お久しぶりです
最近はtwitterでの発信がメインになって年末年始の挨拶用と化していた当ブログですが、どうしてもtwitteの文字数が足りない長く書きたい事がありまして…
あらかじめ申し上げておきますが、パチスロの話ではありません。パチスロの話で長文になりそうなことは雑誌や動画でするのでブログに書くことは基本的にないです(それでお給料を頂いてますので…)。もし、パチスロの話を期待された方がおられたら申し訳ありません。でも、そういう方にこそ読んで欲しいんです…
twitterをご覧になってくださってる方は予想が付くかもですが、ブラックバスについて、です(つーかタイトルでわかるか(笑))。
きっかけは数日前に自分がブラックバスについてツイートしたこと。ちなみにその内容は↓
『昔から「ブラックバスって悪い魚なんでしょ?」って言われると相手が誰であれ熱くなってしてしまう。何が悪いの?在来種が減った原因はバスだけなの?外来と在来の境界線は?何を知ってるの?ってね…。そもそも「悪い魚」なんていないんですよ。メダカもバスも魚はただ懸命に生きてるだけなんですから』
こんな感じです。これに結構な反響がありまして…。中にはそこそこキツい言い方のリプライもありましたが、自分はそもそもネットってなんてそんなものだし、何についても見方や考え方は人それぞれなんでキツい言い方どころか、多少は叩かれたって気にしないんです。でも、twitterの文字数の制限もあって、そもそも自分の言いたい事自体が全然伝わってないと感じたので、言いたかった事やその想いをちゃんと長文で書きたくなりまして…
あっ!まず大前提としておいて欲しいのが、自分はあくまでもただの釣りが好きなだけであって、ブラックバスについては専門外の素人として、素人なりの知識や想いで書くってこと。もちろん、あんたは一応はライターだろってご意見はあるでしょうが、パチスロのこと以外はお金をもらっているわけでもないので、卑怯な事を言えばそれほど責任もなく好きな事を書けるってことです。一応は大学時代に淡水魚の生態学を専攻していたことと、琵琶湖でのブラックバスのリリース禁止問題のときにブラックバス釣り雑誌の編集部にいたので、一般の方よりは少しは詳しいとは思いますが、今はただの釣り好きのパチスロライター。自分の考えはもちろん知識だって間違っている事もあるでしょう。でも、そこはただの素人の戯言って思っておいてくださいな。もちろん、素人だからこそ意見の違いや間違いで叩かれるのも炎上するのも構いませんが、素人の自分の言葉をすべて真実だと思われるのは困るし、素人じゃない方々に迷惑を掛けるのも申し訳ないですからね。もし、この問題について気になったらご自分で調べてみてください!調べて知ってから、イメージだけでなくご自分の頭で考えて欲しいんです!
さて、それでは本題に…。
自分が「ブラックバスって悪い魚なんでしょ?」と言われると熱くなってしまうのはなぜか
まず、これまで自分にその手の発言をしてきた全員がブラックバス自体のこともブラックバスが生態系に与えた影響についても具体的に何も知らなかったんですよね。だいたいの人がニュースやらネットなんかで行政の駆除のシーンやらを見てのイメージでの話をしてくるんです(逆にブラックバスや生態系に対する知識がある人は単純に「悪い」なんて表現はしないでしょうしね)。ブラックバスについてもブラックバスが及ぼす影響についてもほとんど知らないのに、「悪い」って決めつけちゃってるんです。…よく考えたら、これって実はすごく怖いことじゃないですか?実際に何をしているのかもわからないけど、テレビやネットで攻撃されているからって何となく悪と決めつける。そして、それをまるで当たり前のことように人に話してしまう。これをブラックバスじゃなく別のモノや人に置き換えるとゾッとしませんか?まぁ、自分が知らない気が付いてないだけでそんなことは世の中ではいっぱいあるんでしょうけどね…
もちろん、釣りもしないし魚に興味もないって人が「日本にもともといた小魚を食べる外国からきた大きな魚」のイメージがよくないのもわかりますよ。自分だってまったく興味なきゃそうだったかもしれませんしね。この辺りについてや、この後に書くことについても、自分がtwitterでリツイートした堀内正徳さんのツイート↓(引用には許可をいただいております)
『日本の生物多様性はふんわりしている。単行本『魔魚狩り』から〈メダカ、トキ、ブラックバス、そして純血主義〉を全文公開します | フライの雑誌社
http://www.furainozasshi.com/%E3%81%82%E3%81%95%E5%B7%9D%E6%97%A5%E8%A8%98/%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC%E3%80%8E%E9%AD%94%E9%AD%9A%E7%8B%A9%E3%82%8A%E3%80%8F%EF%BC%88%E6%B0%B4%E5%8F%A3%E6%86%B2%E5%93%89%E8%91%97%EF%BC%89%E3%81%8B%E3%82%89%E3%80%80%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E7%AB%A0-2/
