皆さん、こんばんは🌝

暖かな日々から一転、今日は風も強くて寒さの厳しい1日となりました🌪

私を含め、花粉症の方々には最も辛い日々を送られていることと思います🤧


さて、今月も明治神宮の手水舎に掲げられている明治天皇御製・昭憲皇太后御歌をご紹介したいと思います!💁‍♂️


尚、御製(ぎょせい)とは天皇陛下が作られた歌を、御歌(みうた)とは皇后陛下が作られた歌を指します👆



①南手水舎



御製 心(明治45年)

いはがねのうごかざりけりひとすぢに

おもひかためし人のこころは


「こうしよう」「こうなりたい」と目標を決めても、挫折しそうな時ってありますよね😅

そんな時は、「絶対こうなってやる!!」と岩のようにドンっと構えて突き進むと、上手くいくかもしれませんね✨


「おもひかため」た人の心は強いものですよね。




御歌 沈默(明治12年以前)

すぎたるは及ばざりけりかりそめの

言葉もあだにちらさざらなむ


SNSやネットなどの発達によって、匿名で誹謗中傷を行う行為などが時折問題となります。

不用意な言葉の使い方には、気をつけたいものです。


②東手水舎



御製 春鳥(明治43年)

春の日の光のどけき大ぞらに

たちまふとびのこゑの聞ゆる


春らしい、とっても明るい御製ですね✨

一気に暖かな気分になります!😊



御歌 朝鶯(明治13年)

朝まだきなく鶯のこゑきけば

野山の春もおもはるるかな


早朝に聞く、「ホーホケキョ」の鶯の鳴き声🐦

この描写だけで、日本人の誰もが春を連想させることでしょう!!


都心では鶯の鳴き声を聞くこともあまり無いのかも知れませんが、こうした日本の風土は大切にしていきたいものですね😌


③西手水舎



御製 春駒(明治40年)

おやのあとにしたひてあそぶ若ごまの

をさな心は人にかはらず


「若ごま=若駒」で、若い馬のことです🐴


親の後について遊ぶ幼心は、人間も馬も変わらないようですね☺️


大草原で親馬と若駒が走り回っている様子が想像出来て、明るく爽やかな御製ですね!




御歌 蝶(明治17年)

花かげにむつれしてふもすず菜畑

いまはととまる夕まぐれかな


「すず菜=鈴菜」で、現在のカブのことです☝️

また、「むつる=睦る」で親しみなつく・親しんでまわりつくの意、「てふ=ちょう」、「夕まぐれ」は夕暮れの意になります!


お花畑で蝶が舞う姿は、もう少ししたら見ることが出来る春らしい光景です🦋



2月の和歌は、春の訪れを感じさせるような御製・御歌でした。

今月の和歌は春らしい明るい御製・御歌が掲げられ、季節の移り変わりを感じさせられました😲