子どもが3歳の頃通っていた園は
障がいのある子専門の園だった。
まだ出来たばかりの施設。
先生も子どもも試行錯誤の中
毎日が過ぎて行っていた。
親は、ただ、毎日子どもが元気に通えるようにサポートするだけ。
そう思っていたが、周りの母の中には
すっごく園に注文ばかりする人が多かった。
自分の子が、より良くなるように…
という必死な願いはわかるが
でも、子どももそんなすぐに成長するわけでもないし、
先生も人間なので、色々とミスだってする。
連絡帳がびっしり書かれていないとか、
持ち物が違う子のが入ってるとか、
どうでもいいことで、園に文句を言う人がいた。
その時。私が思っていたのは
「先生もまだ始まったばかりだし、
万能ではない、とわかる。
そういう中で信頼関係を作りたいから、
私は先に先生を信頼している。そして、私のことを信頼してもらいたい」
だった。
すると、ある保護者の言葉。
「それでなくても、私たち障害児の親は重い存在なんだから、
先生を信頼したら、嫌がられるよ」
え?!私って、そんな存在だったの?
とショックだった。
そんな風に考えたこと、一度もなかったので。
それからは、私は、人に嫌がられる存在なのだろうか、とビクビク。
子どもに障がいがあるというと、嫌がられるだろうか、と、無言になることが増えた。
が!
今なら、違う!気にするなー!と言える‼️
ある病院の先生にそのことを言ったら
「それは、あなたの方が正しいですよ!」
と言ってくれていた。
今、アドラー心理学の本を読んでいると、その部分が出てきた。
「他者信頼」
信頼というのは、他人を無条件で信じてあげること。
もちろん、犯罪をする人や危険な人もいるでしょう。
ここでの信頼とは、無条件で安全をゆだねるという意味ではありません。
例えば、「あいつは何をやらせてもダメ」「あの人ってほんとサイテー」
というように、誰かを悪く言う人がいますよね。
でも、アドラー心理学では、
「誰だって完璧ではない。劣等感はあって当然」
という考えがありました。
それと全く同じように、他人だって不完全なのです。
そして自分は不完全でいい…その劣等感があるからこそ
前に進めるんだ…と自分と同じ不完全な仲間なんだ、
私が前に進めるように、みんなもいい方向に変わっていけるんだ」
と考え、他人をプラスに受け入れること。
これが「他者信頼」なのです。
とある。
読んでいて、まさしく!
私、出来てるじゃーん♪
と。
なんで、わかってたの?
すごい、ちゃんと出来てる。
今、その自分を振り返ると、
今までの(生まれる前など)人生で獲得してきた知識やスキルが
ちゃんと発揮されていて、
えらい!
ということなんだろうな〜と思う。
まだ子どもの障害がわかって直ぐのころだから
今から15年前。
まだ識子さんも知らないくらいだが
それから、不思議なきっかけで識子さんのブログに出会い、
色々と教えてもらううちに、思い出してきた部分もあり、と、
今まで頑張ってきた自分を褒めてあげたい❣️
と思う。
ちなみに、私が子どもを育てるにあたって、何を大事にしたかというと、
「大人になるまでになるべく人を嫌いにならない、無理のない環境で。」
ということと、。
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『発達に遅れのある子の親になる②』 海津敦子さん
手に余ることがあったとき、困ったときに、人を頼って助けを求めることは、
自立にとって欠かすことができないことです。
たとえば、障害のある子どもが就職していちばんさきに求められるのは、
困ったときに「助けて」と言える力です。
職場で必要なスキルは職場でおおよそのことは教えてくれます。
けれども、困ったときに「助けて」と周囲を頼って助けを求めることは、
成人になって教えてもなかなか身につくものではなく、
結局、助けてといえなかったために大事に至ってしまうケースがよくあるからです。
人に助けを求めることができるかどうかは
「他人への信頼感」と「自信(自分への信頼感)」に深くかかわっていると感じています。
その鍵になるのは、自分の想いを受け入れてもらえた十分な体験があるかないかです。
水下治子さん(北海道の児童養護施設)
「甘えてもいいんだということを、子どもにわかってもらうのは、とっても大切なことです。
子どもが望んでもいないのに、大人の想いで先回りして甘やかすことと違って、
甘えさせてあげることは、子どもの望みがまだその先にあります。
甘えてもいいんだと子どもがわじゃることは、
『自分の想いを他の人に伝えてもいいのだ』と理解することに等しいと思います。
甘えさせてもらえ、自分の想いをしきあり受け入れてもらえた子どもは、
自分の想いを伝えるのがじょうずです。
その逆に、自分の想いを伝えても、
否定的な言葉や拒否的な態度をされることが多く、
受け入れてもらう体験が少ない子どもは、
自分は愛されていないのではないかと、不安を抱くようになっていき、
本当に寂しそうです。
そうした子どもは、思春期になると、すぐにくじけてしまったり、
周囲に流されやすく、誘惑に負けてしまう子どもになることが多いように感じます。
大人への信頼感も薄く、大人を受け入れることができません。
大人を敵だと思っている子どももいます。
子どもの心には、何をいったとことで、
自分の想いはわかってもらえない、受け入れてもらえんし、
といったあきらめ感が巣くっています。
何があっても、だれかに助けを求めるわけでも
自分の想いを伝えるわけでもなく、
周囲の人に言われるまま、支持されるままに、
ただ時間が過ぎていくのをじっと待ち、
すべて運命としてあきらめているような子どもの姿に出会うと、
胸のつぶれる想いがします。」
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まさしく、共依存になる状況…
障がいがあると、そのリスクが高まるなあ…と。
だから、次男が生まれて
どう育児をしたらいいかを、こうやって教えてもらえたことは
私にとって、宝なのだ〜✨🗃