みなさん、超お久しぶりです流れ星

すっかりブログをさぼってしまいました。

思えば長文を書いてしまうからブログも大変になってしまうので

これからは思いついたら気楽に更新していこうかなと思います音譜

 

さて、この春は短かったですね汗

5月といえば本来初夏の爽やかな季節のはずなのに、もう梅雨入り雨

そしてなんといっても緊急事態宣言中なので、なんというか無言の圧というか・・・。

ちょっとお茶しようとかとカフェにすら気軽には行けない状況です。

 

とはいえ、梅田を歩いているとそんなに人が減っているとも思えません。

デパートも紀伊國屋書店も阪急三番街も閉じているのに、

いったいどこに行くのか、どうみても不要不急の感じのする人たちが多くて。

みんなもう自粛疲れしちゃってるのかな、と思うと一概に責める気にもなれません。

 

そして今年の春、私がすごく感じたのが、道行く人の服装の色彩。

毎年春になると、女性は冬のモノトーンやくすんだ色の服装から、

明るいパステルカラーやもう少しビビットな色の服装に変わるのですが、

今年は「あれ?本当に春なのかな?」というくらい冬の延長のようなくすみカラー。

これは人間の心理を表しているのかなと思うと精神科医としては面白く感じました。

 

そういえば私も昨年はほとんど服は購入しませんでした。

コロナ禍で自分の行う講演会が極端に減り、ほぼゼロの状態になったのもあり、

またあらゆる外出を極力控えたせいもあり、新しい洋服が欲しいという願望がなく、

そもそもデパートにもデパ地下以外は極力行かなかったせいで、

洋服売り場に行くこともありませんでした。

 

それと反比例して、いきつけのブティックからのカタログや、メールが

ちょっとうっとおしいほど多くなり、きれいなモデルが素敵なワンピースなどを

上手に着こなしている写真が載せられた立派な数枚のカタログを見るたびに、

こういうものへの費用が馬鹿にならないのではないかと心配なくらいです。

そしてこういう状況ではこうした送付の費用対効果効果はあまり望めないと思います。

そもそも着ていくところもないわけですから。

 

ほとんどの人が私のような行動をとっていると思われ、

生活の中でどんどん断捨離が進んでいく時代。ちょっと寂しい気もします。

高価な外出用の洋服やアクセサリーなど生活に必需品ではないとは言え、

こうしたものを購入することこそが心の「ゆとり」なのかなと思いました。

 

そしてこの春、人々の洋服が春になってもくすみカラーだったことは

人々の心の表れなのかなとも思います。

 

先日クリニックからの帰り道にまじまじと人々の服装を見ましたが、

やはり例年よりは圧倒的にカラフルさに欠けるような気がします。

私も「しばらく新しい服とかいらないなぁ、昨年のでいいか、あ、いやいや、

昨年も買ってないから一昨年までので十分か!」と思いました。

こんな人ばかりだと衣料品を扱うお店や企業がつぶれるんじゃないかと心配ですがあせる

 

ではでは今後はもっと頻繁にブログをアップしていきますねクラッカー

 

では今日はMONKEY MAJICのHeadlight を贈ります音譜

みなさん、こんにちは音譜

GW明けから急に夏のような暑さになりましたね汗

みなさんのGWはいかがでしたでしょうかはてなマーク

 

私はAmazonプライムで映画をたくさん観ました。

一昨年の暮れに思い切って大画面のテレビを購入していたので迫力満点でしたクラッカー

 

個人的にはやはり古典的なスティーヴン・キングの「ミスト」が面白かったです。

もう3回ほど観ているのですが、何度観ても面白いですね。

 

地方のスーパーマーケットという閉鎖的な空間で生じるパニック。

店の外を覆う濃い霧の中にいる正体不明のモンスター。

にわかには信じられないものを目の前にして、スーパーマーケットという

閉ざされた空間で極限状態に置かれる人々はいろいろな反応をします。

 

目の前の現実を信じられない思いでも受け止めてなんとかしようとする人。

決定的に手遅れになるまでなかなか現実を受け止められない人。

人々の混乱や恐怖に乗じて「ハルマゲドンの始まりだ!」と不安を煽り立て

教祖のようになろうとする女性やその女性に縋ろうとする人々。

そんな時でも自分の社会的地位にしがみついて他人を見下す人など、

いろいろな人間模様を描きながら物語は進みます。

 

ここから先はネタばれになりますので、ご自分で観たい方は飛ばしてくださいね。

 

