【人間万事塞翁が馬】とは、
「幸福や不幸は予想のしようがないことのたとえ」である。
ニンゲンバンジサイオウガウマ
この世の中、幸福や不幸は予想できず、
多くの人が、何らかの要因によって、人生まで翻弄させられる。
この前の、東日本大震災も同じだ。
震災に直接巻き込まれなかったものの、
俺自身も、この地震によっていろいろなものを狂わされた。
俺自身が起こしたことも、
他人に迷惑をかけ、心配をかけた。
不幸もあれば、幸福もある。
不幸は続かない。きっと、幸せになれるときもくる。
そういう想いを抱きながら、
俺は、東京に戻る準備をするのです。
「こっちで、芝居しないんですか?」と聞かれ、
「半年後には東京に戻るよ」と答える。
香川に残れば、幸せになれる可能性もある。
でも、俺は東京に戻る。
香川が嫌だからではない。
香川でしか出来ないこともある。
でも、俺は東京に戻る。
東京にいる役者の仲間たち、親友、芝居が大好きなお客さん。
東京で、俺の帰りを待っている人たちがいる。
同じ舞台に立つことを約束した2人。
俺の心を支えてくれた親友。
お笑い的なものをやろうと言って、残してきた相方。
俺と組んで、何かをやろうと考えてくれている劇作家兼役者。
同じ舞台に立った役者人。
そして、・・・大切なお客様たち。
俺にも、俺の周りの人にも、家族にも、親友にも、不幸が起きた。
次こそは、幸福が訪れますように。