』
をじっくり読んでいただくのが早いし、より正確だと思うのでぜひ!他にもこの手の問題に言及している書籍は沢山ありますので気になったら調べてくださいね
ここまで読んで自分が「ブラックバスは良い魚」と思っていると思われる人もいるかもですが、そんなこともないんですよ。自分はブラックバスが生態系に影響を与えているのは事実だし、それで駆除対象になるのも仕方ないとは思ってますから(この2つのことについては後述します)。でも、ブラックバスを日本に連れてきたのも、快楽の為に釣っているのも、全国に広めたのも、駆除しているのもすべて人間。すべて人間の都合なんですよ。ブラックバスっていう魚…生き物は何も悪くないんです。ただ、本能に従って生きてるだけなんですから。むしろ、哀れじゃないですか…。ほとんどの場合、「良い魚」「悪い魚」ってのは、イメージによる感情論も含めての人間の基準で言っているだけなんですよ。まぁ、それは我々は人間なんで当たり前なんでいいんです。ただ、まずはその人間の基準で言っているって事実をちゃんと認識して欲しいんです!そうじゃないとこの後の話は理解してもらえないので…
さて、この流れで人間の都合で考えたときにブラックバスは本当に悪いのか?を自分なりの考えで書かせていただきます。自分のツイートに対するリプライでもありましたが、在来種をとったり養殖したりしている漁業関係者の方々にとっては、在来種を捕食してしまうブラックバスは厄介な存在でしょう。それ認めざる得ない事実です。でも、ブラックバス釣り関係のメーカーやショップやレンタルボート関係者だってすごい人数がいるんです。たとえば、日本最大の湖でありブラックバス釣りの聖地とされる琵琶湖においては専業漁師とされる方の数よりもブラックバス釣り関係で生活されてる方の数の方が多いんですよ。漁師さんは昔からいて、ブラックバス釣りは後で日本に入ってきたってのはわかってますよ!でも、人間の都合、その1つの基準でもある経済的な効果で考えたらどうなんだろうってことです。もちろん、だからって漁師さんよりブラックバス釣りやそれに関係する人を優先しろなんてまったく微塵も思ってませんよ。ただ、漁師さんも釣り関係者も同じ人間なんです。「漁師さんはまじめでブラックバス釣り関係者なんてチャラチャラしててけしからん」みたいな、これまたイメージで判断しちゃってませんか?って事です。どちらの業界にもきっと良い人も悪い人も真面目な人も不真面目な人もいるんじゃないんですかね。そして、その全員に生活があるんです。人間の都合で考えたら、100%は無理だろうけど共存を目指すべきなんじゃないでしょうか?現にそういう方向に努力している方々もおられます。そういう方々に、ブラックバス釣りを趣味とする人間としては本当に頭が下がります。双方がただ批判し合うのではなく、お互いを理解して、歩み寄らないとどんな問題でも解決しないですしね
あと、そもそもこのブラックバスの問題には多くの疑問点があるんです
・日本の湖沼や河川で在来種は果たしてどれくらい減っているのか?
・減ったとされる統計の調査方法は正しいのか?
・その減ったとされる原因は本当にブラックバスやブルーギルによる捕食が1番なのか?
・水位調節や護岸工事の影響は?
・家庭で使われている洗剤などに入っている界面活性剤をはじめとする有毒物質が魚の産卵に与える影響は?
・温暖化や酸性雨の影響は?
まだまだありますが、とりあえずこれぐらいにしておきます。そして、これらの疑問点に対する完全な答えは自分のような素人には残念ながら出せません(気になったらご自分で調べてくださいな)。もちろん、ブラックバスが魚食性である限りは在来種に与える影響は絶対にあります。でも、これらの問題をまったく知らず考えずで「ブラックバスが悪い魚」としてしまうのはあまりにも乱暴だと思うんです。そして、ニュースなんかでこれらの問題には一切触れずにブラックバスに悪いイメージを植え付けようとしているのはこれらの問題に目を向けさせない為なんじゃないかってのはブラックバス釣り好きの素人の邪推、妄想なんでしょうか?自分はブラックバスがいわゆるスケープゴートってやつにされちゃってるんじゃないかなって思っちゃうんですけどね