ハルマゲドンだと騒ぐ女性、ミセスカーモディ。

当初は狂信的すぎる発言のため、誰からも相手にされないどころか、

ちょっと頭がイカレてるな、くらいの感じで人々は関りを避けていますが、

信じられない光景を目にすると、パニックを起こした人々は混乱し、

次第に彼女を教祖のように奉り始める人が現れ、その数は増していきます。

 

心が不安や恐怖でいっぱいになったり、弱っている時、

何を心の拠りどころとするかは人それぞれですが、

当然そういう時の拠りどころのひとつとして宗教があると思います。

私個人は無神論者なので宗教にハマることはありません。

だからと言って宗教を否定する気持ちはまったくありませんが、

人の弱さにつけ込むような怪しげな宗教があるのも事実です。

 

「ミスト」の中でミセスカーモディはちょっと狂信的なキリスト教信者です。

それはもはやカルトと言ってもいいと思います。

神の裁きを訴えるミセスカーモディはどちらかというと鼻つまみ者的な存在から、

まるで教祖のような存在へと短時間で変貌し、人々を支配していきます。

その中でデヴィットが危惧した通り、生贄を差し出そうと言い出します。

生贄については日本でも人柱とか人身御供と言われるように、

人の力でなんともなりそうもないと思った時、例えば大干ばつや大洪水などの

自然の猛威などの前に無力であればあるほど、

これは神の怒りだと言い出す人がいて、神の怒りを鎮めるためにと

生贄を差し出す場面が見られます。

 

こうした生贄の考え方は宗教に限らず、古今東西に見られますね。

圧倒的に無力であることを受け止めきれず、神との取引をしようとする行為です。

しかし神が本当にいるなら、人の命を犠牲にしたりするのでしょうか?

 

海外の映画やドラマを観ていて思うのは、宗教観がわからないということです。

大多数の日本人は私と似たり寄ったりの無神論者に近いと思うのですが、

ものごころついた時から両親に教会に連れて行かれ、

日曜は教会に行くのが当たり前という文化ではないので、

そもそもの宗教観をきちんと理解するのが難しいのではないでしょうか。

 

キリストを信じ、神を畏れるという暗黙の土台の上に成り立った作品を観ても、

根本的に理解できない部分というのは少なからずあるでしょう。

文化の違いといえばまさにそうなのですが、

おそらく私は一生これを理解することができないだろうと思います。

 

話は逸れましたが、ミセスカーモディは当然自分を敵視している人間たち、

すなわちデヴィットたち、特に息子のビリーを生贄に差し出そうと言い始め、

恐怖で冷静さを失っている人々がデヴィットたちに襲いかかります。

モンスターに襲われるよりこちらの方が恐怖にすら思えますね汗

 

そして何といってもラストが衝撃的でした。

 

ラストに対照的な二人がすれ違うことになります。

「パパ、傍にいてよ」と息子から何度言われても、自分がなんとかしなければと

息子を店に居合わせた新任教師のアマンダに預けて動き回る主人公のデヴィット。

家に残してきた二人の子供が心配で、危険を顧みずに自宅に戻る女性。

 

生き残るために、はからずも子供の傍にいてやれない父親に対して、

自らの命を危険にさらしても子供たちの傍にいようとする母親。

どちらが正しいと論じることは出来ませんが、少なくともこの映画では、

結果的に母親の方が子供とともに軍に救助されているという結果になっています。

 

ミセスカーモディたちの攻撃を逃れ、スーパーを脱出するデヴィットたち。

普段はどちらかというとうだつの上がらない感じの副店長のオリーですが、

実は射撃の名手で当初からデヴィットをサポートし、頼もしい存在です。

しかしスーパーを脱出して車に乗り込む直前にモンスターの犠牲となってしまいます。

なんとか車に乗り込めたのは、デヴィットと息子のビリー、

ビリーの世話をしていたアマンダ、最初にモンスターを目撃したダン、

ビリーの小学校の教師をしているアマンダの5人でした。

 

車に乗り込んだ後、ボンネットにオリーの落としたピストルがありました。

アマンダが必至で制止するのも聞かず、リスクを冒してピストルを手にしたデヴィット。

もちろん、それはモンスターから身を守り、生き残るための武器でしたが、

それを手にしてなければ最後の悲惨な決断もしなかったでしょう。

 

