を聞き、

基本のハイレベルを求めて一気に注ぎ込みました。


選手の基本の取り組みは本当の意味を理解して、野球に繋げていってましたね。

バッティングにかなりの変化が出てきました。



投手も、鍛錬プログラムに進めました。

きつかったと思うのですが、選手が求めてました。

それを自分達で鍛える意欲がありましたね。


2ヶ月でこんなにも変わるんだなと。

チームのムードもトレーニングに向き合って攻めようとする。

互いに1つ取り組んでは、フィードバックしたり指摘したり修正言葉がとんだり。

緩みの排除も互いにしてましたね。


強化期間を終えて気づきましたが、このチーム底なしの体力になってました。

課題だらけだったせいか、きついプログラムを冬から無くさなかったんです。

心と体を鍛えるサーキットトレーニング。

この継続に、強化期間トレーニングに余裕がありました。


30分の強化トレーニングを、さらっと20分で終えてしまう。

ケロっとして。

例年は、ここしんどいとこです。


もっといける!と声が上がったので、増やしました。

そしたら、また25分で終わらせる。

ん?

体力がすごいあるので、間の休憩がなくていいくらいすぐ次のトレーニングに移ってました。

サーキットトレーニングの流れが、強化期間トレーニングでも同じ流れに。

さらに、追加しましたね。

しかも、選手に何を追加したいか聞いたら、夏大会見据えてケアに当てたいと。

素晴らしい判断です。


大会中、

練習校アップ


球場セカンドアップ


シートノック(スイッチオン)


クールダウン


きちんとやるべきことをやりました。

スイッチをクールダウン終わりまで切らない約束も守ってくれて、とても素晴らしいチームだと思います。

素直に徹底してくれて、みんなで守って素晴らしい取り組みを続けてくれました。


サイコー

と写真からにじみ出てます。




始発大遅延から始まり、

途中何度もストップと修正をかけ、

戦えるメンタルを発揮し、

基本をやり抜き、

やるべきことをきちんとするチームになりました。



5月からは特急列車の成長速度でした。

人はいつどこからでも変われます。

ここまで追い込まれ、時間がない中、右肩上がりより『↑』と成長したチームは、ともに過ごしてきたなーと改めて思います。

成長もすごく見えて、その成長が楽しみでした。

たくさん話をして、たくさんトライしてきました。

トレーナーとして関わった部分で、チームビルディングの過程は選手次第でどこまでも高まるということを知りました。




最後にメンタルスキルの評価です。

①意欲

、、、めちゃめちゃある!

特に試合に入る意欲は凄い。

②集中

、、、出来るようになりました。

ここぞという集中を持ち、やり終えるまで集中を保てるようになりました。

③感情コントロール

、、、出来るようになりました。

切り替え、落ち着き、リセットが上手くなりましたね。

④自信

、、、信じれるようになりました。

自分を、そしてチームメイトを。

2回戦の試合前に信じる言葉を聞きました。

あの円陣で信じるという大きな信頼が出来ましたね。

⑤イメージ

、、、みんながやりたいことを同じにするイメージと、

ポジティブなイメージを共有していけましたね。

⑥リラックス

、、、緊張しなくなってきました。

本番でリラックス出来て、それでいて緊張感は持つというバランスの良いリラックスでした。

⑦コミュニケーション

、、、すごく出来ました!

チームとして必要なコミュニケーションが試合でも見られました。

ピンチでも、チャンスでも、コミュニケーションをしっかりとってやってきたことが良かった。




3年生のみなさん、お疲れ様でした。

ここまでの1年間、ジェットコースターに乗ってるような時間でしたが、素晴らしい時間があっという間に過ぎて行きました。

この成長は、自分達が起こしたもの。

一生この価値観を忘れずに今後にいかしてください。

素晴らしい物語をありがとう。




保護者の皆様、関係者の皆様、お疲れ様でした。

こんなに人間性とチームが成長したということは伝えておきたかったです。

結果は残念ですが、この過程は人生において貴重な時間だと思います。

その過程を伝えたかったです。

将来に必ず繋がっていくと思います。



ありがとうございました。