皆さんは、「神様」と聞くとどんな存在をイメージされますか?


人智を超えた存在、何でも出来る、願いを叶えてくれる、自然を操れる、この世界を創造した、などなど……

超自然的な力を持った存在を恐らくイメージすることが多いかと思います😌


ですが!!!

日本の神様たちは、全知全能の存在ではなくとっても人間味のある方々なのです!!😳


今回は、そんな日本の神様について深掘りしていこうと思います!💁‍♂️



日本では、神様のことをよく八百万(やおよろず)の神と表現します。

実際に800万いらっしゃるわけではありませんが、非常に多くの神様がいらっしゃるという意味です👆


古来より山や滝、岩や海などの自然には神が宿ると考え、地震や噴火、疫病などは神の仕業と考え祈りを捧げて来ました🌋⚡️


そんな神様には、上記のように自然に宿る神や『古事記』『日本書紀』などの書物に名が見える神、実在の人物など、八百万の言葉通り実に多くの存在が確認出来ます👀


江戸時代の国学者・本居宣長は、『古事記伝』で神の概念について以下のように記しています。


さて凡て迦微とは古御典(いにしえのみふみ)等に見えたる天地の諸の神たちを始めて、其を祀れる社に座す御霊をも申し、又人はさらにも云ず、鳥獣木草のたぐひ海山など、其餘何にまみれ、尋常(よのつね)ならずすぐれたる徳(こと)のありて可畏(かしこ)き物を迦微(かみ)とは云ふなり


本居宣長が定義した神について、ポイントを整理してみましょう!

①古い書物に見える天地の諸々の神々

②①を祀る神社に鎮まる御霊

③人や鳥獣木草や海山など

④その他何であれ、普通ではない優れたところがあって、恐れ多いもの


どうでしょう??

非常に端的で、日本の神々の特徴の的を得ていますよね🏹


日本列島は周囲を海に囲まれ、また国土の半分以上が森林です。

そして四季が明瞭で自然の恵みが豊かな反面、世界有数の地震大国、火山大国でもあり、自然災害とも隣り合った国ですよね😌

そのために、自然の中に神を見出し、その恵みに感謝して災害を鎮めるべく祈りを捧げて来たのです。


岩戸神楽乃起顕


上の絵は、天岩戸に隠れた天照大御神をお出しする場面を描いた浮世絵です🖼

この神話には、知恵の神様や力持ちの神様、祝詞を読む神様、鏡や玉を作った神様など、多くの神様が登場します!


人それぞれ得意分野があるように、神様にも得意分野があるのかもしれないですね😊


神社にお参りした際には、こうした神様の物語にも目を向けてみると新たな発見に出会えるかもしれません👀

次回の豆知識も、お楽しみに!!😌