そして、ここでブラックバスが生態系に与える影響についての自分の考えを書いてみます。まず、皆さんのイメージするブラックバスやブルーギルなどの外来種とされる魚が日本にくるまでの淡水の水辺のイメージはどんなものなんですか?農村に小川や池があってメダカやフナや鯉が泳いでいるみたいな想像をされた方が多いんじゃないでしょうか?でも、実はそれは人間の手が入っていない自然ではないんです。小川や池のある農村ってのは、人間が農業をしやすいように作った形態ですからね。池や小川なんて本来の自然にはほとんどなかったんです。川や湖だってダムや護岸工事で本来の形のままなのは本当に極々一部です。そして、多くの人が元々日本にいると思っている魚も外来種や人工的に作り出された種や国内でも放流によって広まった種も多いんです(これは魚類以外にもかなり多いです)。コイだって原産は中国だし、ニジマスは北アメリカ、フナの一種のヘラブナは人間の品質改良で作られて放流されたものが広まったし、ワカサギだって人間の手によって本来は生息しない水域に放流されまくりです。他にも沢山いますが、この4種にしたって生態系には多かれ少なかれ影響を与えてます(特にコイは何でも食べる雑食性で生命力も繁殖力も強いし、その影響はかなり大きいとされていて世界的にも問題になっています)。これらの魚たちはブラックバスと違って完全な魚食性ではないこともあって、一般的には悪く思われていることが少ないだけです。でも、だからって自分は元の自然に戻せとかコイやニジマスなんかの他の外来種も駆除しろなんて思っているわけではないんですよ。まず、人間の手が入っていない状態に戻すのは世界でもほとんどない本当に限られた秘境でもない限りは事実上無理ですしね。むしろ、人間も地球上の生物ですから自然の一部と考えれば、人間によって自然が変化するのも自然なんじゃないかくらいに思ってます。とにかく、人間の手が入る前の水辺はもちろん自然だし、皆さんがイメージする数十年前の日本の水辺も自然だし、今のブラックバスやブルーギルがいる状態も自然…と考えるのはおかしいことなんでしょうか?ブラックバスが影響を与えているとされる生態系の基準というかあるべき姿って、そもそもどこにあるんでしょうか?もちろん、やり過ぎたことに気が付いて人間の手で元に戻そうとするのは悪いことではないと思います。でも、それ自体が人間のエゴであるっていうことは忘れないで欲しいんです。人間の都合のいいように変えて、イメージが悪いところだけ都合のいいとこまで戻す。重ね重ね言うけど、自分はそれも含めて人間の都合でどうこうするこのは悪いとは思ってませんけどね!そして、それがどの状態を自然として、どんなやり方でするのかにもよりますが…
他のやり方はそこまでわかんないですけど、ブラックバスをはじめとする外来種駆除のやり方は「?」なことだらけです。琵琶湖は電気ショックで魚を気絶させて浮いてきたブラックバスやブルーギルなんかを網ですくって駆除するって方法もとっています。ブラックバスが気絶するくらいの電気で在来種や他の水生生物に影響ないと思っているんですかね。小さな魚も魚以外の水生生物も気絶するくらいのショックを受けてその後で厳しい自然界において何かに襲われたり、普通にそれが原因で死ぬ可能性は低くないんですよ。ニュースでよく観るアリゲーターガーの駆除だって同じです。あんな派手に網掛けたりして、他の生物の住処も荒らしまくるし、1回網に掛かった他の魚が無事な可能性の方が低い(そもそも都内のコンクリートで固められた河川の場合はその生態系ってどうなの?って感じですが…)。電気ショックにしたってアリゲーターガーの捕物にしたって、税金を使ってのデモンストレーション的な意味が強いように感じてしまいます(琵琶湖の電気ショッカー船の値段はびっくりしますよ)。本当に在来種の保護を考えるなら、水質汚染や護岸工事も同時に何とかすべきなんじゃないでしょうか?そして、そもそも、それが普通の人や行政がイメージする「本来の形」ではないにしろ、現状でバランスが取れている食物連鎖を人間の手で無理に変えようとするともっと大きくバランスを崩すことになるじゃないでしょうか?過去にもオオカミを駆除して鹿が増えて森が痩せてしまった例なんかもあるでしょうに…。自分みたいな専門外で何の発言力もない人間が言っても意味ないかもですが、それが人間の都合であっても、もっと全体を見て本当にあるべき姿を考えて、効果のある方法を模索して欲しいものです
あとですね、ブラックバスの話をするのならやはり釣り人のマナーや責任の問題もありますね。公になっていないレベルでも、釣り人を含むブラックバス関係者がブラックバスを全国に広めたのは間違いないでしょうし(見たわけじゃないですが、事実上明らかに)。あとは各地でゴミの問題や釣り場周辺の住民に迷惑駐車などで迷惑をかけているのも事実でしょう。それは自分を含めて反省したり、改善すべき点です。でも、一部の人間は未だに心無い行為をしているかもですが、自分の知る限り釣り人は本当に純粋に自然が好きで魚が大好きで、その様な現状を恥じていると思います。釣りメディアで活躍されている方々は先頭に立ってそれらの問題に取り組んでおられますし、ほとんどの釣り人はそれに賛同しています。なんなら自分が釣り場で見かけるゴミは釣り関係のものよりも圧倒的に生活ゴミの方が多いですけどね…。また、自分を含めてほとんどの釣り人は漁師さんをはじめとする釣り場周辺の方々には極力迷惑を掛けないようにしていますし、ちゃんと挨拶だってします(皆さん、挨拶を返してくれて「釣れる?」って聞いてくれますよ)。だからって釣り人のしてきたことが許されるわけでもないですけど、それももっと多くの人に知ってもらいたいんです。一部のマナーの悪い人がいたとしても、ブラックバス釣りをする人=マナーの悪い釣り人ではないんです!
