2021/01/22

明けきらぬ
眺めた
月が…未だ太陽と交代しない
はるかな…いにしえ
愛おしむ
あの日…薄墨色の櫻を眺めながら
ひとり
線路沿いの公園傍を
歩いていた

街灯の燈を頼りに
桜の枝と影が重なっている
その形に見惚れながら
数分…歩いた頃
背後に新たな影を感じた

あたしは…振り向く事に恐怖を
覚えた

本能的に体が動く
走ろう

その時
腕を掴まれた
あたしは…声を出す事も出来ずに
街灯に照らされた
凝視した

なんだ…アニキかぁ
あ〜ビックリ
心臓が飛び出るわ
そして…アニキは尚…強く腕を握り
ひとりで…歩くなよ…と
怒り口調で言った

アニキと呼ぶ
その人は…
山下公園…老舗イタリアン支配人
今は…大手鉄鋼会社に勤務
勿論…コネ入社

あたし
憧れの人

あたし
運命の人
そう言えば…先日…アニキに…
この1か月以上…FMヨコハマに
あたし宛にリクエストを
投稿する人がいるの気味が悪い!
多分…あの男子
秋田犬の散歩時間を知っているのよ
そしてネ
ブランコに乗って
待っているのよ…と
アニキに話したっけ

いい加減にしろよ
ひとり歩き
天邪鬼のあたしは…
いいじゃん
桜眺めながら空想するの
好きなんだもん…って
唇を尖らして
アニキを見上げた

その翌日から
毎日…
送り迎えが
始まった

佇む月を眺めていたら
ふと…
いにしえの出来事
突然に浮かんだ
みっつの
♡L♡
♡LOST♡
♡LAST♡
♡LOVE♡
♡L♡
LOST…喪う
LOST Virgin…LOST Love
それは…ある日…突然
LAST…最後
LAST Virgin…LAST Love
それは…ある日…選択
みっつ
♡L♡
あたしも…
いつか
いつの日か
♡LAST♡
選択する日が
訪れるのだろうかと
名残りの月を見上げた

🌙月の精🌙
🌙が🌙
悪戯っ子のように
あたし
🌙に🌙
ウインク^_−☆した

あいする♡みなさま
コモルちゃん
仲良く
されていますか
とうこは…
なかよし…こよし…と
おてて
つないでいます
みっつ
♡L♡
♡LOST♡
♡LAST♡
 ♡LOVE♡
♡L♡
♡う♡ふ♡ふ♡
いつか
《感謝》
♡とうこ♡