車で走って自宅に妻を迎えに行くデヴィットですが、

目にしたのはモンスターに襲われて見る影もない姿になった妻の姿でした。

途中で目にしたスクールバスの子供たちも無残に亡くなっています。

霧の中で次々に目に入る悲しい光景を目にして絶望的になる5人。

残されたピストルの弾は4発。「5人いるのよ?」とつぶやくアマンダ。

皮肉にも身を守るために手にしたピストルが手元にあるからこそ生じてしまった選択肢。

「僕は自分でなんとかする」と言うデヴィット。響き渡る4発の銃声。

あんなにも守りたかった息子のビリーをも撃ち殺さなくてはなりませんでした。

モンスターの恐怖よりも辛い事実を背負ってしまったデヴィット。

 

深い悲しみと怒りの中でデヴィットはモンスターに「来いよ!来い!」と叫びます。

それは慟哭にも近いものでしたが、彼が霧の中で見たのは軍隊に救われ運ばれる人々。

その中に子供の傍にいなければとスーパーを出て行った女性がいました。

 

悲惨としか言いようのない結末です。

あと少し頑張って生きていたら、彼らも軍隊に救われていたはずなのに、

最愛の息子を含む4人を無駄に殺してしまったという事実に愕然とするデヴィット。

 

終わり方は本当に悲惨なのですが、ゾンビ映画のようなお決まりのバッドエンドとは

全く違った印象を受けます。

 

監督のフランク・ダラボンはスティーブンキングの名作「ショーシャンクの空に」や

「グリーンマイル」の監督としても知られています。

観終わった後に爽快感しかない「ショーシャンクの空に」とは対照的に

悲惨な結末にしたのにはどんな理由があったのでしょうか?

 

以下はWiipediaからの引用です。

ダラボンは「とてもダイレクトで、マッスラーな映画を作りたかった」ために、

『ショーシャンクの空に』、『グリーンマイル』のような

「ストレートなドラマ」の後に『ミスト』を選んだ。

ダラボンは映画化の際に新しい結末を考案した。

原作者のキングはダラボンの新しい結末を賞賛し、

「この結末は衝撃。恐ろしい。だがホラー映画を見に行く人々は

必ずしもポリアンナ・エンディングを望んでいるわけではない」と述べた。

原作小説ではデヴィッドはアマンダと性的関係を持つ展開があるが、

ダラボンは不倫要素を映画に盛り込もうとは思わなかった。

デヴィッドを演じたトーマス・ジェーンは、自分と息子、そしてアマンダで

一種の家族が形成されていると説明した。

またアマンダ役のローリー・ホールデンは、ハリケーン・カトリーナの際の

ルイジアナ・スーパードームの避難経験を引き合いに出した。

 

こうした背景があるみたいですが、私は真の意味でのホラー映画だと思います。

 

原作と映画がどのように違うのかをAmazonで原作を購入したので読みたいと

思いますが、読むのが楽しみです。

なかなか休日に映画三昧とはいかないのですが、コロナの影響で

映画三昧の休日を送れることにひそかに感謝です。

でもやはり映画は映画館で観たいというのが本音ですが・・・。

 

Written by まきメンタルクリニック 院長 西崎真紀

 

では今日は平井堅の「LIFE is・・・~another story~」を贈ります音譜

スマートフォンではyou-tubeで期間限定で配信されてるようです。

大好きな曲の一つで、聴いてるとなぜか胸がいっぱいになる曲です。

 

みなさん、こんばんは音譜

 

遅きに失した感が満載の「緊急事態宣言」が発出されて4日目。

だいぶん梅田を歩く人が減ってますが、その一方で我関せずで

立ち飲み居酒屋などで飲んでいるサラリーマンもまだいますね汗

自分は新型コロナウィルスには罹らないし大丈夫だと思っているのでしょうかはてなマーク

 

強制力のない要請だとかお願いだとかでは限度があります。

どんなにほとんどの人が自粛をしてもこうした人が感染源になって

ばら撒いてしまっては元も子もないという気がしますね。

 

一方でテレワークなどできない職種の人もたくさんいます。

私も全然テレワークとは無縁の仕事です。

 

テレワークなど在宅での勤務や待機になった方たちは、

それはそれで普段と違うストレスがたまると思います。

 

たまったストレスをどう発散させるかは人それぞれですが、困ったことに

夫婦間のモラハラやDV、子供への虐待などがより顕著になる可能性もあります。

こうした危惧はすでにマスコミで報道されていますが、

普段は仲が悪くない夫婦や親子でも四六時中家に缶詰めにされて

顔を突き合わせているとついついきつい口調になることもあります。

 

