皆さん、こんばんは🎄

今日は一段と寒く、北陸などでは大雪になっている地域もあるようです☃️


クリスマスも近づき、徐々に年の終わりを意識する時期になってきましたが、いかがお過ごしでしょうか??

私が奉仕している神社でも、新年に気持ちよく参拝者をお迎えするべく、職員一同準備を進めている所です🙏


さて、今月も明治神宮の手水舎に掲げられている明治天皇御製・昭憲皇太后御歌をご紹介したいと思います!💁‍♂️


尚、御製(ぎょせい)とは天皇陛下が作られた歌を、御歌(みうた)とは皇后陛下が作られた歌を指します👆



①南手水舎



御製 光陰如矢(明治40年)

年月は射る矢のごとくすぎにけり

わがおもふことはかどらぬまに


皆さんは、今年一年計画していたことや目標は達成することが出来ましたか??

御製の題にある「光陰矢の如し」とはよく言いますが、私的には1年があっという間に過ぎて、年末を迎えるという心算ができておりません😂😂

「おもふことはかどらぬま」に1年が過ぎてしまうということは、天皇陛下も同じようですね。



御歌 歳暮祝(明治41年)

大宮のとばりのちりもうちはらひ

こむ年祝ふ年のくれかな


この季節になると、大掃除に悩まれる方も多いかと思います🧹

私も年末は忙しいですが、清々しく新年を迎えるために、出来る所からコツコツと進めていきたいと思います!💪


②東手水舎



御製 歳暮(明治38年)

人みなのおどろきがほに惜むかな

にはかにくるる年ならなくに


「え、もう年末!?😱」と、私のように焦る方は少なくないはず!😊

でも、「年の暮れは突然やってくるものではないのだよ」と大御心が教えてくださいます。



御歌 歳暮(明治42年)

かひなしとおもひながらもをしむかな

ゆたかにくるる年のをはりを


楽しい出来事の後に、よく「余韻に浸る」という語を使いますよね😌

どうにもならないと思いながらも1年を惜しむ気持ちは、皇太后陛下も同じだったのでしょうか。

1年を振り返り、来年へ生かしていきたいものです!☺️


③西手水舎



御製 埋火(明治32年)

うづみ火に冬をわすれてことのはの

花さくまどのうちぞたのしき


「うづみ火」=「埋火」

灰の中に埋めた炭火のことで、炉や火鉢に炭火をたっぷりと灰で覆い、火種を長持ちさせたり火力を調節したりするそう。👆


冬は暖房や床暖、炬燵などであったまってついついのんびりしてしまいがちになりますが、それは昔も変わらぬようです😌

暖かい部屋で、気心の知れた仲間と語り合う時間はかけがえのないものですよね✨



御歌 寒松(明治36年)

なつかしみきのふか聞きしまつ風の

しらべ寒くもなれる冬かな


最近は冷たい風がよく吹き、冬を実感しますよね❄️

やはり、冷たい風が冬の訪れを感じさせます。

個人的には、「まつ風」という語が何処となく風情に感じられて好きです🤔



明治神宮でも、境内のあちらこちらで年末年始の準備が進められていました!

年末年始は比較的暖かい予報のようですが、寒さ対策などをして風邪など引かぬようお気をつけください!😁