エンドアプローチをもう一度再考します。

スポーツの技術など、形から入る選手も多いです。

プロ選手ほどそうなんです。

形はいいことであり、調子が悪いと細かくなってしまう傾向にある。

そこで、形の意識を伝えすぎるとさらに細かくなって調子を崩します。



一流の選手ほど、形より流れなんです。

考えすぎない流れで、感覚的にスムーズです。



これは、トレーニングに置き換えても悩み所です。

昨日の高校野球でもそうですが、意識をさせて形を覚え込ませること。

しかし、形に重きを置くとその形に意識がまとわりついてしまいます。

プレーが流れではなく、その部分で固まる。

対相手だと、対応が出来ません。




そこで、エンドアプローチ。

ゴールを目指すことによる体の外側に意識を置くこと。

また達成が分かりやすく自然と意識が外にいけばさらにいいです。



過去の反省として、

反復のしすぎ

細かな意識づけ

動きを細分化

ここは、指導の基本を伝える時に用いる一般的な方法ですが、

それで選手が迷い悩んではいけないと思います。




ここ2年はエンドアプローチを考えることに。

意識的動作対無意識的動作

意識的動作は、

例えばラダーをやって試合で動きが良くなる。

決められた動作がそのまま直結にはならないこと。

ボールがあったり、相手がいたり

意識的動作は、能力を高める1つにはなるかもしれません。

リズムや神経系の緩急、安定の向上があって、

その動きはサッカーやバスケットボールでまんま同じ動作が続かないこと。




では、無意識動作はどうなのか。

体には効率システムがあります。

ようはecoです。

最小限必要な運動単位のみ使うこと。

効率がいいんです。




動作を達成するなら最小限の力がいい。

重い荷物を上腕だけで上げるのと、

体全体で反動をつけて持ち上げるのは違います。

ヒョイって簡単に上がることと似てます。




腕で持ち上げる


とにかく持ち上げる

では、効率が違います。



そこなんです。



頭は結果を知りたい。

出来た!出来ない!

それが分かりやすくなること。



理想的な動作を引き出す為には、動作そのものを反復するより、

意図している動作を行わざるを得ない結果を提示。




ここに向けて、様々なことを考えています。




高校野球では、ゴールを分かりやすく。

しかし、ゴールに向かって進めない

またはスタートが切れないといけません。

材料も必要です。

その為に、意識的かつ無意識的なことを融合しています。




子どもの指導では見直しをすることがたくさんあります。

しかし、掘り下げていけばいくほど、なんか見えてきました。

プログラムも変化があることですが、

指導も変化していかなければいけません。