家庭内で仲良く!というのも大事ですが、2~3日の連休とは違い、

またお盆や年末年始のようにどこかに遊びに行くこともできませんので、

長期戦を見据えたら「穏やかな無関心」も必要になります。

 

例えば自宅待機している子供たちもストレスがたまっているのに、

「ゲームは一日〇時間って決めたよね!」とか

「〇〇しときなさいって言ったでしょう?」などとなりがちですが、

約束が守れなくても、時には見て見ぬ振りも必要ではないでしょうか。

あるいは夫や妻に対しても

「ネット会議しているんだから子供を静かにさせろ」「部屋を片付けろ」とか

「家にいるんだから〇〇してよ」「このくらいできるでしょ!」

などと言い始めたら喧嘩のもとになりかねません。

要求ばかりしたり、相手のできてないことばかりに目が向くようになると大変です。

目に入る光景すべてに反応しているとストレスは増大する一方です。

 

この緊急時に最初から「仲良くやろう」と無理せずに、

お互いにパーソナルスペースを保ちつつ過ごすことも大切です。

家族がこれを機に普段できない話をしたりするのも大切ですが、

それと同じくらいに距離感を保つことも大切なのです。

 

私はこれを「穏やかな無関心」と呼んでいます。

無関心というのは悪い意味にとられがちですが、冷たく無関心なのではなく、

「敢えて穏やかに無関心であろうとするすること」は時には必要だと思います。

すべてに関心を持つことは、ともすれば過干渉となりがちです。

自分ではそのつもりはなくても、知らず知らずのうちに

相手のテリトリーにズケズケと入り込んで支配してしまうことは避けるべきです。

家族だからこそ、この長期の自粛期間は、穏やかな無関心と

必要な時の温かい関わりが大切なのではないでしょうか。

 

Written by まきメンタルクリニック 院長 西崎真紀

 

では今日はスピッツの「春の歌」を贈ります音譜

みなさん、こんばんは音譜

新型コロナのニュースばかりで気が滅入りますね汗

 

こんなに何もかも自粛自粛、そしてマスクの高額転売が水面下でずっと持続、

政府の思惑は見事にはずれ(毎回ですけどね)マスクは市場に流通してません。

医療機関もマスク不足で本当に困っています。

メーカーに十分に在庫があるのに不安がって過剰に買い込む人がいるため、

デマなのにトイレットペーパーが買えなくて困った人もいたでしょう。

 

もう誰の目にも無理そうなのにオリンピックを開催する素振りを続けていた政府。

やっと延期するかも?と言い出しましたが、もし仮に日本が収束していても、

海外からやって来る人が感染している可能性もゼロではありません。

そうなるとまた感染拡大し、医療は確実に崩壊するでしょうドクロ汗

 

先々週の日曜にあまりにも息が詰まりそうなので、

「店員さんがマスクをつけていたらお茶しよう」ということで梅田のカフェに行ったところ、

おそらくみんなも同じ気持ちだったのか、梅田は結構な人混みでした。

カフェも閑散としているだろうという予測に反して思ったより人がいましたが、

それでも広い店内の窓際の席でゆっくりとお茶できました。

 

しかし休校にして外出制限を強くかけなかったために渋谷や原宿が若者であふれ、

カラオケなどは最も注意すべき場所なのに妙に賑わっていたり、

いまだに大人たちが梅田の高架下の居酒屋で飲んで騒いでいるのを見ると、

なんという切迫感のなさなのかと思ってしまうのですよねあせる

 

クリニックである以上、自分が感染源になってはいけないという思いがあり、

帰宅してから手を洗うまで触るところは最小限にし、手洗いとうがいをしてから

触ったドアノブや電気のスイッチ、スマホや鍵を消毒している私からすると、

呑気なのか平和ボケしてるのかわからないですが・・・(・_・;)

一方海外では深刻な外出禁止令が次々出されていますが、日本人ってやっぱり

手洗いうがいを励行していてきれい好きで真面目なんだろうなとも思います。

 

しかし、今の状態がずっと続くのは困りますが、悪いことばかりじゃありません。

普段は講演の資料作りや何やらでなかなか休日ものんびりできませんが、

最近は休日はのんびりお休みできています音譜

3連休はほぼ自宅にこもって、撮りだめしていた映画やドラマを消化しました合格

 