そして、ブラックバス釣りの基本であるキャッチ&リリースつまり「食べない魚を釣る」ことに対する批判に対しては…ごもっともとしか言いようがないです。自分を含めてブラックバス釣り愛好家は、ブラックバスを好きと言いながらも、食べもしないのに釣り針で痛め付けています。これが残酷だと言われたら、本当に返す言葉もないです。でも、エゴと言われたとしても自分たちはブラックバスが好きだし、影響がゼロとは言えないまでもなるべく傷付けないようにしているんです(再放流禁止の場所は別として…)。そして、人間のエゴで他の生き物を傷付けることが悪と言い出したら、かなりのことが当てはまりませんか?それこそ考えは人それぞれかもしれないけど、釣ったり獲ったりして食べるのだって、家畜として育てるのだって、ペットとして飼うのだって、ゴルフ場を作るのだって…みんな人間のエゴじゃないですか?要は程度やそれに対する見解の違いの問題ではないかと。直接的か間接的か別にして、そういう人間の生き物に対する勝手な行為をまったくしていない人なんてほとんどいないんじゃないですか?少なくとも自分は生き物に対して快楽の為に勝手な行為をしているって事実を受け止めているつもりですよ。そもそも、この話は「ブラックバスは悪い魚」かどうかって話と論点が違うんですけどね…
誤解されないように書いておきますが、自分は在来種も含めて魚…特に淡水魚が大好きです。今は釣りをする時間が少ないのでどうしても1番好きなブラックバスを釣りにいく事が多いですが、淡水魚で釣ったことない魚はほとんどいないくらいですしね。そして、釣りの対象としてだけじゃなく魚自体が子供のころから好きなんです。まぁ、それが嵩じて大学では淡水魚の生態を専攻していたくらいですしね(卒論のテーマはアユの左右性について、でした(笑))。そして、魚や水辺に限らず、自然自体がとても好きです。これもエゴですが、環境破壊にも胸を痛めていますし、自分なりにできることはしています。そして、信じてもらえないかもですが、ブラックバスの在来種に対する影響に本当に胸を痛めていますし、駆除にもただただ反対ってわけでもないんです。ブラックバスのせいだけじゃないとはいえ、自分が大好きなマブナやタナゴやオイカワがいなくなるのは本当に悲しいですからね。だからこそ、単純にブラックバス=悪者というイメージで闇雲に批判したり駆除することを当然とするのではなく、まずは現状を知り受け入れて、住み分けなども視野に入れての在来種と共存できる方法を模索して欲しいと心から願っています。きっと、自分以外のブラックバス釣り愛好家も自然が好きでブラックバス以外の魚も好きな人が多いですよ。だって、休みの日にわざわざ釣りに行くぐらいの人たちですからね。魚のこと、水辺のこと、自然のこと、それらを釣りをしない人よりは考える機会も多いんですもの!
自分の知っていることや想いを走り書きしてみましたが、きっと自分を嫌いになった方もいるでしょうね。かなり偏った考えを書きましたから。事実、今もブラックバスは在来種を捕食していますし、それによって迷惑されている方々もいるでしょうし。残念ですが、嫌われるのは仕方ないです。でも、自分が100人から嫌われたって、1人でもブラックバスをイメージだけで「悪い魚」と思わず少しでもブラックバスのことや生態系のことを知ってくれるきっかけになれば、それで満足です。そして、気になるところはご自分でも調べてもらえればうれしいです。さらには、これをきっかけにブラックバスのことに限らず世間で言われているイメージにも疑問を持っていただけるようになってもらえたらな、と(自分も気を付けます!)。そういう想いで例のツイートもしたんですが、言葉足らずでしたね…お騒がせしてすみません!
また、冒頭で素人だから無責任に、とは書きましたが、メディアで仕事をする立場である以上、これを書いたことによって叩かれることも炎上することも覚悟の上です。なんとなく読んでみて気分を害された方がおられたら申し訳ないと思っております。そして、こんなブログに影響力はないとは思いますが自分のような部外者の発言によって、生業としてブラックバスと関わっておられる方々、ブラックバス釣りを楽しんでいる方々に何らかのご迷惑をお掛けすることになったら本当に申し訳ありません。ただ、自然と魚と釣りを愛する人間としてどうしても黙っていられなくなって筆をとってしまいました。その想いに免じて何とか御容赦いただければ幸いです。
拙い文章を最後まで読んで頂いてありがとうございました。バスもマブナも釣れる池が日本からなくなることなく皆さんとそんな釣り場で会える日を楽しみにしております!
