先日、あるお家にお庭の剪定のお見積りをさせていただく上で
お伺いさせていただきました。
ご主人にお話をお聞きしますと、昨年まで毎年剪定してもらっていた植木屋さんに、
「今年は病気で行けません。」と言われたとのことです。
その植木屋さんには3年ぐらい来てもらっていましたが、その前に来ていただいていた植木屋さんの紹介とのことです。
私はその時、庭の植木を見て、最近植木が必要以上に大きくなっていませんかと
尋ねますと、「そういえば・・・・・。」とのことでした。
それは、その植木屋さんは、病気ではなく手に負えなくなったのですよと
お答えしました。
それはどのようなことかと申しますと、最初に来ていた植木屋さんには技術があり、
表面を刈り込むだけでなく枝の中も剪定し、大きくならないよう、また枝の風通しが良いように考えられていたわけです。
ところが、その植木屋さんは、私が見る限り表面だけを剪定する技術でしかありません。
人によっては、手間がかかるからそのようにされるという人がいますが、
それはとんでもないことで、そのような剪定をして3年も経ちますと、
樹木が大きくなりいろいろなことが発生し、必要以上に手間がかかりだすのです。
そのように私はよく言うのですが、剪定の技術は下から植木を見あげると
その技術がよくわかります。
きちっとしている植木屋は、毎年枝を中から切り戻したり、透かしたりして
表面を仕上げるのです。
私が言いたいのは、植木を剪定するということは、
単なる葉刈りとは違うということです。
ですから、最近たまにフランチャイズみたいな方法で、植木の剪定をされているところがありますが、毎年剪定する人が変わる、または、それを指示できる人がいないのでは、
植木は年々、手間がかかるようになり、剪定が雑になっていくのです。
このようなことは、これから先の造園という職能が問われる問題なのです。



