次男は病院の清掃で働いているため、

ずっと「県外外出禁止」でした。

 

ちょっとくらい、いいやん、

といっても自閉症のため

「ダメだ」と。NGでした。

 

 

先日「県外OKって張り紙があった!」とのこと。

休憩室の掲示板にあったそうで。

 

「じゃあ、今この感染者が落ち着いている時に、どこか行っとこう!

どこがいい?」

と聞くと

「甲子園!」と即答でした。

 

 

次男は野球はしたことないのですが、

高校野球、プロ野球を見るのは大好き。

 

 

福岡だから、もちろんソフトバンクホークスが好きで、

コロナ禍前は、年に一度はドームに試合を見に行っていました。

時々、福祉施設ご招待枠の席に当たることもあって、年に2回、3回の年もありました。

が、今は全く見に行けていないのです。

 

 

高校野球は夏休みのメインイベントです。

春休みも選抜を毎日見るのに忙しいみたいで。

録画して、何度も何度も見ています。

学生時代は朝からずっとテレビばかりでした。

 

アメトークの、高校野球大好き芸人の回も大好き。

録画を何度も見ています。

 

 

野球って、名場面(映像で見れる)、データ(数字)などがあるから、

自閉症の人も好きなのかもしれないです。

 

 

 

ステイホーム中から、

「もうどこでも行っていいですよ!って言われたら、

どこいく〜〜?」といつも想像してきました。

 

 

私は「日吉大社!」と思い2年前に行ってきましたが、

(私は県外禁止ではないので)

 

次男は甲子園か〜〜

 

 

 

ということで。

2日前に決定。

 

 

行って来ました〜

 

甲子園駅からまっすぐ行ったらもう球場なのですね〜〜!

良いですね〜

 

ペイペイドームは、駅(地下鉄唐人町駅)からだいぶ歩きますので〜

 

 

 

5年ほど前。

高野山に家族全員で行った時、

帰りのフェリーに乗り損ねて(高速で事故があって渋滞していた)

泉大津から高速で福岡まで帰ったことがありました。

 

その時に高速道路に「甲子園球場」の看板があり

「え?!ここがあの甲子園!」と次男と興奮したのですが

その看板がありました。

 

たぶん、あの時見たのはこれだろう!と。

 

あの時フェリーに乗り遅れてよかった〜

でないと、この看板に出会えなかったから〜

(運転が大変だったのは夫でしたが〜😅)

 

 

 

甲子園、

なんとなく、憧れの地です。

野球に関係ない人にとっても。

 

まるで神社仏閣のような気持ちです。

 

 

感動しました✨

 

 

 

次男も嬉しいみたいで、

良かった〜と思いました。

 

 

子どもが小さい頃に出席した自閉症の勉強会で

「自閉症の人は、あれをしたい!と思ったら、『その時』に解消していないと、

何年か後に急に『あれをしたい!』と思い出し、周りの人は何のことを言っているのかわからず困る……といことがある。だから、欲しかったり行きたい場所は、先送りしないほうがいい」

と聞いたことがありました。

 

 

自閉症の人は記憶力がいいので、自分はすごく良く覚えているのですが、

周りの凡人はわからず、

本人がうまく伝えることができるような人だったらいいのですが、

そうでないとなると、何でパニックになっているかわからない…‥といった困った事態も起こりうる、

とのことでした。

 

 

なるべく、全てその場で解消するように、と色々とやってきたつもりでした。

 

なので、「甲子園に行く!」も、即「OK!」なのです。

 

 

甲子園のレンガが綺麗で〜

 

 

 

足元のレンガに、今までの優勝校の名前があったりと、

高校野球の聖地✨✨

という感じでした。

 

 

 

隣に甲子園歴史館があり、

次男は色々な展示物に興奮していました。

 

入場するとき、次男の障がいの手帳が使えて割引されたので

「ありがとう〜またあなたの手帳のおかげで安くなったね〜」と言いました。

本人だけでなく、付き添いの一人も割引が適用されたのです。

 

 

障がいがわかったとき。

この手帳についても色々ありました〜。

 

 

3歳で手帳をもらい、更新更新を繰り返して(3年だったり2年だったりするのです)

20歳過ぎた今も手帳を持っています。

 

