2019/12/25
街の喧騒を逃れ
ひとり…静かに
おひとを…想い
過ごす…静夜なる聖夜
まだ…見ぬ人
まだ…触れぬ人
いつか…叶うと想い
いつか…叶うと願い
いつまでも…見果てぬ夢を観る
夢の中で…あたし・は…化粧の後に
ピアスをつけながら
ドレスのファスナーを
あげてもらっていた
ピアスも…♡RED♡
ネイルも…♡RED♡
ドレスも…♡RED♡
あの方の好きな色…♡RED♡
あたし・は…あの方が好きな色
♡RED♡
と…いつの頃か聞いた
その頃から…あたし・は…ネイル
♡RED♡
に拘るようになった
そして…あたし・の…髪をあげ
そっと…KISSしてくれた
その唇が…あたし・の…うなじから
しなやかに流れ
肩の辺りで優しく…とどまった
今日も西の彼方に眼差しを向ける
幾重にも重なる空の色
覆い被さる雲間から覗く
空の蒼
あたし・は…その蒼の
遥か向こうに…あの方が微笑む姿を
確かに見た
そして…いつか…逢えるよ❣️と
囁く声が
あたし・の紅いピアスを
ふるわせた