梅屋シン
最近はtwitterでの発信がメインになって年末年始の挨拶用と化していた当ブログですが、どうしてもtwitteの文字数が足りない長く書きたい事がありまして…
あらかじめ申し上げておきますが、パチスロの話ではありません。パチスロの話で長文になりそうなことは雑誌や動画でするのでブログに書くことは基本的にないです(それでお給料を頂いてますので…)。もし、パチスロの話を期待された方がおられたら申し訳ありません。でも、そういう方にこそ読んで欲しいんです…
twitterをご覧になってくださってる方は予想が付くかもですが、ブラックバスについて、です(つーかタイトルでわかるか(笑))。
きっかけは数日前に自分がブラックバスについてツイートしたこと。ちなみにその内容は↓
『昔から「ブラックバスって悪い魚なんでしょ?」って言われると相手が誰であれ熱くなってしてしまう。何が悪いの?在来種が減った原因はバスだけなの?外来と在来の境界線は?何を知ってるの?ってね…。そもそも「悪い魚」なんていないんですよ。メダカもバスも魚はただ懸命に生きてるだけなんですから』
こんな感じです。これに結構な反響がありまして…。中にはそこそこキツい言い方のリプライもありましたが、自分はそもそもネットってなんてそんなものだし、何についても見方や考え方は人それぞれなんでキツい言い方どころか、多少は叩かれたって気にしないんです。でも、twitterの文字数の制限もあって、そもそも自分の言いたい事自体が全然伝わってないと感じたので、言いたかった事やその想いをちゃんと長文で書きたくなりまして…
あっ!まず大前提としておいて欲しいのが、自分はあくまでもただの釣りが好きなだけであって、ブラックバスについては専門外の素人として、素人なりの知識や想いで書くってこと。もちろん、あんたは一応はライターだろってご意見はあるでしょうが、パチスロのこと以外はお金をもらっているわけでもないので、卑怯な事を言えばそれほど責任もなく好きな事を書けるってことです。一応は大学時代に淡水魚の生態学を専攻していたことと、琵琶湖でのブラックバスのリリース禁止問題のときにブラックバス釣り雑誌の編集部にいたので、一般の方よりは少しは詳しいとは思いますが、今はただの釣り好きのパチスロライター。自分の考えはもちろん知識だって間違っている事もあるでしょう。でも、そこはただの素人の戯言って思っておいてくださいな。もちろん、素人だからこそ意見の違いや間違いで叩かれるのも炎上するのも構いませんが、素人の自分の言葉をすべて真実だと思われるのは困るし、素人じゃない方々に迷惑を掛けるのも申し訳ないですからね。もし、この問題について気になったらご自分で調べてみてください!調べて知ってから、イメージだけでなくご自分の頭で考えて欲しいんです!
さて、それでは本題に…。
自分が「ブラックバスって悪い魚なんでしょ?」と言われると熱くなってしまうのはなぜか
まず、これまで自分にその手の発言をしてきた全員がブラックバス自体のこともブラックバスが生態系に与えた影響についても具体的に何も知らなかったんですよね。だいたいの人がニュースやらネットなんかで行政の駆除のシーンやらを見てのイメージでの話をしてくるんです(逆にブラックバスや生態系に対する知識がある人は単純に「悪い」なんて表現はしないでしょうしね)。ブラックバスについてもブラックバスが及ぼす影響についてもほとんど知らないのに、「悪い」って決めつけちゃってるんです。…よく考えたら、これって実はすごく怖いことじゃないですか?実際に何をしているのかもわからないけど、テレビやネットで攻撃されているからって何となく悪と決めつける。そして、それをまるで当たり前のことように人に話してしまう。これをブラックバスじゃなく別のモノや人に置き換えるとゾッとしませんか?まぁ、自分が知らない気が付いてないだけでそんなことは世の中ではいっぱいあるんでしょうけどね…
もちろん、釣りもしないし魚に興味もないって人が「日本にもともといた小魚を食べる外国からきた大きな魚」のイメージがよくないのもわかりますよ。自分だってまったく興味なきゃそうだったかもしれませんしね。この辺りについてや、この後に書くことについても、自分がtwitterでリツイートした堀内正徳さんのツイート↓(引用には許可をいただいております)
『日本の生物多様性はふんわりしている。単行本『魔魚狩り』から〈メダカ、トキ、ブラックバス、そして純血主義〉を全文公開します | フライの雑誌社
http://www.furainozasshi.com/%E3%81%82%E3%81%95%E5%B7%9D%E6%97%A5%E8%A8%98/%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC%E3%80%8E%E9%AD%94%E9%AD%9A%E7%8B%A9%E3%82%8A%E3%80%8F%EF%BC%88%E6%B0%B4%E5%8F%A3%E6%86%B2%E5%93%89%E8%91%97%EF%BC%89%E3%81%8B%E3%82%89%E3%80%80%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E7%AB%A0-2/
