介護マーク所持「温かく見守って」 長野県が協力事業所を募集

毎日新聞社 8月9日(木) 配信

けんこうナビ:介護マーク所持「温かく見守って」 県が協力事業所を募集/長野

 県は、高齢者や障害者を介護する人が「介護マーク」を所持することで、周囲に「介護者」と認識され、活動しやすくする取り組みに協力する民間事業所などを募集している。県介護支援室は「介護者も含めて温かく見守ることができる社会を目指し、ぜひ協力してほしい」と呼び掛ける。

 介護マークは昨年度、静岡県が全国で初めて考案し、導入は長野県が3県目。介護者は要介護者のトイレ介助をしたり、下着を購入したりすることもあるが「トイレへの入室や、下着購入の際に誤解を受けることも多い」(同室)という。誤解を避けるため、店舗などが介護者に介護マークカードを貸し出し「周囲に認識してもらい、介護者が活動しやすくすることにつなげる」のが狙い。

 協力事業所に、カードの貸し出し▽マークの普及PR▽職員への周知――を求める。県は、登録申請を受け、認めた事業所名を県ホームページに掲載する。問い合わせは県介護支援室(026・235・7111)。【小田中大】

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