「大変です!!お母さん、

 さしみが、ぶりが、ひとつ消えました!!」

 次男が慌てた顔で私に言ってきた。



20日に私の母の葬儀があり、

火葬後に、初七日の法要を行い、

その後の精進揚げの席で、

「故人さまにも」と斎場の方のはからいで

みんなと一緒の食事を母のお骨の前に置いていただいた。

その食事の、刺身のぶりが一つ無くなった!!と

子どもたちが騒いでいるのだ。

「きっと、おばあちゃんが

が食べたに違いない!!」

みんなちょっと信じている。

次男は真剣(*^_^*)



きっと、私の弟の仕業なんだと思う。

しめっぽいのがキライな母は喜んでるかな??




「心のなかの幸福のバケツ」

の中にこうある。


祖父はいつもこう言っていた。

みんな、葬儀の席で、

その人物がいかに素晴らしかったかを語るが、

すばらしいことをした人には、

本人が生きている間に

みんなでたたえてあげなくてはいけない。



この文に出会っていたから、

母には感謝を伝えることができた。

亡くなる2日前に。

直接。


10代の誕生日会の話、

母がパートで農産の仕事をしていたが、母の両親から受け継いだ才能が発揮できる仕事だったということ、

私が癖っ毛だったけど、それを否定しないでいたこと、

私が高校生の時「人はなぜ生きているか」と悩んでいた時に「死ぬまでに本を読むため」と教えてくれたこと。



母は亡くなる2、3日前は、うまく二酸化炭素を吐くことができなくなっていたので

ぼーっとしていたけれど、

でも、直接言葉で伝えることができた。

理解してくれることが目的ではなくて、

とにかく感謝の心を渡せたから。


ちなみに、「人はなぜ生きているか」

それは

「楽しい・嬉しい・美味しい・綺麗・かわいい・いいね!」

とたくさん感動するため、そしてそれをあの世に持って帰るために生きている。

だから、入院中のあなたでも、十分経験できるし、意味があることなんじゃない??

と伝えることができた。


さあ、母はたくさん持って帰れたかな??