自身のアウトプットを兼ねて。


ユベントス

今で7年連続イタリア制覇。

今シーズンも優勝の可能性。



しかし、12年前はスキャンダルでセリエAの資格を剥奪。

下部リーグから再スタート。




そこから今の地位へ。




人は、組織は、

大きな困難をプラスに変えて進んでいく。




大きな困難から、ここまで来ること。




その軌跡を、アカデミーの目線で。




プロクラブの下部組織。

育成は、トップチームでどんな選手が必要かを逆算。

その過程に、年代で行うトレーニングは分けられ、

またコンセプトは繋がりがあることを。




選手がユベントスのトップチームに上がることへ。

競争やチーム方針によりトップに上がれなくても、レンタル移籍や他チーム移籍でどれだけ活躍する選手を育てれるか。




16歳を超えると、選手の肉体的な終着点が見えてきます。

16歳で完成ではないです。

あくまで、肉体的に見えてくる。

成長期の終わりや、ハイピークの時期。




イタリアはセカンドチームかない故に、19歳でプロの体になっていないと厳しいです。

スペインなどBチームの3部リーグ参戦があると、19〜22歳とトップへの準備や成長曲線においてのビジョンが描けます。

日本も数チーム、セカンドチームを持って3部で戦ってます。

少し、育成や強化の観点は試合のみでというイメージが強いですね。




日本は、高卒か大卒か。

18歳か22歳か。

その2つの窓口。

早く完成した選手は、18歳でトップへ。

じっくり出来てきた選手は、22歳で。




ここは、18歳でトップチームに昇格して、順調に行く選手もいますが、2〜3年で退団、引退選手も多いです。

ステップダウンで、2部、3部と移籍をしていく選手も多いです。



伸びしろを持っているなら、18歳からトップチームで成長し20代で花開くこと。

使いふるした18歳なら、ケガとの戦いに敗れるか、伸びしろがなくてステップダウンか。

難しいところです。




22歳。

4年間じっくり。

とも取れますが、

20歳で完成しても、あと2年待たなければいけません。

いつ完成形になっても、22歳まで待つこと。

ピークコンディションが下降する選手も。

4年間、右肩上がりでじっくり来た22歳は、かなりいい選手になっていますね。

下降が見えてくると、旬を過ぎる場合も。




その点は、ユベントスもイタリアリーグの悩ましさ。

ただ、やはり育成には時間が必要だ!と。




下部組織で管轄し、19〜22歳でいつでも引き上げたり、レンタル移籍で出場機会を増やして成長することは望ましいとのこと。

それがないので、19歳でどんな選手になっているか!が目指す所です。

少し急がされてます。






小学生でも、成長期に左右された育成をしないよう、

身体的成長の遅さゆえに、才能を伸ばせないと事態を起こさない責任を持って指導に当たってます。




そして、負けることを学び敗北の価値から勝ちを学ぶ。

勝ち続けることが凄いではなく、選手が負けない為の大切なことを相手ありきで教えます。

感じさせます。




日本は勝ち方を教えてます。

自分達のサッカーは!と、相手抜きに理想を掲げます。

負けたら、自分達のサッカーが出来なかったからと作戦ミスや精神的敗因を探します。

相手は自分達のやりたいことを消しにきます。

それが勝負です。

ユベントスは、ある方法を目的にやりたいことが出来なくても打開するプレーをします。

負けたことにより、やりたいことが出来ない要因が分かります。

それが後に引き出しとなり、やりたいことをする為の問題解決を生み出します。




主語も、私!ではなく我々!

ここは大きいです。

監督も、選手も、自分の目線ではなく目指す所で話をします。

私はこうしたい、こう考えている

ではなく、

我々はこうしたい、こう考えよう

と、主観ではなく、客観的。



意思が揃います。

感情抜きに、正しい修正が出来ます。





テクニックが小学生で個人の技と捉えて、チームなのにチームプレーではなくドリブル披露で活躍したかという基準は今の日本。

そこでいい選手となる傾向に警笛です。




テクニックとは、サッカーの様々なプレーに通じる大切なこと。

止める、蹴る、運ぶ、キープ

言葉では簡単ですが、ヨーロッパはかなりこの部分が高い。

止める位置でも日本よりかなり近く正確。

蹴ることも、蹴るボールの質やバリエーションも習得。

ドリブルは、運ぶと取られないこと。

抜くは、選択肢の1つ。




何をテクニックにするかを再考しないと、大切な時期に足りないものが足を引っ張ります。




ユベントスのコンセプトや内容は書かないことにします。

僕も考えないといけません。

真似るだけではいけませんし、日本、子ども、プロ、ゴール、を考えないといけません。

あくまで、スタートからゴールの考え方。

自分達の目指す所への共通認識。

繰り返されるフィードバック。

コーチ陣の連携。




参考になります。

今を見ていては、地図のない道を進むことになります。




その点、活かせることはサッカーのみならずありそうです。



もがいて考え抜くことで確立されていくでしよう。

自分に置き換えて、目の前のフィールドで活かします。