去る4月9日、天皇皇后両陛下をはじめ上皇上皇后両陛下、秋篠宮皇嗣同妃両殿下は明治神宮に御参拝されました。
御製(ぎょせい)とは天皇陛下が作られた歌を、御歌(みうた)とは皇后陛下が作られた歌を指します👆
①南手水舎
御製 述󠄁懐(明治42年)
すすみゆく世におくれなばかひあらじ
文の林はわけつくすとも
学問の多くは、学んだ後は何らかの形で世の中の役に立っていくものです。
日に日に進歩していく世の中に遅れるようでは、学問をした甲斐がないと仰せです。
直接、世の中の役に立つ行為を行うことは難しいと思いますが、日々働いていることが世の中を動かしているということに、たまには思いを致しても良いかもしれません。
御歌 弓矢(明治23年)
手すさびの弓矢とりても思ふかな
こころの的のさだめがたさを
「手すさび=手遊び」で、手先で何気なく、また気晴らしにする遊びの意です👆
「こうなりたい」などという思いを貫き通すために、心の的を定めることの難しさを詠まれています🏹
第一志望校に合格したいという思いや、将来の夢を実現する為の努力はとても難しいですよね🥺
②東手水舎
御製 躑躅(明治32年)
あかねさす夕日の岡にさきみちて
まばゆく見ゆる花つつじかな
私はお昼間に咲くツツジしか見たことがないので、夕日に照らされて咲き誇るツツジがどんなに美しいのか、気になってしまいました!😂
御歌 躑躅(明治20年)
岩つつじ花さきみちて庭のおもは
毛織のむしろしくかともみゆ
咲き乱れるツツジの花を見て、毛織のむしろに例えた皇太后陛下の観察眼にびっくりしました!😳😳
③西手水舎
御製 花(明治29年)
みちゆくもやどるも花の木かげにて
春の旅こそのどかなりけれ
先日、お花見in京都なるタイトルのブログを公開しましたが、春の旅は気候も良く、とってものどかでした!😊
人々の心を魅了する桜をはじめ、様々な花を楽しみに散歩してみたりするのも良さそうです!👍
御歌 柳(明治22年)
うらうらと窓にかすめる春の日の
長くなりゆく靑柳のいと
こちらも、春らしいあたたかさを感じる御歌です。
桜の季節も終わり、これからは植物の緑が一層美しくなる新緑の季節を迎えます。
「青柳」という語に、新緑の季節の訪れが感じられました🌱
木々の緑が1年で一番輝く新緑の季節がやって来ました!✨
自然に触れ合う絶好の季節だと思いますので、森林浴など自然に触れる機会を設けられてはいかがでしょうか😌