』
をじっくり読んでいただくのが早いし、より正確だと思うのでぜひ!他にもこの手の問題に言及している書籍は沢山ありますので気になったら調べてくださいね
ここまで読んで自分が「ブラックバスは良い魚」と思っていると思われる人もいるかもですが、そんなこともないんですよ。自分はブラックバスが生態系に影響を与えているのは事実だし、それで駆除対象になるのも仕方ないとは思ってますから(この2つのことについては後述します)。でも、ブラックバスを日本に連れてきたのも、快楽の為に釣っているのも、全国に広めたのも、駆除しているのもすべて人間。すべて人間の都合なんですよ。ブラックバスっていう魚…生き物は何も悪くないんです。ただ、本能に従って生きてるだけなんですから。むしろ、哀れじゃないですか…。ほとんどの場合、「良い魚」「悪い魚」ってのは、イメージによる感情論も含めての人間の基準で言っているだけなんですよ。まぁ、それは我々は人間なんで当たり前なんでいいんです。ただ、まずはその人間の基準で言っているって事実をちゃんと認識して欲しいんです!そうじゃないとこの後の話は理解してもらえないので…
さて、この流れで人間の都合で考えたときにブラックバスは本当に悪いのか?を自分なりの考えで書かせていただきます。自分のツイートに対するリプライでもありましたが、在来種をとったり養殖したりしている漁業関係者の方々にとっては、在来種を捕食してしまうブラックバスは厄介な存在でしょう。それ認めざる得ない事実です。でも、ブラックバス釣り関係のメーカーやショップやレンタルボート関係者だってすごい人数がいるんです。たとえば、日本最大の湖でありブラックバス釣りの聖地とされる琵琶湖においては専業漁師とされる方の数よりもブラックバス釣り関係で生活されてる方の数の方が多いんですよ。漁師さんは昔からいて、ブラックバス釣りは後で日本に入ってきたってのはわかってますよ!でも、人間の都合、その1つの基準でもある経済的な効果で考えたらどうなんだろうってことです。もちろん、だからって漁師さんよりブラックバス釣りやそれに関係する人を優先しろなんてまったく微塵も思ってませんよ。ただ、漁師さんも釣り関係者も同じ人間なんです。「漁師さんはまじめでブラックバス釣り関係者なんてチャラチャラしててけしからん」みたいな、これまたイメージで判断しちゃってませんか?って事です。どちらの業界にもきっと良い人も悪い人も真面目な人も不真面目な人もいるんじゃないんですかね。そして、その全員に生活があるんです。人間の都合で考えたら、100%は無理だろうけど共存を目指すべきなんじゃないでしょうか?現にそういう方向に努力している方々もおられます。そういう方々に、ブラックバス釣りを趣味とする人間としては本当に頭が下がります。双方がただ批判し合うのではなく、お互いを理解して、歩み寄らないとどんな問題でも解決しないですしね
あと、そもそもこのブラックバスの問題には多くの疑問点があるんです
・日本の湖沼や河川で在来種は果たしてどれくらい減っているのか?
・減ったとされる統計の調査方法は正しいのか?
・その減ったとされる原因は本当にブラックバスやブルーギルによる捕食が1番なのか?
・水位調節や護岸工事の影響は?
・家庭で使われている洗剤などに入っている界面活性剤をはじめとする有毒物質が魚の産卵に与える影響は?
・温暖化や酸性雨の影響は?
まだまだありますが、とりあえずこれぐらいにしておきます。そして、これらの疑問点に対する完全な答えは自分のような素人には残念ながら出せません(気になったらご自分で調べてくださいな)。もちろん、ブラックバスが魚食性である限りは在来種に与える影響は絶対にあります。でも、これらの問題をまったく知らず考えずで「ブラックバスが悪い魚」としてしまうのはあまりにも乱暴だと思うんです。そして、ニュースなんかでこれらの問題には一切触れずにブラックバスに悪いイメージを植え付けようとしているのはこれらの問題に目を向けさせない為なんじゃないかってのはブラックバス釣り好きの素人の邪推、妄想なんでしょうか?自分はブラックバスがいわゆるスケープゴートってやつにされちゃってるんじゃないかなって思っちゃうんですけどね
