皆さん、こんばんは🌝
本日は節分です👹
立春である明日以降は、暦の上では春となります🌸
しかし、関東地方でも降雪が予想されるなど寒い日々が続いてはいますが、少しずつですが暖かな陽気を感じられるようになってきましたね☺️
さて、今回は陰陽五行説についてご紹介しようと思います!💁♂️
陰陽五行説とは、古代中国の思想である陰陽説と五行説を組み合わせたものです🇨🇳
陰陽説とは、ありとあらゆる事物を陰と陽に分類する思想です。
明るいと暗い、暑いと寒い、男と女、山と海、夏と冬、黒と白などなど……
そして、万物の変化は陰陽の二気によって起こるとされています。
一方、五行説は森羅万象は木・火・土・金・水の5つの要素から成り立っているとする思想です。
⬆️
このような図を見たことがあるでしょうか??
この五行は互いに様々に関係し合いますが、ここでは簡単に相生(そうしょう/そうせい)と相剋(そうこく)について説明します!😊
相生とは、相手を生かす相性の良い関係のことです。
木生火(もくしょうか)
木は燃えて火を生む
火生土(かしょうど)
物が燃えて灰となり、灰は土に還る
土生金(どしょうきん)
土から鉱物が産出される
金生水(きんしょうすい)
鉱物の表面に凝結によって水が生まれる
水生木(すいしょうもく)
水は木を育てる
一方、相剋とは相手を弱める相性の悪い関係のことです。
木剋土(もっこくど)
木は土を押し退けて育つ
火剋金(かこくきん)
火は金を熔かす
土剋水(どこくすい)
土は水を堰き止める
金剋木(きんこくもく)
金属製の刃物は木を傷つける
水剋火(すいこくか)
水は火を消す
👆これらが、五行の基本的な関係となります!
そして、これらの思想をもとに星を観測し、吉凶を占ったり呪術を行うための思想が陰陽道となっていきます。
以前は陰陽道も大陸から伝来した思想であると思われていましたが、近年の研究により陰陽五行説などの中国の思想、また神道などの日本の思想をも下敷きに平安時代頃までに日本で発生したというのが定説のようです😳
律令制度下では陰陽道は朝廷と密接に結びつき、国家機関として陰陽寮が設置されました。
陰陽寮の主な役目は、天体の観測・暦の作成・時刻の計測・吉凶を占うことでした👆
特に、天体を観測し異常があった場合には密かに天皇陛下に上奏する「天文密奏」は最も重要な役目の一つでした🌌
陰陽寮に所属し、陰陽道に従事していた官人を陰陽師と呼びます👆
現代に例えると、国家公務員の科学者といったところでしょうか??🤔
陰陽師というと、近年のドラマやアニメなどの影響で悪霊や妖怪などと対決する存在と思われがちですね😮💨
ですが、本来は先述の通り天体を観測して暦を作成することが主な役目なのです!!
平安時代中期になると、陰陽道が貴族の日常生活にも影響を与えることになります。
日柄が悪ければ物忌(ものいみ)として屋敷に籠り、外出先の方位が悪ければ前日に別の場所に泊まってから外出先へ向かう方違(かたたがえ)などの風習は、文学作品にも登場します📖
このように貴族の生活に大きな影響を及ぼした陰陽道ですが、陰陽師の中で最も有名な人物は安倍晴明ですよね✨
安倍晴明のお話については、またいつかの機会にしたいと思います😊
さて!!!
冒頭の挨拶にも書いた節分ですが、陰陽道とも深い関わりがあるのです!!🤔
これも、ここでは書ききれないため、次回以降の伏線にしたいと思います🙇