諺ですが、わずかな水の一滴も長年になるとすごい力となると言う事ですね。
20年以上前に使用されていた谷の銅板ですが、厚みに違いがあります。
厚みの違いは価格の違いになるわけですが、ほとんどの場合はその厚みの違いに気づくことはありません。
もちろん直接触れることのある私たちは分かるわけですが・・・・・。
0.4㎜が一般的ですが、薄くて0.3㎜厚くて0.5㎜ほど違いがあるので単純計算で耐用年数は1.7倍ほどに。
25年と42年と大きな違いがあります。
また、水の量でも左右されますので、棟から板金までの距離が長いほど穴が開きやすいと言う事になります。
今回お伺いしたお宅の谷板金に穴が開いておりました。
私たち瓦屋業界では、酸性雨による被害と言われておりますが真意の程は定かではありません。
同じところに繰り返し水滴が落ちるわけですので涓滴岩を穿つ事になるのかもしれません。
今回は交換する事になりましたので、交換の様子を後日お伝えします。