突然青少年のための大人の短編小説

タイトル「ペニスバンド・ロックンロール編集秘話」

この物語はやはりどう考えてもフィクションなのだが、今日実は僕自身が凄い夢を見てしまったせいもあって、もうこれ半分くらいは実話でもイイやと思ってしまった。
その夢の内容は捻りがなくて申し訳ないのだが、僕の唯一無二のライバル・Ug御小とベッドインするという内容だ。
性的な夢は良い予感の訪れであると聞いたことがある。
しかしながらファッションゲイを気取るノンケの僕としては、酷く傷つくような内容であった。

何故か僕は興奮していたのである。

勘違いされて、僕と御小の間に「溝」みたいなものができたらマズイので断っておくが、僕個人として、女子が好きかどうかは微妙だとしても、男子は決して好きではない。
そこまで書いておいてからその話の続きをしたいと思うのだけれども、さらに残念な事に御小のアレもその気になっていたわけだ。

彼のmixiのトップ画像を見て欲しい。
じゃがいもが表示されると思う。

つまりそういう事だ。

僕は次の瞬間に、夢から醒める事なく夢から醒めたように、一気に理性が働きブレーキがかかった。
いや、むしろ本能が勘違いしていたと言った方が正しいのかもしれない。
ていうかどこの馬の骨かもわからん夢を分析する事自体がナンセンスと言えるだろう。

話が変わって、安室奈美恵の代表曲に「Chase The Chance」というのがある。
僕が人生においてハッとさせられたフレーズはいくつかあるとしても、ここまで鮮明かつ後々効いてくるフレーズは聞いた事がない。

「夢なんて見るもんじゃない 語るもんじゃない 叶えるものだから」

この時に僕は『ジーザス』という単語を覚えた。

その出来事とは無関係に、僕は『夢』という言葉が大嫌いである。
奇麗事は汚い気色悪い存在なのでなるべく遠慮したいのだが、諦めたり破れたものならまだしも、進行形の『夢』ってのはどうもありがたみがない。
言葉に出した時に、それは他人の目には安っぽいものに見えるだろうし、どれだけ壮大なビジョンがあって、現実的に捉えられているものならばその分だけ、どこかでパクってきたような印象を受ける。
僕自身、あるかないかは別として、『夢』は見ず語らずという信念だけは頑なに守り通してきた自信はあるのだ。

ただし、僕は必ずしも『夢』は叶えるものでは無いとも思っている。
その代償は少なからず存在し、他人に後ろ指を指されるような極悪非道のものではないにしろ、失うものはきっとあるはずだからである。
すんげぇどうでもいい話しているんだけど。

話を挿げ替えるようで申し訳ないが、この時の安室奈美恵はまだ20歳にもならない子供である。
その少女と女の境目で天下を掴もうとしている彼女の後ろで、僕の偉大な母親が称した『躍り狂ってる人達』の存在は異常なまでにリアルだ。
彼女達は『スーパーモンキーズ』と命名され、直訳すれば『すっげーサル達』という意味になる。
その『すっげーサル達』が『躍り狂っている』わけである。
言葉だけを並べると、ストリッパーよりも響きが悪い。
別にストリッパーを否定するつもりなんかでは無いし、一つの立派な職業として尊敬している面だってある。
だが、自己主張の強い小娘の後ろで官能的なダンスを踊らされ、挙句に命名されたのは『すっげぇサル達』。

「いつか天下を取ってやる」

誰かその場において思ったかもしれない。

「これで満足」

「この小娘と一緒にいればオイシイ」

実際の所、どう思っていたのかなんて知らないし、実際は物凄く仲がよかったのかもしれない。
人間の考えている事なんて、自分以外にわかるはずもなく、吐き出した言葉や露骨な仕草だって、その糸口になるものでもないはずだ。

僕は今回、そのような部分にこだわってこの「ペニスバンドロックンロール」を書いている。
実際のところ、僕以外の全ての人が考えている事なんてわかるわけがない。
わかってるフリをしているから、必要以上に馴れ合ったり、不和になったりするんじゃないかとも思う。
勝手に登場させている人物だって、もう多分僕の手から離れてしまって、僕の解釈とは違う人間になっているのかもしれない。

今日は何でこんな事を書いたかと言えば、人間関係が難しいと思ったから。
とにかく物凄く病んでいる事は確定要素なんだけれども、こうやって身勝手に小説と題した駄文を書くことで、ある程度物事を思惑通りに運びたいと考える僕の心が表れているのかもしれない。




ごめんなさい。相当精神的に参ってます。