ビール会社出身の酒類販売業免許専門行政書士、
石井慎太郎です。
ブログにお越しいただきありがとうございます。
世間もそろそろお盆休みモードが近づいてきましたね。
通勤電車でも帰省や旅行に向かう親子をよく見かけます。
独立してからは夏休みという感覚は
なくなりつつありますが、
世の中の夏らしい光景をみると8月を実感します(^^)
さて、この時期は先月7月の税務署内の異動で
他部門から着任してきた酒類指導官の方とも
やり取りを重ねて、個々の個性や特徴もわかってきます。
しかし、仕事柄、酒類指導官に相談や交渉をしていると
本来はOKなことにNGという方がたま~にいます。
そういう酒類指導官の方はさりげなく確認すると
着任間もない方であることが大半です。
手元で国税庁発行の手引書を見ながら話をしたり、
回答する方もこの傾向が強いです。
中には頑なに「それはできません」の一点張りの方も
いらっしゃいます。
その場合私は酒類指導官のプライドを傷つけないように(笑)
「すみませんが上司の方や他の指導官の方に
ご確認いただけませんか?」
とやんわりと言うこともあります。
すると、
「確認したらOKでした…すいません」
ということもあります。
もちろん酒類指導官も人間なので
全てに精通しているとは限りません。
でもちょっとした解釈の違いや
思い込みで本来OKなことやOKの可能性があることを
NGと回答されると困ってしまいますね。
では、もし一般市民の方が酒販免許を取りたくて
税務署に相談にいって酒類指導官から
「あなたは酒販免許をとれませんよ」
と言われたらどうでしょうか?
「そっか、自分は取れないのか…」
と思うのが普通ではないでしょうか。
だって税務署の人がそう言うのですから。
ただ、税務署に相談にいって一度断られたとしても
場合によっては免許が取得できる可能性や方法が
残されていることもあります。
(本当にケースバイケースですが)
私にいただくお問い合わせやご相談でも
税務署に一度お断りされた方もいらっしゃいます。
最終的には税務署長の決済ですが、
なんとかして酒販免許を取得したい場合、
一度断られても本当にNGなのか、
どうしたら取得できる可能性があるのかを
第三者の専門家にセカンドオピニオンとして
お問い合わせしてみるのもありだと思います。