今日の仕事はとっても面白かったです。
利用者さんが3人。
でも年齢がバラバラ。
小1、中3、高1。
でも似たようなお子さんだったので
おだやか~
でも、中3の子が、最近私が気になっている子なのです。
午前中は公園へ。
中3の子が、近所だと同級生に見られたくない、という思春期真っ最中なので、車でちょとさきの公園へ。
土曜日だと、わりと行く公園らしいのですが、私が行くのは初めて。
公園の駐車場に着くと、どうやら、保育園の団体さんが。
遠足?と思って、元保育園の先生をされていた先生が、
「でも先生の姿がないから、
完全に保護者主導の卒園を祝う会とか
卒園レクレーションとかかもね」
と教えてくれました。
なるほど、さすが、目のつけどころが違いますね。
人が多いから、違う公園にいく??
そうその先生が言ったんだけど、
小1の男の子がどうしても、と言う感じでした。
じゃあ、ちょっとまず行ってみよう。
そう言って、車を降ります。
遊具のあるところに行くと、
保育園の集団はまず集合写真を撮っていました。
じゃあ、今の内にたくさん遊んでおこう。
小1の男の子と一緒にいると、
あるロープで上に上がっていく遊具の前に。
「あ~この前、帰る前になって昇れるようになったんだよね。
これがしたかったから来たいって言ったんだね」
「そうだったんですね~」
なんせ、私は初めてきた公園ですから。
男の子はスイスイ上がっていきました。
「やったよ~」
とっても満足げな顔。
よかったね~
それから、先生の提案で、鬼ごっこ。
人がたくさんいるから、逆に面白いl。
人ごみをぬって、すいすい逃げる。
最初は中3の男の子をみんなで「本気で」捕まえよう、と言って追いかけ、
次は中3の子が大人を捕まえる、という二本立て。
大人を捕まえると言うときは、小1の子を助っ人としていい、と言って、
二人で協力してつかまえる、ということに。
私も最初狙われましたが、全力で逃げました。
ここで手加減しようものなら、
信用してもらえないからです。
それから、良い感じで、疲れた頃に
それぞれの先生が捕まって
私もそろそろかな?と思っていたら、
中3の子に保育園の男の子が話かけていて、
いつのまにかその子と一緒になって遊んでいるではありませんか!!
あれ~???
そう思っていたら、小1の子が「まて~」と私を追いかけてきたので、
「きゃ~つかまった~」とタッチされました。
「やった~!!!」
とっても喜んでいました。
それから、中3の子をみていると、保育園の子が、良い感じで
「お兄ちゃん、一緒にこっちきてん!!」ととっても巧みに誘ってくれているではありませか!!
そのお兄ちゃんをみて小1の男の子も後ろから付いて行ってと、三人で楽しかんじで遊んでいます。
中3の子の、自然な笑顔を見ることができて、とってもホットしました。
このお子さんは、子どもの純粋さを、出していいと言われずに育った、
そう思います。
だから、保育園の男の子の無邪気さに触れて、
一緒にいて、心地いいんでしょうね。
後から保育園の子に年齢を聞いたら、6歳とのこと。
中3の子と10歳くらい違うのですが、とってもしっかりしていつつ、純粋さがとってもまぶしいお子さんでした。
谷川俊太郎さんは「大人とは、自分の中の幼児性を怖がらなくなった人のこと」と言われていましたが、まさしくその通りのお子さん。
とっても大人に見えました。
保育園の行事も12時に終わったようで、先に帰っていきました。
「今日は遊んでくれてありがとうね」
帰り際に私たちに近寄ってきてくれて、仮面ライダーの顔を地面に書いてくれた、そのお子さん。
お礼を言えてよかった。
近くにお父さんがいたので、心の中で「ありがとうございます」といい、微笑みをかえしました。
いい公園遊びだったな~
と思っていたら、中3の子が大きな木に登ってかなり高いところまで上がってしまい、降りれない、と言い出しました。
「大丈夫、靴脱いでごらん。靴下も。」
元保育園の先生が言います。
私も内心ハラハラしましたが、
「大丈夫、無事に降りれるよ。そこの枝がいいみたい」
平気を装って声をかけます。
もう、彼を信じるしかありません。
声をかけたって、彼が混乱するのなら、
いらないことは言わない。
心配な顔もしない。
逆に彼を不安にさせるから。
だから、信じるのみ。
彼の一歩一歩を。
最後地面におる時、
足を持って上げる形になって
無事降りれた。
あ~ありがとうございます!
