みなさま、こんばんは🌝

ゴールデンウィークも終盤になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

さて、4月の和歌をご紹介するのを忘れてしまっていました!!!🙇🙇

改めて、4月の和歌をご紹介したいと思います!💁‍♂️


余談ですが、本年4月11日は明治神宮の御祭神の一柱である昭憲皇太后が、大正3年(1954)に崩御されてより110年を迎えました。

去る4月9日、天皇皇后両陛下をはじめ上皇上皇后両陛下、秋篠宮皇嗣同妃両殿下は明治神宮に御参拝されました。



御製(ぎょせい)とは天皇陛下が作られた歌を、御歌(みうた)とは皇后陛下が作られた歌を指します👆



①南手水舎



御製 述󠄁懐(明治42年)

すすみゆく世におくれなばかひあらじ

文の林はわけつくすとも


学問の多くは、学んだ後は何らかの形で世の中の役に立っていくものです。


日に日に進歩していく世の中に遅れるようでは、学問をした甲斐がないと仰せです。


直接、世の中の役に立つ行為を行うことは難しいと思いますが、日々働いていることが世の中を動かしているということに、たまには思いを致しても良いかもしれません。



御歌 弓矢(明治23年)

手すさびの弓矢とりても思ふかな

こころの的のさだめがたさを


「手すさび=手遊び」で、手先で何気なく、また気晴らしにする遊びの意です👆


「こうなりたい」などという思いを貫き通すために、心の的を定めることの難しさを詠まれています🏹


第一志望校に合格したいという思いや、将来の夢を実現する為の努力はとても難しいですよね🥺



②東手水舎



御製 躑躅(明治32年)

あかねさす夕日の岡にさきみちて

まばゆく見ゆる花つつじかな


私はお昼間に咲くツツジしか見たことがないので、夕日に照らされて咲き誇るツツジがどんなに美しいのか、気になってしまいました!😂



御歌 躑躅(明治20年)

岩つつじ花さきみちて庭のおもは

毛織のむしろしくかともみゆ


咲き乱れるツツジの花を見て、毛織のむしろに例えた皇太后陛下の観察眼にびっくりしました!😳😳



③西手水舎



御製 花(明治29年)

みちゆくもやどるも花の木かげにて

春の旅こそのどかなりけれ


先日、お花見in京都なるタイトルのブログを公開しましたが、春の旅は気候も良く、とってものどかでした!😊


人々の心を魅了する桜をはじめ、様々な花を楽しみに散歩してみたりするのも良さそうです!👍




御歌 柳(明治22年)

うらうらと窓にかすめる春の日の

長くなりゆく靑柳のいと


こちらも、春らしいあたたかさを感じる御歌です。


桜の季節も終わり、これからは植物の緑が一層美しくなる新緑の季節を迎えます。

「青柳」という語に、新緑の季節の訪れが感じられました🌱



木々の緑が1年で一番輝く新緑の季節がやって来ました!✨

自然に触れ合う絶好の季節だと思いますので、森林浴など自然に触れる機会を設けられてはいかがでしょうか😌