以前三谷幸喜の作品で、役所広司、稲垣吾郎主演の「笑いの大学」を観たことがあります。

戦争の色が日に日に濃くなっていく中で、お芝居の台本も警察の検疫を受けなければ

上映できない状態になった日本の警視庁の取調室、ほぼそこだけが舞台の映画。

 

役所広司の演技にも注目ですが、稲垣吾郎も結構頑張っていたのではないでしょうか。

私はこの作品が大好きで、機会があればまた是非観たいです。

 

どんな時代にも、ユーモアや笑いは必要です。

状況が逼迫していればなおさらなのです。

 

 

『天保十二年のシェイクスピア』というお芝居が上演中止になった日に

高橋一生さんの最後の挨拶が印象的で、この映画を思い出しました。

 

高橋一生さんの舞台挨拶(←リンクあり)

 

そこからの抜粋です。

 

ここからは僕の主観です。

 

僕たちがやらせて頂いている「お芝居」というものは、

木場さん演じる(隊長)が前口上で仰っている通り「趣向」です。
「娯楽」といってしまえばそうなのかもしれません。

いつの時代も、僕の知り得る限り、多くの場合において、有事の際、

芸術やお芝居はトカゲの尻尾切のように

世の中から捨て置かれてしまうような存在だと思っています。

 

しかし、僕の思いとしては、この「娯楽」というものが

人の心というものを豊かにする重要なものではないか、と思っています。

娯楽というものが世の中からなくなってしまったら、

きっと皆さんの心は、お芝居をさせていただいている僕らも含め、

「豊かな心」がどんどん失われていってしまうと思います。」

 

まさにその通りだと思います。

まぁ今回の「有事」は見えない敵なので、大阪のライブハウスの件もあり、

やはり私のように自粛ムードで過ごすしかない方もおられるでしょうし、仕方ないですが。

 

幸いにして、今はほとんどの家庭がネット環境にあり、スマホを持っていて、

AmazonプライムビデオだのHuluだの動画配信サービスもあります。

ゆったりと好きな映画を観たり、読書したりする時間ができた面もあります。

いつもはできないところのお掃除をしたり、手の込んだ料理をしたり。

思いがけずそういう時間ができたと前向きに考えています。

 

ネットニュースの見出しを見てはうんざりすることもありますが、

中学生が手作りマスクを600枚以上頑張って作ったというニュースもあり、

お小遣いで材料を買って、頑張って一生懸命作ったのだなと思うと感動です。

こんな時にその人の人柄って出るんだなと思います。

 

情報過多の時代、デマに振り回されて、不必要に買い込んでいる大人も

転売して儲けようとしている大人も、見習ったほうがよいのではないでしょうか。

 

譲り合う心がなくなり、人々がギスギスしてしまうと、世の中は殺伐とします。

そうなると、闘う相手は新型コロナウィルスだけじゃなくなりそうです。

いつも心にほんのちょっとユーモアの灯をともしていたいものですねひらめき電球

 

Written byまきメンタルクリニック 院長 西崎真紀

 

では今日は春にふさわしく、福山雅治の桜坂を贈ります音譜

 

みなさん、こんばんは音譜

昨年末から個人的にとても気になってニュースを追っていた

新型コロナウィルス(COVID-19)キラキラ

やはり既に市中感染が拡大しつつあるようです。

 

まぁ何に、誰に忖度して中国からの旅行者を禁止しなかったのかはてなマーク

中国人や転売ヤーによるマスクの爆買い、高額な転売も規制せず

極めつけは、すでに市中感染が拡がりつつあったとは言え

クルーズ船の乗客を隔離せずそのまま公共交通機関へ・・・ガーン

驚きを通り越して唖然とした対応が目立ちましたが、時すでに遅しあせる

 

当初、私はあまりにも専門家と名乗る人たちが楽観的なことを言うので

驚いてしまったのです。

たとえば空港の検疫所の女性医師がワイドショーに出演して

「潜伏期間なんてほとんど感染しないんだから心配することないビックリマーク」と断言。

いやいや、未知のウィルスなのになぜ断言できるの~はてなマークと驚くと同時に

この程度の認識しかない人が検疫していることも不安でした。

この発言の翌日か翌々日に中国が

「今回は潜伏期間中にも感染することが特徴」と発表しましたが汗

 

