おはようございます🌞


早くも台風1号が発生しましたね🌀

九州・沖縄にお住まいの方は、どうぞお気をつけください⚠️


さて、今月も明治神宮の手水舎に掲げられている明治天皇御製・昭憲皇太后御歌をご紹介したいと思います!💁‍♂️


尚、御製(ぎょせい)とは天皇陛下が作られた歌を、御歌(みうた)とは皇后陛下が作られた歌を指します👆



①南手水舎



御製 山(明治37年)

おほぞらにそびえて見ゆるたかねにも

登ればのぼる道はありけり


大空に高く聳えている高山にも、登ろうとすれば登れる道はあるものだ

という意味ですが、「意を決してやろうとすれば出来ないことはない」

という意味にも捉えることが出来ると思います。


いつか報われると信じて、出来ることをコツコツ行なっていきたいですね😊



御歌 庭新樹(明治40年)

花といふ花みなすぎて大庭の

若葉すずしくしげるころかな


まさに、今の季節にピッタリの和歌ですね!🌱

桜や藤、ツツジといった春の花の見頃が終わり、緑の美しい季節となりましたね!!


時折吹く風も、心地よいものです🎐


②東手水舎



御製 晴天(明治45年)

天のはらみわたすかぎりはれにけり

いづこに雲のきえしなるらむ


ゴールデンウィークも終わって空を見上げると、すっかり夏の空になりつつあります。


「雲一つない晴天」とよく表現しますが、雲はどこに消えたのかと考える明治天皇のお人柄が偲ばれます😌



御歌 杜鵑(明治26年)

大庭も若葉しげりてほととぎす

はつねまたるる時はきにけり


はつね=「初音」で、「その季節に初めて鳴く鳥の鳴き声」の意であり、ウグイスやホトトギスについていうことが多いようです👆


ホトトギスは俳句においては夏の季語とされ、「若葉しげりて」という表現からも、夏の訪れを感じさせます🍧


③西手水舎



御製 新樹(明治11年以前)

花の木もおなじ若葉となりしより

吹く風すずしもりの下かげ


もうそろそろ、日陰のありがたい季節がやってきます!😂

自然の風は、とても心地よいものですよね!☺️



御歌 新樹(明治17年)

きのふけふわかばになりし中がきの

かなめのいろのうつくしきかな


「かなめ」とはバラ科の常緑広葉樹で、新芽の赤さが特徴なのだそうです🤔

新緑の緑と赤とのコントラストが綺麗そうですね!!



いかがだったでしょうか??

新緑の季節に相応しい、爽やかな御製・御歌が並びました🌿


境内の杜も、緑がとても綺麗で心が癒されます!😊



気温の高い日や、ジメジメとした蒸し暑さが多くなってきました。

夏に向けて、今から熱中症対策を行うことが大切だそうなのです。


今年も厳しい暑さが予想されているので、今のうちから対策して夏を乗り切りましょう!!💪