周りの人は「手帳を申請する」ことに抵抗があったり、(障がい者と認定されるのがイヤ、など、夫婦間で考えが違って、申請出来ない人もいた)

「あの子とうちの子は同じくらいの障がいの重さなのに、うちの子の方が判定が重い(障がいが重い)それはおかしい」などなど……

マイナスなイメージで手帳を考えているんだろうなあ〜という発言をたくさん聞いてきました。

 

 

 

私達夫婦は、「貰えるものがあるなら、貰っておこうか」だったので、すぐに申請しました。

 

実は手帳は、名前だったり、等級の読み方が全国で統一されていないので、「うちはこれです」と言っても、通じないこともあるので、言うのが難しいのですが、うちはB1でした。(今もそうです)

 

 

子どもに、手帳をマイナスに感じて欲しくないなあ〜と思ったので、積極的に手帳の良いところを言ったりしていました。

「手帳のおかげで、入場料安くなった〜!ありがとう」「駐車場代がタダになったね。ありがとう!」「タクシー代ちょっと安くなったね〜」などなど。

 

 

Bだと、そこまで減免はないのですが、でも出来る範囲で手帳ありがたいねえ〜!をアピールしてきました。

(実際お金が安くなるのでありがたいのです!)

 

 

 

ちなみに、のちに出会った言葉なのですが、

障がい者手帳って、

パスポートのようなもので、

必要と思えば申請すればいいし、

「持ってます」ってわざわざ言わなくてもいいもの、だよと。

 

本当にそうだなあ〜って思います。

 

 

 

手帳を貰った頃の次男は、超多動で、じっと出来きませんでした。

 

ですから、美術館、図書館、博物館などの文化施設には行けませんでした。

周りの人の迷惑になるからです。

 

私はそういうところが好きで、子どもと一緒に行きたかったのですが、

行けなくて残念でした。

 

ショッピングモールをずーっとウロウロして、体を発散させていた感じです。次男は。

公園だと、小さい公園は飛び出すので行けず、広い大きな公園に行っていましたね〜。

動いていないと落ち着かないんですね。

 

 

 

小学校高学年くらいになってから、ようやく落ち着きが出てきて

美術館、博物館などに行けるようになりました。

(そういえば図書館は……行ったことないですね。)

動いていられる場所がいいんでしょうね。

 

 

あの頃行けなかった分を、

今、回収?!している感じです。私的には。

 

 

 

 

それに甲子園……子どもがいなかったら、絶対に行こうと思っていなかったでしょう。

こうやって、ここまで来れて良かったなあ〜〜と、甲子園のレンガを見て思いました。

 

 

 

甲子園歴史館は、展示もスゴイですが、

ドラフト会議の体験も出来て面白いです!

 

自分の名前と所属、ポジション、呼ばれる希望球団を設定できて、

あのすごく良い声で「福岡ソフトバンクホークス」と言ってもらえるんです。

ドラフト会議で呼ばれるなんて、夢のような経験ですね。

 

みんなどの球団を選ぶのかな〜?としばらく見ていたのですが、

ジャイアンツが多かったです!

 

 

 

 

一旦建物を出て、球場側にある博物館も行けるようになっていて、

そちらは高校野球オンリーの展示になっていました。

高校野球好きにはたまらないだろうなあ〜

映像での解説がたくさんあって、あまり野球を知らない私でも楽しかったです♪

 

 

 

支援者さんと一緒に来ているのかな?と言うような方もいて、

やっぱり野球みんな好きなんだなあ〜と思いました。

 

神社仏閣で障がいのある方を見ると嬉しくなります。

 

甲子園でもやっぱりそうでした。

 

 

 

 

 

そのあと、ららぽーとへ。

 

 

せっかく甲子園まで行くのだから、

他にもあちこち行きたい!と思って色々調べたのですが

結局ららぽーとへ。

甲子園のすぐそこにあるのです。

 

 

結果、ららぽーとで良かった〜と思いました♪

 

九州にはもうない、クリスピークリームドーナツのお店があったので、お土産に買いました。

(夫はドーナツ好き)

 

 

 

 

たくさん歩いた一日でした!

次男も満足出来て良かった。

 

 

(次はどこ行く〜?と作戦会議は続きます♪)