神戸大の岩田教授のYou-tubeによる告発もありましたね。

確かに感染症の専門家からしたらクルーズ船は感染に関して

しっかりした対応ができていたのか、危機管理ができていたかは甚だ疑問です。

私も岩田教授のYou-tubeを拝見しました。まぁ若干感情的ではありますが、

感染症の専門家からしたら「怖い現場」だったのでしょう。

事実おそらくDMATの医師と思われる人が「よく言ってくれた」と感謝を述べてます。

なぜYou-tubeで?という批判もありますが、そうでもしないと聞く耳を持たない

という姿勢だったのでしょうし、大きな一石を投じた点ではすごいと思います。

 

削除後も波紋を呼ぶ「岩田告発」 (←リンクあり)

 

そして専門家だからこそ怖さを知っているというのはあります。

なぜ政府は感染症の専門家を集めずに、厚労省の傘下とも言えるDMAT

(災害派遣医療チーム)に対応を任せたのでしょうか?

現場の人たちは一生懸命やっていたでしょうが、それがピントはずれな方法だと

徒労に終わる可能性も高く、現に検疫官や厚労省の職員など3人が

感染したわけですから、ゾーニングなどに問題があったのでしょうね。

さらにあんなに言われたにもかかわらず、クルーズ船で作業をした

厚労省職員の大半やDMATの医師たちがウィルス検査をしないまま、

通常業務に戻っており、首を傾げたくなるお粗末さですね。

岩田教授は恐怖のあまり自身を隔離した状態で情報発信してましたが。

 

さて毎日どこで何人感染したという報道が続き、まぁそれも大事でしょうが、

今、大事なのは私たちが日常生活の中でいかに予防すれば良いかですね。

 

その前にまずCOVID-19の特徴として次のようなものがあげられます。

  インフルエンザと違って潜伏期間が長く、潜伏期間中も感染力がある。

  感染しても症状が出ない不顕性感染の人も結構いる。

  初期症状が風邪と似ている。倦怠感が強い。

  持病のある人や高齢者は症状が重症化しやすい。

  致死率はインフルエンザより低いとされているが感染力が強い。

  空咳をしている人が多いらしい(武漢の医師の証言より)

 

今わかっているのはこの程度です。

大袈裟に怖がる必要もないでしょうが、甘く見ることもできません。

潜伏期間が長く感染力も強い、不顕性感染などは困った点です。

もはや誰が感染しているかわからないと思った方がよいでしょう。

風邪の症状が出れば休むのがベターですが、正直一部の企業を除いて

在宅勤務など難しい状況で、少々しんどくても休めない人も多いでしょう。

結果、感染していても気づかずに頑張って満員電車に乗って通勤、会社で勤務。

マスクの入手が困難なのでマスクなしという場合もあり得ますよね。

 

さて日常でできる予防対策ですが、

結論から言うとまずは手洗いとうがいです。それからマスクです。

 

①まずは手洗いと手指のアルコール消毒

COVID-19はノロウィルスなどと違ってエンベロープという膜を持っています。

エンベロープはその大部分が脂質なのでエタノールや石鹸などで破壊可能です。

ですから石鹸で手を洗うのがまずは大事でしょう。

消毒用アルコールももちろん大事ですが、こちらは現在入手が非常に困難で

当院でも卸の会社にもなくて入荷待ちです。

ですが、いわゆるアルコール除菌のティッシュなどでも十分に対応できますので

外出時には持ち歩いて必要な時には指先を消毒することをお勧めします。

肌の弱い方もおられるでしょうが、ノンアルコールだと効果は得られません。

 

②正しい手洗いの仕方

デパートとか映画館の女性トイレなどで見ていると、洗面台で化粧は熱心に

なおしたりしているのに、肝心の手洗いはさっと手を濡らす程度の人をよく見ます。

あれは果たして手を洗ったと言えるのでしょうか??

手を洗う時は以下の手順を行ってください。

まずは流水で手を濡らしてから石鹸をつけて、手のひらを擦ります。

指先から爪の間、指と指の間もしっかり洗いましょう。

親指と手のひらをねじり洗いし、次に手首まで洗い、十分に流水ですすぎましょう。

すすぎは大切なので20秒以上かけてしっかりやってください。

できれば指輪や時計は外して洗うのがベストですが・・・。

洗い終わったら今の時期だけでもペーパータオルで拭きましょう。

うちでも普通のタオルからクリニックと同様にペーパータオルにしました。

 

③なぜ手洗いが大切なのか

ではなぜ手洗いが大切だと言われるのでしょうか?

