今日母が亡くなった。

入院中だったが、

突然のことだった。

急いで実家へ。



弟から、途中「お茶っ葉とお茶菓子買ってきて」

と言われた。

少し先のお店に行ってから、実家へ向かう。

途中、子供の頃通った幼稚園の前を通った。


この幼稚園は珍しくて、

神社が経営している幼稚園だ。

園庭は境内。

昔は小さな鉄棒やジャングルジムがあった。

朝は必ず、神拝詞を唱える。

「しんぱいし、かけまくも、かしこき、ひよしのおおかみの…」

意味はわからないが、

口が覚えている。

もう最後までは言えないけど。


境内には大きな楠の木があった。

木のどこが魅力的かというと、

「根っこ」でしょう。

根っこに、ちょこんと座って、

ずっと、ただ、座っているだけ。

ずーーーっと座っていた。

幼稚園生なので、4、5才の子どもからみれば、

とても大きな木の根っこに

ハグされているような感じだった。



今日神社の横を通った。

母が亡くなったので、

もちろんお参りはできないから、と、

「すみません」と心でいいながら通っていると、

「頑張りなさい」

と後ろから全身ふわーっと包まれた。

何人かに。

楠もいつものように立っているのが見えた。



幼稚園の頃は毎日行っていたのだから、

ご縁は頂いていると感じる。

親戚のおじさんやおばさんに会っているような感覚。

あーーなんか、神社に励ましてもらえるなんて、

ありがたいなーーと、思った。



ご縁をいただいている神社かどうかわかる方法は、

「実家や、親戚の家に行くみたい」な感覚になるかどうか、

だと思う。

「よう来たね~」と、おじいちゃんやおばあちゃんが

奥から出てきそうな、感覚。


ご縁がいただけると、

助けていただけることが増えるらしい。



私には、そのように感じる神社がほかにもある。

出雲大社に行く時、

「歓迎」という感覚が伝わる。

ありがたいことで。



母を見送るのに、

精一杯の誠意を持って臨もうと

決意した。