そして、ここでブラックバスが生態系に与える影響についての自分の考えを書いてみます。まず、皆さんのイメージするブラックバスやブルーギルなどの外来種とされる魚が日本にくるまでの淡水の水辺のイメージはどんなものなんですか?農村に小川や池があってメダカやフナや鯉が泳いでいるみたいな想像をされた方が多いんじゃないでしょうか?でも、実はそれは人間の手が入っていない自然ではないんです。小川や池のある農村ってのは、人間が農業をしやすいように作った形態ですからね。池や小川なんて本来の自然にはほとんどなかったんです。川や湖だってダムや護岸工事で本来の形のままなのは本当に極々一部です。そして、多くの人が元々日本にいると思っている魚も外来種や人工的に作り出された種や国内でも放流によって広まった種も多いんです(これは魚類以外にもかなり多いです)。コイだって原産は中国だし、ニジマスは北アメリカ、フナの一種のヘラブナは人間の品質改良で作られて放流されたものが広まったし、ワカサギだって人間の手によって本来は生息しない水域に放流されまくりです。他にも沢山いますが、この4種にしたって生態系には多かれ少なかれ影響を与えてます(特にコイは何でも食べる雑食性で生命力も繁殖力も強いし、その影響はかなり大きいとされていて世界的にも問題になっています)。これらの魚たちはブラックバスと違って完全な魚食性ではないこともあって、一般的には悪く思われていることが少ないだけです。でも、だからって自分は元の自然に戻せとかコイやニジマスなんかの他の外来種も駆除しろなんて思っているわけではないんですよ。まず、人間の手が入っていない状態に戻すのは世界でもほとんどない本当に限られた秘境でもない限りは事実上無理ですしね。むしろ、人間も地球上の生物ですから自然の一部と考えれば、人間によって自然が変化するのも自然なんじゃないかくらいに思ってます。とにかく、人間の手が入る前の水辺はもちろん自然だし、皆さんがイメージする数十年前の日本の水辺も自然だし、今のブラックバスやブルーギルがいる状態も自然…と考えるのはおかしいことなんでしょうか?ブラックバスが影響を与えているとされる生態系の基準というかあるべき姿って、そもそもどこにあるんでしょうか?もちろん、やり過ぎたことに気が付いて人間の手で元に戻そうとするのは悪いことではないと思います。でも、それ自体が人間のエゴであるっていうことは忘れないで欲しいんです。人間の都合のいいように変えて、イメージが悪いところだけ都合のいいとこまで戻す。重ね重ね言うけど、自分はそれも含めて人間の都合でどうこうするこのは悪いとは思ってませんけどね!そして、それがどの状態を自然として、どんなやり方でするのかにもよりますが…
他のやり方はそこまでわかんないですけど、ブラックバスをはじめとする外来種駆除のやり方は「?」なことだらけです。琵琶湖は電気ショックで魚を気絶させて浮いてきたブラックバスやブルーギルなんかを網ですくって駆除するって方法もとっています。ブラックバスが気絶するくらいの電気で在来種や他の水生生物に影響ないと思っているんですかね。小さな魚も魚以外の水生生物も気絶するくらいのショックを受けてその後で厳しい自然界において何かに襲われたり、普通にそれが原因で死ぬ可能性は低くないんですよ。ニュースでよく観るアリゲーターガーの駆除だって同じです。あんな派手に網掛けたりして、他の生物の住処も荒らしまくるし、1回網に掛かった他の魚が無事な可能性の方が低い(そもそも都内のコンクリートで固められた河川の場合はその生態系ってどうなの?って感じですが…)。電気ショックにしたってアリゲーターガーの捕物にしたって、税金を使ってのデモンストレーション的な意味が強いように感じてしまいます(琵琶湖の電気ショッカー船の値段はびっくりしますよ)。本当に在来種の保護を考えるなら、水質汚染や護岸工事も同時に何とかすべきなんじゃないでしょうか?そして、そもそも、それが普通の人や行政がイメージする「本来の形」ではないにしろ、現状でバランスが取れている食物連鎖を人間の手で無理に変えようとするともっと大きくバランスを崩すことになるじゃないでしょうか?過去にもオオカミを駆除して鹿が増えて森が痩せてしまった例なんかもあるでしょうに…。自分みたいな専門外で何の発言力もない人間が言っても意味ないかもですが、それが人間の都合であっても、もっと全体を見て本当にあるべき姿を考えて、効果のある方法を模索して欲しいものです
あとですね、ブラックバスの話をするのならやはり釣り人のマナーや責任の問題もありますね。公になっていないレベルでも、釣り人を含むブラックバス関係者がブラックバスを全国に広めたのは間違いないでしょうし(見たわけじゃないですが、事実上明らかに)。あとは各地でゴミの問題や釣り場周辺の住民に迷惑駐車などで迷惑をかけているのも事実でしょう。それは自分を含めて反省したり、改善すべき点です。でも、一部の人間は未だに心無い行為をしているかもですが、自分の知る限り釣り人は本当に純粋に自然が好きで魚が大好きで、その様な現状を恥じていると思います。釣りメディアで活躍されている方々は先頭に立ってそれらの問題に取り組んでおられますし、ほとんどの釣り人はそれに賛同しています。なんなら自分が釣り場で見かけるゴミは釣り関係のものよりも圧倒的に生活ゴミの方が多いですけどね…。また、自分を含めてほとんどの釣り人は漁師さんをはじめとする釣り場周辺の方々には極力迷惑を掛けないようにしていますし、ちゃんと挨拶だってします(皆さん、挨拶を返してくれて「釣れる?」って聞いてくれますよ)。だからって釣り人のしてきたことが許されるわけでもないですけど、それももっと多くの人に知ってもらいたいんです。一部のマナーの悪い人がいたとしても、ブラックバス釣りをする人=マナーの悪い釣り人ではないんです!