それはいわゆる接触感染を防ぐためです。

 

飛沫感染とは感染者の咳やくしゃみなどで排出された病原体が

直接口腔内や目や鼻の粘膜などに入ったり付着したりすることで感染することです。

接触感染とは飛沫などに含まれた病原体が手すりやドアノブなど物体の表面に

付着して、それに触れた手などで物を食べたり鼻をいじったり、目をこすったり

することで感染することです。

空気感染とは飛沫として空気中に出た病原体が、水分が蒸発して空気中に浮遊し、

長時間空気中を移動するために埃などと一緒に吸い込むことで感染することです。

エアロゾル感染とは病原体の水分が蒸発せずに漂っているため、閉鎖された空間に

長時間一緒にいることで感染することです。

ですから手洗いをしっかりすることによってこの接触感染をかなり防げます。

 

COVID-19では飛沫感染、接触感染は明らかですが、最近はエアロゾル感染も

可能性があると言われていますので、不要不急の外出を避けるのはもちろん、

イベントなどで数時間閉鎖空間にいることも避けるべきでしょう。

 

③手の清潔を保つための注意点

さて、せっかく手を洗ってもマスクの外側を触れたりしたらまた「不潔」です。

岩田教授ではないですが、世間一般でいう「清潔」・「不潔」という概念と

医療でいう「清潔」・「不潔」の概念は違います。

医療でいう「清潔」とは滅菌した状態、滅菌できなくても殺菌した状態、

クリーンな状態です。それ以外はすべて「不潔」として扱います。

とは言え、普通の生活の中で「清潔」を保つのは困難ですね。

ですから以下のような状況は避けるか、避けられない場合はその後

再び手洗いしたり、アルコール消毒したりしましょう。

 

できれば避けましょう

   1.自分のしているマスクの外側を手で触れるとその手は不潔となります。

   2.公共の場所の手すりやドアノブなどに触れたら、その後は手洗いしましょう。

   3エレベーターのボタン、電車の吊革なども同様です。

   4.同様に鍵、スマホ、紙幣やコイン、髪の毛などに触れた手はよく洗いましょう。

   5.指先を舐めて買い物袋を広げるとか本などのページをめくるのはやめましょう。

   6.爪噛みの癖のある人は頻回に手を洗いましょう。

 

ウィルスは物体表面に付着した後、数時間は生きていますから、

とにかく手洗いしたりアルコール消毒した手でない限り、鼻をいじったり、

目を擦ったりするのは厳禁です。

昨日中国から感染者が目を擦ったか確認すべきという発表もあり、

やはり目の粘膜からの感染の可能性も濃厚です。

直接手でお菓子をつまんで食べたり、コンビニのおにぎりを食べたりも

避けるべきでしょう。お菓子用のトングも売っているのでそれでつまむなり、

おにぎりは一旦お皿に置いて手を洗い直して食べるのが良いでしょう。

逆に言えば、それさえ注意すればかなり予防できますね。

 

⑤うがいについて

次に大事なのはうがいです。口腔内にウィルスが付着しているかもしれない場合、

ウィルスが細胞内に入り込んでしまう前に洗い流すことができます。

まず初めに口に水を含んで強めにブクブクうがいをします。

これで口腔内にあるものをまずは外に出します。

その後は水を含んで上を向いて喉の奥までガラガラうがいをしましょう。

これを15秒ほど、2~3回ほどすればよいと言われています。

イソジンなどヨード系のうがい薬は殺菌作用は強いのですが、必要な常在菌も

殺してしまうので、効果には疑問があると言われており、水やお茶がお勧めです。

また緑茶のカテキンには強い抗ウィルス作用があると言われています。

 

⑥マスクの着用について

マスクは無意味だと盛んに言う専門家もいますが、無意味なわけではありません。

上記のようにマスクが不足して手に入らないために感染者がマスクをせずに

満員の通勤電車に乗っている可能性だって大ですから、その人たちの咳や

くしゃみから自分の鼻腔とか口腔に飛沫が付着することを防げます。

飛沫は意外と飛んでいて1~3メートルほど飛ぶと言われていますから、

予防の意味でもマスクは有効であることは間違いありません。

また顔を覆っているので爪噛みしたり、鼻をいじったりの防止になります。

そういう意味では手作りマスクでも十分に効果はあります。

 

しかしマスクをしていても息苦しいからと鼻を出していたりしては意味がないです。

たまに街中で見かける顎にマスクをかけている人に関しては論外です。

マスクの外側をやたら触る人も見かけますが、触った手は不潔ですから、

その手で目を擦ったりしないように気をつけましょう。

昼休みや食事などでマスクを外したら、そのマスクはもう不潔ですから捨てましょう。

 

