皆さん、こんにちは🌞

大寒を迎えて寒さの厳しい日々が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか?⛄️

今回は、1月19日に行われた歌会始について、ご紹介しようと思います!💁‍♂️


宮中では定期的に歌会が催されており、年頭に行われる歌会を特に「歌会始」と称しているのです👆


当初は歌御会始と称して鎌倉時代頃より行われていたそうです。

明治7年(1874)、これまで皇族や公家に限られていた歌の詠進が、一般にも認められるようになり、広く国民が歌会に参加できるようになりました✨

明治12年(1879)、一般の詠進歌のうち特に優れたものを「選歌」として歌御会始で披講されるようになりました。

そして、大正15年(1926)以降は歌御会始と呼ばれていたのが、歌会始と称されるようになります(この年、大正天皇崩御のため昭和3年から歌会始と呼ばれるようになりました)。


毎年1月の歌会始では、天皇皇后両陛下の御前で、一般から詠進して選に預った歌、選者の歌、召人の歌、皇族殿下のお歌、皇后陛下の御歌と続き、最後に天皇陛下の御製が披講されます。


一連の儀式は、読師(どくじ:司会役)講師(こうじ:全句を節をつけずに読む役)、発声(はっせい:第1句から節をつけて歌う役)、講頌(こうしょう:第2句以下を発声に合わせて歌う役)の諸役によって進行されます!


歌会始の最後では来年のお題が発表されますが、本年のお題はでした🕊



御製

をちこちの旅路に会へる人びとの

笑顔を見れば心和みぬ


天皇陛下が、各地でお会いになった人々の笑顔をご覧になってご自身の御心も和んでいらっしゃる様子を詠んだもの。


御歌

広島をはじめて訪ひて平和への

深き念ひを吾子は綴れり


愛子内親王殿下には、中学校の修学旅行で初めて広島を訪ねられて、その際のお気持ちを卒業文集に綴られたことを感慨深く思われた際のお気持ちを詠んだもの。


皇嗣殿下お歌

早朝の十和田の湖面に映りゐし

色づき初めし樹々の紅葉


皇嗣妃殿下お歌

鹿児島に集ふ選手へ子らの送る

熱きエールに場は和みたり


愛子内親王殿下お歌

幾年の難き時代を乗り越えて

和歌のことばは我に響きぬ


佳子内親王殿下お歌

待ちわびし木々の色づき赤も黄も

小春日和の風にゆらるる


正仁親王妃華子殿下お歌

わが君が退院されて常盤松

明るくなりぬ心も和む


寛仁親王妃信子殿下お歌

病人になりたる我を支へくれし

まなざし優しき人等に和む


彬子女王殿下お歌

道真公遷られたまふ御祭りに

頬にふはりと和風の吹く


憲仁親王妃久子殿下お歌

仁和寺のお堂にひびく声明の

音ふくらみて我をつつみぬ


承子女王殿下お歌

突然に和鳴にぎやか秋空を

烏もどりて夕暮れを知る


以上が、天皇皇后両陛下並びに皇族方がお詠みになられた和歌です👆


(以上は、宮内庁ホームページを参考にしました)


尚、歌会始の最後には、来年(令和7年)の歌会始のお題はと決められました(詠進方法の詳細は、宮内庁ホームページをご覧下さい)。


皇室と国民が触れ合える数少ない機会です。

是非、応募してみてはいかがでしょうか?😌