そして、ブラックバス釣りの基本であるキャッチ&リリースつまり「食べない魚を釣る」ことに対する批判に対しては…ごもっともとしか言いようがないです。自分を含めてブラックバス釣り愛好家は、ブラックバスを好きと言いながらも、食べもしないのに釣り針で痛め付けています。これが残酷だと言われたら、本当に返す言葉もないです。でも、エゴと言われたとしても自分たちはブラックバスが好きだし、影響がゼロとは言えないまでもなるべく傷付けないようにしているんです(再放流禁止の場所は別として…)。そして、人間のエゴで他の生き物を傷付けることが悪と言い出したら、かなりのことが当てはまりませんか?それこそ考えは人それぞれかもしれないけど、釣ったり獲ったりして食べるのだって、家畜として育てるのだって、ペットとして飼うのだって、ゴルフ場を作るのだって…みんな人間のエゴじゃないですか?要は程度やそれに対する見解の違いの問題ではないかと。直接的か間接的か別にして、そういう人間の生き物に対する勝手な行為をまったくしていない人なんてほとんどいないんじゃないですか?少なくとも自分は生き物に対して快楽の為に勝手な行為をしているって事実を受け止めているつもりですよ。そもそも、この話は「ブラックバスは悪い魚」かどうかって話と論点が違うんですけどね…
誤解されないように書いておきますが、自分は在来種も含めて魚…特に淡水魚が大好きです。今は釣りをする時間が少ないのでどうしても1番好きなブラックバスを釣りにいく事が多いですが、淡水魚で釣ったことない魚はほとんどいないくらいですしね。そして、釣りの対象としてだけじゃなく魚自体が子供のころから好きなんです。まぁ、それが嵩じて大学では淡水魚の生態を専攻していたくらいですしね(卒論のテーマはアユの左右性について、でした(笑))。そして、魚や水辺に限らず、自然自体がとても好きです。これもエゴですが、環境破壊にも胸を痛めていますし、自分なりにできることはしています。そして、信じてもらえないかもですが、ブラックバスの在来種に対する影響に本当に胸を痛めていますし、駆除にもただただ反対ってわけでもないんです。ブラックバスのせいだけじゃないとはいえ、自分が大好きなマブナやタナゴやオイカワがいなくなるのは本当に悲しいですからね。だからこそ、単純にブラックバス=悪者というイメージで闇雲に批判したり駆除することを当然とするのではなく、まずは現状を知り受け入れて、住み分けなども視野に入れての在来種と共存できる方法を模索して欲しいと心から願っています。きっと、自分以外のブラックバス釣り愛好家も自然が好きでブラックバス以外の魚も好きな人が多いですよ。だって、休みの日にわざわざ釣りに行くぐらいの人たちですからね。魚のこと、水辺のこと、自然のこと、それらを釣りをしない人よりは考える機会も多いんですもの!
自分の知っていることや想いを走り書きしてみましたが、きっと自分を嫌いになった方もいるでしょうね。かなり偏った考えを書きましたから。事実、今もブラックバスは在来種を捕食していますし、それによって迷惑されている方々もいるでしょうし。残念ですが、嫌われるのは仕方ないです。でも、自分が100人から嫌われたって、1人でもブラックバスをイメージだけで「悪い魚」と思わず少しでもブラックバスのことや生態系のことを知ってくれるきっかけになれば、それで満足です。そして、気になるところはご自分でも調べてもらえればうれしいです。さらには、これをきっかけにブラックバスのことに限らず世間で言われているイメージにも疑問を持っていただけるようになってもらえたらな、と(自分も気を付けます!)。そういう想いで例のツイートもしたんですが、言葉足らずでしたね…お騒がせしてすみません!
また、冒頭で素人だから無責任に、とは書きましたが、メディアで仕事をする立場である以上、これを書いたことによって叩かれることも炎上することも覚悟の上です。なんとなく読んでみて気分を害された方がおられたら申し訳ないと思っております。そして、こんなブログに影響力はないとは思いますが自分のような部外者の発言によって、生業としてブラックバスと関わっておられる方々、ブラックバス釣りを楽しんでいる方々に何らかのご迷惑をお掛けすることになったら本当に申し訳ありません。ただ、自然と魚と釣りを愛する人間としてどうしても黙っていられなくなって筆をとってしまいました。その想いに免じて何とか御容赦いただければ幸いです。
拙い文章を最後まで読んで頂いてありがとうございました。バスもマブナも釣れる池が日本からなくなることなく皆さんとそんな釣り場で会える日を楽しみにしております!
梅屋シン