マスクをしていても完全に防げるわけではありません。目は出てるわけですしね。

「でも欧米ではマスクをしているのは病人だけゲホゲホ」などと言ってられません。

市中感染が拡がり、しかも不顕性感染がそこそこいるとしたら、

自分が感染していないと言えない状況になってきているわけですから、

感染を拡げないという観点からも、自分の身を守るという観点からも有効です。

ただし正しいマスクの使い方をしなければ意味はありません。

 

⑦その他にできること

とにかく不要不急の外出はできるだけ避けましょう。

エアロゾル感染のリスクもあるので会合やイベントなどへの参加はよく考えましょう。

この時期の歓送迎会も気持ちだけ示して先延ばしした方が賢明です。

宴会などはそれこそ飛沫感染や接触感染のリスクが高いのです。

 

京都など空いているらしく、ここぞとばかり行く人もいますが、

その電車の中も接触感染やエアロゾル感染のリスクがあります。

私も3月に東京で予定されていた東洋心身医学会の準備を完了していましたが、

正直この時期に飛行機で東京に往復することも、学会場にいることも不安でした。

一昨日学会が中止という連絡を受けて、ちょっとホッとしています。

22日にはいずにホールで毎年楽しみに行っていたバッハオルガンコンサートが

ありましたが、今年は涙をのんで自発的に自粛しました。

チケット代が戻ることはありませんが、この際それは仕方ありません。

 

できれば避けたいものとして

マスクをしていない店員のいる飲食店での食事は避けましょう。

また剥き出しになっている揚げ物などのお惣菜や試食品は避けましょう。

今日買い物に行ったショッピングモールのフードコートを通りかかったところ、

ケンタッキーでは店員が全員マスクをしていましたが、マクドナルド、丸亀製麺、

サーティワンアイスクリーム、ミスタードーナッツでは店員がマスクをしておらず、

しかもお客が少ないためか店員同士で談笑し合ってました。

こんなにマスクが不足していると、マスクが手に入らないのかもしれませんが、

談笑中にも飛沫は飛んでますから、せめて勤務中の談笑はやめてほしいです。

店員の大半はアルバイトでしょうから、そのお店の指導の問題でしょうね。

 

買い物もマスクをして予め必要なものを決め短時間で切り上げるようにしましょう。

特に子供連れの方は要注意です。

先日10歳未満の感染者が確認されましたね。

人混みではマスクをしてない(買えない)人もいて、飛沫は下方向に落ちていきますし、

子どもはどうしてもあちこち触り、指を舐めたりしゃぶったりしがちなので、

より接触感染のリスクが高く、子どもが不顕性感染でもその親に移って

感染拡大というリスクは高くなってしまうためです。

ですからなるべく短時間で用事を済ませ、戻ったら手洗いとうがいをしましょう。

 

十分に睡眠と栄養を取り、免疫力の低下を防ぎましょう。

免疫力が高い場合、症状は出ないか軽いと思われます。

疲れていたら体力を補う漢方で免疫力を上げるのも一つの方法ですね。

 

まぁこんなところでしょうかね。

過剰に反応する必要もないかもしれませんが、楽観的すぎるよりはいいでしょう。

こんな時って人間性が出るというか、マスクやアルコール消毒液、クレベリンなどを

びっくりするような高額で転売する人が後をたちませんね。

これから花粉症の季節ですから、花粉症の方にもマスクは必須なのに・・・。

今年も花粉がもう飛散し始めたので早めに薬を内服するなどが望ましいです。

当院でもちらほら花粉症の漢方薬や点眼薬の希望者が目立ち始めました。

 

政府が「自粛のお願い」と言っても出勤しないわけにもいかないのが実情で、

春休みを前倒しするとか何か方法はありそうな気もするんですが、

なにせの安倍首相のもとで開催される新型コロナウィルス感染症対策本部の

会議の時間は平均12分ほど、2月半ばまで感染症の専門家もおいていなかった

というお粗末な対応なので、もう国民は自衛する方が賢いと思いますʅ( ‾⊖◝)ʃ

 

会議時間は平均11.9分・・・あ然とする安倍首相の新型コロナ対策(←リンクあり)

 

Written by まきメンタルクリニック     院長 西崎真紀

 

では今日はGReeeeN の キセキ を贈ります音譜