2020/07/13

過ごしやすい…と
喜ぶべきか⁉️
未だ…豪雨
コロナ共々
先の見えぬ空
横浜山手の空


尾崎豊氏…15の夜

落書きの教科書と外ばかり見てる俺
超高層ビルの上の空 届かない夢を見てる
やりばのない気持の扉破りたい
校舎の裏煙草をふかして
見つかれば逃げ場もない
しゃがんでかたまり 
背を向けながら
心のひとつも解りあえない
大人達をにらむ
そして仲間達は今夜
家出の計画をたてる
とにかくもう
 学校や家には帰りたくない
自分の存在が何なのかさえ
 解らず震えている
15の夜
盗んだバイクで走り出す 
行き先も解らぬまま
暗い夜の帳りの中へ
誰にも縛られたくないと
 逃げ込んだこの夜に
自由になれた気がした 
15の夜
冷たい風 
冷えた体人恋しくて
夢見てるあの娘の家の横を 
サヨナラつぶやき走り抜ける 
闇の中 ぽつんと光る
 自動販売機
100円玉で買えるぬくもり
 熱い缶コーヒー握りしめ
恋の結末も解らないけど
あの娘と俺は将来さえ
 ずっと夢に見てる
大人達は心を捨てろ捨てろと言うが
 俺はいやなのさ
退屈な授業が俺達の全てだというならば
なんてちっぽけで
 なんて意味のない 
なんて無力な
15の夜
盗んだバイクで走り出す 
行き先も解らぬまま
暗い夜の帳りの中へ
覚えたての煙草をふかし
 星空を見つめながら
自由を求め続けた 
15の夜
盗んだバイクで走り出す 
行き先も解らぬまま
暗い夜の帳りの中へ
誰にも縛られたくないと 
逃げ込んだこの夜に 
自由になれた気がした
 15の夜

音楽を流しながらの授業
受けてみたい…と
思った



横浜の本牧
終戦直後から米軍接収地となる
広々とした芝生に
真っ白い…ハウスが建ち
大きい地主の家は
米軍将校の住まいとなった
そのエリアには
ピーエックスや
アメリカンスクールもあった
ある日…友が住んでいた頃
授業に…そっと
忍び込んだ事がある
女子教師は教壇の隅に
腰掛け
何か…ひとつの事を
生徒共々…語り合っていた
先生と教師…と言うよりは
同等の位置関係で
フレンドリー感が伝わってきた
隠れていた…あたし・は
結局…みつかり
My name is…と
挨拶をした
そして…パチパチと拍手が湧き
次から次へと
握手攻めにあった
あの自由な空気
未だ…鮮明に心に刻まれている

20代に本牧三渓園前にて
カフェバーを経営した
将校ハウスを真似た店にした



キムティ氏の授業は
きっと…柔らかな空気に
つつまれ
先生も生徒も
自由闊達な意見が飛び交い
素晴らしい
詩や短歌が
詠まれている事だろう


いつか
そっと
しのびこもう
珠響《祈》