2019/02/27
名残の梅は逞しい…
花弁を散らさないように…
小枝にしがみつき…花冷えを過ごす…
健気な梅の花
愛でて…よし
薫りも…よし
食して…よし
梅の花ような…女性は…
男性に好まれるのだろう
あたし・は…ほど遠い(笑)
早春を頂く…
スプリングメッセージ
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明け方の…星をみた…
夜明けの空に瞬く…明けの明星…
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あたし・は…幼い頃…頻繁に発熱をする…
腺病質な子供だった…
ある日…夜中に発熱をし…
父に…掛かりつけ医院に連れて行かれた…
ペニシリンで落ち着いた…あたし・を…
自転車の荷台に乗せ…
自転車を押している…父に…
あたし・は…問う…
なんで…お月さまもお星さまも…
一緒に動くの?幼い…あたし・は…
追ってくる…月と星を後ろ向きに…
眺めていた…父は笑いながら…何も言わず
あたし・の…額を…何度も確かめていた…
その手の平は…ゴツゴツと硬い…
しかし…指は細く…節くれだっていた…
あたし・が・産まれ…
戦後の荒くれな連中との…絆を断ち…
真っ当な生業に付いた…父…
総領娘を…特別に愛し…
幸せを願っていた…父…
その父が生きていたら…
今日から待ち受ける日々を…どう思うだろう…
明けの明星が…あたし・に…問いていた…
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あたし・は・二週間ほど…
北関東の町に…滞在した…
その彼は…あたし・の為に…
一部屋を…用意してくれた…
あたし・への…配慮…
有り難かった…
何年か振りに…あたし・は…
働かず…何も考えずに…
日がな一日を過ごした…
知らない町の
匂いを求め…
光を浴びて…
色を感じた…
数日…経過した…ある日…
休日の尼崎軍団と…北関東の海に行った…
湿った海風が頬を撫ぜ…
懐かしい…潮の香りを吸い込んだ…
そして…あたし・は…唐突に…
ケジメを…つけようと…
つけなければならない…
と…思った…
《続》