神様、仏様!!!
午後はお昼を食べたと、クッキー作り。
作った後、おやつの時間に食べて、
ひと息ついたとき、
なんとなく二人で話す時間ができた。
「卒業前に色々な人にお礼を言いたいって言ってたけど、
どんな人に言いたいの?」
「前の先生で、今はもう先生を辞めた人。
俺のことを障害者って知らないで接してくれた人」
そう、彼は、知的にボーダーなので
色々なことが分かるのだ。
自分のことを障害者といわれるような人間だとかなり小さなころから知っていてそのことが彼を悩ませているということを、お母さんから聞いたことがある。
「へえ、障害者ってどんな人のことを言うの?」
「え、なんか、特別な人っていうか、世間では神様からの贈り物っていわれるか」
そういいつつ、君はマイナスイメージしかもっていないよね。
そう分かっているから、私はこう答えた。
「そうか~あのね、WHOて知ってる?世界保健機関。国連みたいに、前世界で、障害者ってどういう人か、って決めているんだよね。
あのね、それに書かれているのは、こう。
支援のいる人のことを障害者っていうって。
だから、妊婦さんも障害者。小さい子も障害者。だって助けがいるんだからね。
タバコ辞めたいっていって、パッチとかはって辞めようとしている人も障害者。
薬物やめたい~っていう人も障害者。
それに、夜の8時9時代になんで消費者金融のCMが多いか知ってる?」
「え、イヤわかりません」
「あのね、それだけお金がなくて困った~っていう大人が多いってこと。
そういう人も障害者だからね。助けがいるんだから。
私だって、一人じゃ生きていけないから、障害者だよ。
この前ね。うちの子にこう言われたよ」
この子と、家の子ども2人とも面識があるのだ。
「ぶっちゃけ、自分の子どもに障害があるってどうよって。上の子に。
でも、支援がいる人の事を言うのであって、あなたとおなじ支援学級にいる私の子は卓球が上手な子やね。でも算数とか覚えるのが人より遅いね、っていうだけ。同じ人間やし。
だから、上の子も吹奏楽が好きな子やね、っていうだけで、親からみたら、同じ人間。
障害者っていう言葉を使うと、なにか違う人間みたいに聞こえるから、すかんね。
同じ人間なのにね。
そう私は自分の子に答えたよ。」
以前の仕事場の副館長から教えて貰った通り、
本音でぶつかった。
あなたは、私の子どもという感じで。
それこそ、支援をしたい人、と言う感じで。
「そうなんすよ、俺、障害者て言葉が悪いって思うんすよ」
「そうね。私もそう思う。
あのね、ここにさっき作ったクッキーあるでしょ。
このクッキー、ある人は美味しいというし、まだもうちょっと焼いた方がいいという人がいるし、まずいと言う人がいる。クッキーはクッキーで、なにも変わらないのにね。
でも、社会ってこういうことよ。色々な人がおると。
自分にとって良い人も悪い人もね。
あなたはいずれ高校卒業したら、社会にでるよね。
この前、スポーツ大会で、個人で卓球の試合に出て良いよって言ってくれたよね。
おかげで3位になれた子もいたし、家の子もベスト8に入れたって喜んで。あなたが言ってくれなかったら、できなかったからね。ありがとう。
社会に出た時に必要な力って、それよ。勉強とかじゃないと。
だから、君は十分社会でやっていけるよ。今もうその力がついてるんだから。
私はそう思ってるよ」
「・・・いや~俺は特別じゃないですよ。ふつーっすよ。」
「そう、君は普通やね」
それから、好きなことって何?って言う話になった。
私はミュージカルよ。
しかも明日東京に見に行くの。
子どもも、もう「好きにすれば~」って。
あなたは何が好き?
突然街でインタビューされたら
なんて答える??・
そんな話をしていたら彼はこう言った。
「自分、一人でウロウロするのが
好きなんです。
街を。」
やっぱり聴けば聴くほど、
彼は私にそっくりだ。
だから、気になるんだろうな。
そして、同じ傷を抱えているから
癒してあげたいんだ。
。
