SNSを開けば著名人のなりすまし広告、LINEグループへの執拗な勧誘。
今、日本は「投資詐欺」の嵐の中にあります。
被害に遭った人を「可哀想に」と憐れむのは簡単です。
しかし、私はあえて言いたい。投資の世界において、無知は罪であり、
最大の防御は「徹底した疑いと確認」であると。
「自分だけは大丈夫」という根拠のない自信を今すぐ捨て、
以下の6つのチェックポイントで詐欺の被害から身を守りましょう。
1. 「国の認可」という絶対的な壁を確認せよ
投資に関わることで金銭のやり取りや助言を行うには、
金融庁の「投資助言業」の登録が法律で義務付けられています。
これが最も重要です。
「すごい投資家だから」「裏情報があるから」といった言葉は一切関係ありません。
まずは真っ先に相手の**「登録番号」と「法人名」**を問いただしてください。
ここで回答をはぐらかしたり、うやむやにしたり、
別の論点に話を変えるような態度は、その瞬間に「詐欺確定」です。
きちんと法に則っているならすぐに答えられるはずです。
認可のない相手に金を預けるのは、ドブに捨てるのと同じです。
そのためもし仮に相手が登録番号と法人名を名乗った場合、すぐにその登録番号と法人名が金融庁の投資助言業に登録されているかを検索して確認しましょう。
その際同時に登録番号と法人名がきちんと相手の名乗るものと一致しているかも確認しましょう。
2. 視覚と聴覚の「違和感」を無視するな
最近はAI技術を悪用した画像や動画が溢れています。
著名人の写真や動画を使っていても、
テロップの内容、口調、音声に不自然な点はありませんか?
AIが合成した音声は、独特の抑揚や漢字の読み方など違和感があります。
憧れの著名人が喋っているように見えても、
その「言葉」が本人らしいものか、冷静に判断する知性を持ってください。
著名人の写真や動画でもそこにAIを合成した音声や話の内容であればかならず違和感があるはずです。
3. 「常識外れの利益率」は100%嘘である
年利150%、元本保証……。こんな数字が並んだ時点で、完全OUTです。
投資の世界において、リスクなしに高配当が得られることはあり得ません。
常識外れの数字に心が動くのは、自分の中に「欲」という隙があるからです。
その隙が詐欺師に付け入る隙を与えていることを自覚すべきです。
4. 唐突な「投資話」と「甘い誘惑」の裏側
SNSやDMで仲良くなり、恋愛感情を抱かせてから投資に誘う。
これも使い古された手口ですが、未だに被害が絶えません。
どんなに親密になろうとも、相手が用意した投資サイトへの登録や、
アプリのダウンロード、投資コミュニティへの勧誘があった時点で、
その関係は「偽物」です。
投資サイト上で利益が上がっているように見えても騙されてはいけません。
相手が用意したサイトの画面はいくらでも改ざんや相手の都合の良いようにデータや数字を偽装することが可能です。
恋愛感情に目を曇らされ、自分の資産を差し出す愚は避けるべきです。
5. 詐欺だと気づいた時、あなたがすべき「反撃」
もし、やり取りの中で「これは詐欺だ」と確信したら、
すぐにブロックして逃げるのも一つの手です。
しかし、私は**「戦術的な保留」**を提案します。
-
会話を切り上げる際は「検討する」フリをする: 相手が逃げる準備(アカウント削除など)をさせないために、再度話を続ける意思があるように見せて一旦保留にします。
-
すぐに警察へ相談し、証拠を渡す: 相手の使っている電話番号、口座、やり取りのログを揃え、警察の捜査に協力してください。
騙されないよう防衛するのも大事です。
ですがそれだけではなく、悪を駆逐するために反撃をする。
これからはただ被害を防ぎ守るだけではなく、こちらからも反撃する攻めの方法も模索していくべきではないでしょうか。
結論:自分の身は、自分で守り抜く
投資は自己責任。
その言葉は、損失を出した時だけでなく、詐欺に遭った際にも冷酷に突きつけられます。 「知らなかった」では済まされないのが現実社会です。
正しい知識を持ち、違和感を逃さず、徹底的に確認する。
このプロセスを怠る者に、投資をする資格はありません。